環境省主唱「自然に親しむ運動」を知って、利用して、楽しもう!」by id:Oregano


あまり知られていない月間行事かもしれませんが、毎年7月21日から8月20日は、環境省が主唱する「自然に親しむ運動」期間なんです。この期間には、国と都道府県、市町村等が協力して、全国で自然に親しむための色々な行事が実施されます。

その内容はとても多彩。
たとえば巣箱作りなどの自然に親しめる工作教室。
昆虫や野鳥など様々な生き物の観察会。
森の中でネイチャーゲームを楽しみながら全身で自然を感じられるイベント。
野外を探検しながら化石を探すイベント。
星空・星座観察会。
夜の生き物たちの姿を観察するナイトウォッチング、などなど。
開催場所も、豊かな自然の森から都会のど真ん中の公園まで様々です。
どの行事も、各分野の専門家がガイドやインストラクターに付いてくれるので、ただ楽しむだけに終わらないところがミソ。家族で参加すれば、自然に対する共通の理解を持つことが出来ますね。そういう価値観の共有が、家族の絆を深めると思うんです。


行事によっては事前に参加申し込みが必要なもの、参加費がかかるもの、大人しか参加できないものなどもありますが、お近くで開催される行事を探して、ぜひ参加してみてください。今年はもう実施期間中なので募集が締め切られている行事も多いですが、まだまだこれから参加可能なイベントも残っています。
詳しい行事内容は、環境省「自然大好きクラブ〈NATS〉」自然体験イベントのページをご覧ください。
http://www.env.go.jp/nature/nats/event/index.html


さらに今年の「自然に親しむ運動」に合わせて、国立公園のビジターセンターなど全国84個所に記念スタンプが設置され、それを押して集めて回る「全国自然いきものめぐりスタンプラリー」が始まりました。2013年3月31日まで行われますので、まだまだゆっくり時間がありますが、スタンプ3個以上でCOP10生物多様性条約第10回締約国会議)記念シールなどがもらえますので、こちらも夏休みの行動計画の中に組み入れてみると楽しいと思います。スタンプ3個なら、たとえば関東の場合、秩父多摩甲斐国立公園上信越高原国立公園なら、同一国立公園内のビジターセンターだけで集まります。
詳しくは、環境省「平成22年度「自然に親しむ運動」について」をご覧ください。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12715


今年は国際生物多様性年であり、そして生物多様性条約第10回締約国会議が日本で開かれる特別な年です。ぜひこの夏のファミリーイベントを通じて、家族の皆さんで生物多様性の大切さを考え合ってみてください。それが子供たちの未来を守っていくことにもつながります。


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