「桃の節句に」「余寒の健康対策」「早春の味覚」

#050テーマ
桃の節句」「余寒の健康対策」「早春の味覚


“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”フレーズ
「今年は山独活を贅沢にいただく!」by ハザマ


“メッセージ”
先日、TVのニュースで独活(うど)の栽培と収穫の様子が紹介されていました。独活ってどうしてあんなに白いのかと思っていたら、洞穴のような場所で栽培されているものなんですね。一方、天然の「山独活」は、陽を浴びて鮮やかに野趣あふれる緑色。マーケットに豊富に出回るものではありませんが、今年はなんとか春の香り豊かな山独活をいただきたい!と、暦の本で美味しいいただき方を調べて、心づもりは万端です。


懐石名人として知られた辻嘉一氏は、「焚火に突込んで外皮が黒くなるほど焼き熱いうちに皮をむいて、辛口味噌かキャビアでもつけていただく旨さにまさるものはありません……」と書き残しています。天然ものの美味をそのままにいただく醍醐味、読むだけで贅沢な気分になりますよね。まずはこれ。焚火というわけにはいきませんが、グリルで焼独活にして賞玩いたしましょうw


独活は、ウコギ科多年草で、何と高麗人参とは親戚なんですって! ですから当然薬効があり、古くから「風邪除けには独活を食べるに限る」と伝えられてきたそう。滋養豊富で熱を冷ます効果もあり、痛風や神経痛の痛みをとる民間療法食でもあるんですね。新鮮なものは生でも美味しい独活ですが、やはりアツアツの焼きたてをいただけば、旨いことはもちろん、春先の健康のもとにもなるごちそう。お酒の好きな方にもたまりませんね♪


また今回、辻嘉一氏が『味覚三昧』『五味六味』『包丁余話』『旬を盛る 夏』『懐石料理 風炉篇』『辻留ご馳走ばなし』『料理心得帳』をはじめ、実に多くの著書を残していらっしゃることも知り、これはきっと読んで滋味、習って美味に違いないと発見。たくさん文庫本にもなっているので、さっそく探して季節の台所の手習い書にしようと思います!


(参考資料)『暮らしの歳時記』(講談社


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