「サイコロをつくる」by id:offkey


子どもの頃ですが、父と一緒にサイコロづくりをしたことがあります。
サイコロ、型紙から起こすとなると子どもにとっては意外と難しいです。
まず、厚紙に型紙を書くのですが展開図がすでにわかりません。とにかく自分の考えたとおりに描いてみろというので正方形を6個T字型に並べたのはいいのですが、線がまっすぐに引けません。
これに悩んでいると、父親は三角定規を持ってきて、直角になるように2つを組み合わせ、これでしるしをつけて線を引くといいと教えてくれました。それでも子どもの手ではなかなかうまく引けないものです。
ちなみに父は三角定規なしでも普通の定規で器用に平行線を引いていたのを思い出します。
ゆがむと立方体がうまくできないので、この展開図にはかなり苦労しました。


展開図ができたらサイコロの目を書き入れます。対立する面を足すと7になるということは知っていたので展開図とにらめっこしながら、対立する面を探して書き入れていきます。このときサイコロの目はどんな風に描かれていたかうろ覚えだったので本物をもってきて確認。丸はこれもまた父のもっていたテンプレートで描いた覚えがあります。


最後に切り取って組み立て。
糊しろは適当に切っても大丈夫ですが、表の縁として出る部分はまっすぐに切らないとかっこ悪くなってしまいます。
これも私はあまり器用でないのでかなり神経を使いました。
定規とカッターを使ってまっすぐに切るということは知っていても手がうまく動かなくて。こういうことをしていきながら手先を器用につかうことを覚えていったな、と当時を懐かしく思い出します。
そういえば折り目は定規を当てて真っ直ぐ折れるように工夫したような覚えがあります。
サイコロづくりで展開図に少し興味を持ったので、当時はいろんな箱を開いてみたり、開けない缶などはどんな風になってるんだろうって考えたりして楽しかったです。


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