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「工作で一年を楽しもう」by id:Oregano
そんなに大がかりではない、ちょっとした工作。家族で手作りが楽しめて、季節感もたっぷり。そんな欲張った計画を考えてみました。
まず1月は作り初めということで、暮らしに密着した道具、木の食器など作ってみたいですね。以前私はオリーブウッドを素材にバターナイフを作ってみたことがありますが、こうした簡単な形の物なら、ノコギリで大まかな形を作った後は、木工ヤスリと紙ヤスリだけで仕上げることができます。仕上げも食用植物油によるオイル含浸とすると、市販品よりずっと安心な物が作れます。
http://q.hatena.ne.jp/1277268697/266595/#i266595
スプーンなども手軽に作れる食器の一つですね。木のスプーンは、お粥などを食べる時に、アッチッチ、とならなくていいですよ。こんな本も出ています。
木でつくる小さな食器―バターナイフ、スプーン、れんげにパン皿……はじめてでもやさしく作れる14レッスン
- 作者: 渡邊浩幸
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2009/10/07
- メディア: 大型本
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2月は「立春の卵」(立春の日だけは鶏卵を転がさずに立たせることができる)という逸話にちなんで、翌3月の桃の節句に備えた、卵のお雛様作りなんてどうでしょう。卵の殻に千代紙などで作った着物を着せて、ハンプティ・ダンプティみたいなお雛様にするんです。金の屏風やぼんぼりも作って飾りましょう。
3月にも「春分の卵」という同様の話がありますし、イースターの卵にもちなんで、卵関連第二弾。といっても、この季節にぜひ作ってみたいと思っているのは、鳥の巣のレプリカなんです。「鳥の巣」で画像検索するとたくさん写真が出てきますから、それを参考に、藁や枯れ枝で巣の模型を作り、その中に小鳥の卵を模した物を入れて置物にするんです。繁殖期を迎える小鳥たちへのエールと、自然を守る誓いも込めて作ります。
4月は昭和の日にちなんで、何か昭和的な物を作りたいですね。そうだ!メンコを作りましょうか。これなら作った後、みんなで遊べます。メンコその物は厚紙があれば簡単に作れますが、大切なのは表面の図柄ですね。これは手書きでは再現が難しいですから、ネットで得られる実物の写真を印刷して、それを貼ることにしましょう。家庭の中だけで遊ぶなら、こういう私的複製は著作権法には触れません。印刷に使用する紙は、時代背景を考慮して、中質紙以下の物を使いましょう。
5月は、GWでちょっと大物に挑戦できますから、夏の夕涼みに使える竹のベンチ(縁台)を作ってみましょうか。ちょっと検索していたら、こんなページを見つけました。このくらい見栄えがいい物なら、室内でも使えますね。こんな工作はGWのお楽しみに最高です!!
http://www.banchika.com/take/take1.html
6月はこんなかわいい傘のモビール。作り方は簡単ですから、子供と一緒に作れますね。てるてるぼうずと一緒に飾ってもかわいいと思いますし、降っても晴れてもニッコリできるインテリアになりそうですね。
http://www.quon.asia/sns/?m=sns&a=page_c_topic_detail&target_c_commu_topic_id=977
7月は、七夕にちなんで、星座早見番を作ってみたいですね。これを作るには、星座を描いた星図盤のほかに、それぞれの地域の緯度・経度に合わせた地平盤が必要ですが、それはこのサイトでpdfファイルとして入手できます。
http://www.kanmas.net/modules/seiza/hayami.php
さらに、空き缶に貼り付けるだけで作れる「星座早見“缶”」の用紙も用意されています。これでみんなで、星はかせ!!
8月は、ぜひ海に繰り出してシーグラスを拾い集めて、それで工作してみたいですね。「シーグラス 工作」などで検索すれば、たくさんの実例が見つかります。基本的な工作の要領としては、シーグラスを直接接着剤で貼り付けていく方法と、ステンドグラス工作のように周囲を銅テープで巻きハンダを盛ってつないでいく方法とがあるようです。銅テープと銀ハンダを組み合わせれば、ペンダントヘッドなども作れそうです。
9月は動物愛護週間がありますから、「貝殻を使って作る、野良猫を助けようキャンペーン用携帯ストラップ」を作りましょう。二枚貝の貝殻で猫の顔を作り、「貝猫」→「飼い猫」とかけて、野良猫を飼い猫にしていくことを呼びかけるキャンペーングッズ作りです。猫好きの人はもちろん、猫嫌いの人も生命尊重と地域環境の見地から、「全ての猫に飼い主を」をみんなの願いにしていきたいですね。
http://q.hatena.ne.jp/1217999417/179361/#i179361
10月はハロウィングッズを作りましょう。簡単に作れる物としては、たとえばハロウィン用キャンディポット。適当な広口の空き瓶(ジャム瓶など)の内側に沿わせて、黄色や橙色の紙に黒でジャックランタンの目口を描いた紙を挿し入れ、園芸用の着色アルミ線などで取っ手をつけてできあがり。ビンの口からはみ出るくらいにたっぷりとキャンディを詰めておくとかわいいです。これで「Trick or Treat」と言われても安心ですね(笑)。女の子がいるイエでは、魔女っ子用のホウキや変身バトンなども作ってあげるといいかもしれません。
11月は、イエ新嘗祭用に、ぜひ八足(神式の行事でお供え物を乗せる台)のミニチュアを作ってみたいですね。どんなものかは「八足」で画像検索してみれば、すぐに「あ〜あれか」とおわかりいただけると思います。小さな八足を作って、そこに小皿で自宅で採れた穀物などを飾って、収穫感謝のイエ・イベントができたら楽しそうです。
12月は、クリスマス用のオーナメントや、お正月用のお飾り作り。
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20101101#c1288631711
こちらのid:maruitiさんのコメントの「年末に飾ってあっても違和感のない和風ツリーやリースもでてくるのかも?」「どんぐりのリース、いいですね。ベースをシンプルに作っておけばそのまま新年まで使えそうです( ̄▽ ̄)♪」との言葉を読んで、これだ!と思いました。考えてみるとリースとお正月飾りは、とてもよく似ています。もしかしてヒイラギをウラジロなどに付け替えるだけでいけちゃう?!海外ではクリスマスと新年が一体の行事になっているところも少なくありませんから、こういう使い方もいいですよね。何より作られたモノが喜んでくれそうです。
こんな感じで1年を工作ざんまいで過ごすサプリカレンダーで、来年をたっぷり楽しんでみたいと思います。