「春分・春彼岸に」「春の草花を楽しむ」「新年度に向けて」

#051テーマ
春分・春彼岸に」「春の草花を楽しむ」「新年度に向けて


“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”フレーズ
春分から七十二候へ、春の〈季節のお初〉を楽しむ」by ハザマ


“メッセージ”
つい先日の“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”#051「暦のことば」テーマで、id:sumikeさんに「桃始笑(ももはじめてさく)」という季節の言葉を教えて頂きました。
http://q.hatena.ne.jp/1268196623/256324/#i256324


このメッセージで、一年の二十四節気をさらに細かく分けて季節を表した、古代中国で考案されたという「七十二侯」をはじめて知って、こんなに楽しい季節の言葉があったのかと感動しました。そして、二十四節気の「春分」は七十二侯では何にあたるのかなと調べてみると…。


春分」の時期が3月21日〜4月4日とされたなかで、
・初侯/3月21日〜25日「雀始巣(すずめはじめてすくう)」
・次候/3月26日〜30日「桜始開(さくらはじめてひらく)」
・末候/3月31日〜4月4日「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」
となっていました。


春分の季節の風物詩は、雀と桜と雷でした!
春分」だけですと、「太陽が春分点に達して昼夜の時間が等分になる日。以降は昼が長くなる」という大きな気候をあらわしますが、七十二侯をひもとけば、たちまち身近な動植物や空模様が動くさまがあらわれるのですね。5日ごとにこんな美しい自然の言葉が見られるなんて、これは私の今年の通年サプリである毎月の手書き暦にも書き入れなくては!


ほかにも見ていると、次の「清明」では「玄鳥至(つばめきたる)」「鴻雁北(こうがんかえる)」「虹始見(にじはじめてあらわる)」、「立夏」では「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」「蚯蚓出(みみずいずる)」「竹笋生(たけのこしょうず)」…。ツバメ、雁、虹、カエル、ミミズ、タケノコ、とまるで暦が絵本になったかのような賑やかさではありませんか。


一つひとつ見ていくと、七十二侯には「はじめて」という言葉や意味が多く、食べ物の初物をいただくように「季節の自然のお初」を楽しめる暦になっているんですね。春分の3つもそう。雀の巣、桜の花、雷の音という今年のお初をまず楽しんでみたい。この季節、桜は毎年のことですが、雀の巣と雷の音を心に浮かべるのははじめてのこと。何だか心トキメいてきました!


(参考サイト)
中国まるごと百科事典/七十二候:小寒から大暑

室礼 和のこよみ七十二候/七十二候表〈春〉


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※今回の「いわし」ご投稿は3月23日(火)正午で終了とさせて頂きます。
※今回のピックアップ賞は3月24日(水)に「イエはてな」にて発表いたします。
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