★(一ツ星)

「夏はジュレ料理で爽やかに!」by id:ekimusi


ジュレはフランス語でゼリーのこと。甘いデザートのジュレもありますが、
今回のジュレはスープやコラーゲンをゼラチンや寒天などでゲル状にゆる〜く固めた「出汁ジュレ」です。


ジュレを使った料理は、食感も見た目も、とても涼やかです。


湯むきして冷やしたトマトに、大葉を散らしてジュレをかけたり、豆腐にも具沢山のジュレをかけるとたちまち豪華な一品に変身します。


私が友達に教えてもらって気に入ったのが、夏野菜のジュレサラダです。


「夏野菜のジュレサラダ」


<材料>
・トマト 1個(プチトマトなら5〜6個)
・キュウリ1本
・オクラ1パック
・大葉3〜5枚
・長ネギ少々
胡麻 適宜
・出汁ジュレ
 出汁2カップ(出汁はお好みで・・・私はカツオ出汁を使いました)
 みりん大さじ2
 醤油大さじ2
 胡麻 適宜
 粉ゼラチン(分封1袋分)大さじ1の水でふやかしておきます


【作り方】


1、出汁ジュレを作ります。
鍋にダシの1カップとみりん、醤油を入れて一煮立ちさせ、みりんのアルコール分を飛ばしたらボウルに移します。
残り出汁1カップも先ほど空いた鍋に入れ胡麻を入れて温め、沸騰しかけたら火を止めてゼラチンを入れて溶かします。
(沸騰させてしまうとゼラチンが固まらないので注意!)
ボウルにゼラチンを入れた出汁を合わせて、粗熱が取れたら冷蔵庫で1〜2時間ほど冷やし固めます。


2、野菜の準備
鍋に熱湯を沸かし、オクラとトマトを入れます。
オクラは2分ほど、トマトは皮がはじけたら冷水にとり、
トマトは湯むきしてカットし、(プチトマトならカットせずそのまま)
オクラは、キュウリと一緒に小口切りにして、それぞれ一旦冷蔵庫で冷やしておきます。
大葉は洗って千切りに、長ネギは白髪ネギにしておきます。


3、盛りつけ
出汁ジュレ胡麻が底に沈んでしまっているのでよく混ぜます。
夏野菜を器に盛りつけ、食べる直前によく混ぜたジュレをかけてできあがり!


このところ暑い日が続いているので、先日、この夏野菜サラダをを出してみたところ、これは素麺に乗せたら美味そうだな〜と、夫からリクエストがありました。


そこで今日早速作ってみたのが素麺に冷たい夏野菜と合わせたジュレをかけた「ジュレ素麺」


一口食べると口の中でジュレがスーッと溶けて、後から出汁の香りが広がるんです♪
夏のおもてなし料理の締めにも、このジュレ素麺はいいかもしれません。


ゼラチンを使ったジュレは、暑い日は室温ですぐに溶けてしまいますから、食べる直前に添えると美味しくいただけます。
溶けるのが心配な方は寒天で作るのをお勧めします。


小皿に盛った鯵やカツオの叩きに、出汁ジュレをかけて浅葱を散らせば、見た目にもとても涼やかです。


ジュレの出汁は、カツオ出汁にすれば和食によく合いますし、コンソメやブイヨンを使えば洋風になります。


野菜やエビを閉じ込めてカクテルのようにして食べてもいいですし、料理のトッピングや、食材に絡めてツルリンプルルンとした食感を楽しんだり、また、お鍋の汁をジュレにした「ジュレ鍋」で夏に冷えひえのお鍋を楽しむという手も!
ジュレ鍋の最後に少し残ったジュレは溶かしてスープにしたりと、変化を楽しむのもいいですね。


今年の夏は、出汁ジュレ料理を作って眺めて、そして食べて涼しくなりませんか?(*^-^*)


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ミシュランコメント

透明感が目にも涼しく、ひんやり食感が新鮮な「ジュレ料理」の数々にを贈呈! 実際にご家族で楽しまれている光景とともに、その美味しさがしっかりと伝わってきました。「ジュレサラダ」も、創作「ジュレ素麺」も今すぐ食べたい!と食をそそられますし、和の料理でも冷たいソースをジュレ仕立てにしてごちそう感アップをはじめとする応用発想も、ナルホドと膝を打ちました! ジュレって、こんなにも多彩な料理に展開できるのですね〜。そして何より、冷たくてプルンとした美味しさが夏にぴったり。私もさっそく、「野菜とエビのジュレカクテル」を作ってみたいと思います♪