「省電力暮らしの夏支度」by id:momokuri3


今のところ、今年の夏は去年ほどの猛暑にはならないとの予測ですが、今年は節電の夏になりそうですから、特別な健康上の問題がないわが家としては、暑さを楽しむ夏を基本コンセプトに、電気が必要な方に電気を譲っていくライフスタイルを選択しようと話し合っています。


もちろんまずは昔ながらの日本の知恵を生かして夏を楽しむ工夫です。緑のカーテンや、葦簀やスダレはもちろん、打ち水も積極的に。水道も電力で動いていますから、打ち水用の天水桶も用意しました。


室内は、極力簡素な「わび」に転換です。必要以外の物を置かず、思い切って収納。GWの数日が大掃除のような騒ぎになりまたが、物置も片付いて、いい連休になりました。本当の整理上手は“捨て上手”なのかもしれませんが、今はエネルギー全体の消費を抑えるべき時ですから、捨てて整理はもう少し後。今は収納に工夫を凝らして捨てずに整理する暮らし方が大切です。捨てたらその処理にエネルギーを消費しますからね。とにかく、ごちゃごちゃした物をスッキリ片付けたら、とても涼しげな部屋、そしてイエになりました。


次は風通しの工夫です。ドアにストッパーを取り付けて、基本的に夏は解放で過ごすことにしました。わが家の場合、おそらくこれでエアコン無しの暮らしが可能です。なぜって、父と私は平日の昼間は仕事で不在。母は在宅ですが、家事の手間を極力省エネ(別名・手抜きw)にしていいことにすれば、専業主婦も、無理に家に籠もる必要が無くなります。


私「お母さんも今年の夏は、学生だったころみたいに自由な夏を過ごせばいいよ。仲のいい友達とお茶や食事を楽しんだり、図書館で読書に耽ったり。」
父「夕食は簡単なさっぱりした物でいいぞ。掃除も洗濯も休日の涼しい時間帯に我々も手伝うし。」
母「やったぁ。カルチャースクールとかスポーツクラブに入ってもいい?」
私「あ、いいねぇ、そういうの。」
父「…できれば公民館と体育館で開催しているやつでご満足いただけると…。」
私「あはははは。」


これで、基本的に夜だけ涼しく過ごせればいい暮らし方が出来そうです。小さな子供がいない。ペットもいない。そんなイエなら、この夏は専業主婦をイエに縛り付けない暮らし方が、省電力につながると思います。休日は、たとえばスーパー銭湯でゆっくりくつろぐとか、映画や演劇、クラシックのコンサートなど、疲れない楽しみをプログラムして、やっぱり昼間は外で過ごしましょう。ちょっと部屋の夏支度から話がそれましたが、とにかくこんな感じの夏の過ごし方を前提とすれば、これでわが家の暑さ対策はほぼ完璧です。


そして、今年はさらにグレードアップした「毎晩キャンドルナイト」の準備も整えました。といっても、今年の灯火は地震の危険も考え、ローソクではなく、太陽電池で充電した乾電池型蓄電池(エネループ)で灯すLEDランタンです。非常時にも活躍してくれるように、電池も充電器も数を増強。LEDランタンも複数作りました。食事の時間帯はもちろんですが、寝る前の晩酌の時間などもこれで過ごすと、とても寝付きが良くなることを発見しました。暗さが神経の高ぶりを静めてくれるんですね。


だいぶ「お部屋の夏じたく」から話がそれた感じですが、こんなふうにライフスタイルそのものから大胆に変えていくことで、かなりの省電力が図れるのではないかと思います。こうして節電できるイエが節電して、電気を必要とするイエにお譲りしていく。特に子供がいたり、ペットがいたり、お体の都合がある方などには心おきなく電気を使っていただく。そういう譲り合いの夏にして行けたらいいと思います。夏までにさらに部屋のしつらいも涼しげな物にして、暑さと風情と自由(母だけ?w)を楽む夏にしていこうと計画しています。


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