「葉っぱアルバム」by id:momokuri3


写真だけでなく、切手アルバムとか、切符アルバムとか、様々なコレクションをまとめた物がアルバムと呼ばれると思いますが、最近私がやりだしたのは「葉っぱアルバム」です。きっかけは単なる興味本位でしたが、
http://q.hatena.ne.jp/1210308555/162010/#i162010
こちらのいわしで葉っぱコレクションにちょっと触れたところ、

日本の植物学の父と呼ばれる牧野富太郎先生は日本中を歩き回って、やはり目にした植物は全て標本にしていったそうです。野菜も全て標本にしたそうですよ。キャベツの押し葉、ぜひやってください(笑)。
(by id:YuzuPONさん)

とレスをいただいたことが、本格的に葉っぱアルバムを作り始めるスタートになりました。
・参考
公開講演会 牧野標本館タイプ標本データベース
http://protist.i.hosei.ac.jp/gbif/20021014/abstracts/Kihara/inde...


もっとも私は牧野先生のような植物学のための標本としてではなく、もっぱら散歩や旅行、出張などの記念として、その地で出会った植物から1枚ずつ葉だけをもらって押し葉にしているだけですが、去年は本格的に植物を見て歩く旅行をしたこともあって、もう整理しきれないくらい貯まってしまいました。


押し葉に記載するデータは、採取した場所、日付、植物名がわかる場合はその植物名のたった3項目ですが、アルバムに整理していくと、写真を整理する以上に、その時のことが鮮やかに蘇ってきます。


アルバムへの貼付方法ですが、wikipedia

標本が完全に乾燥すれば、それを台紙に貼り、台紙にラベルを貼る。植物を張り付けるには、白紙にアラビアゴムを塗ったものを細く切ってテープ状にして使うのが伝統的な方法である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%BC%E3%81%97%E8%91%89%E6%A8%9...


とあったので、そのようにしています。表面保護がありませんから粗雑に扱うとせっかくの押し葉が壊れてしまいそうで気を使いますが、この方法が最もナチュラルな状態で保存出来る方法だと思っています。また、コストが安くて済むのもありがたいところです。


しかし悩みは、台紙にしっかりした物を使うと、ものすごくかさばることです。一回旅行をすればアルバム数冊になってしまうことも稀ではないので、今はどこででも見られる植物は写真で記録するにとどめて、特にその地を代表するような植物とか、まだ採集したことのない植物に限るようにしていますが、それでも分厚い台紙のアルバムはかさばります。何かいい台紙はないかと、今考えているところです(前のいわしでは場所を取らないコレクションと書いていたはずなのですがw)。


と、集め始めるとこんな苦労もありますが、旅の記念に一枚だけ、といった集め方ならどなたでもできると思いますので、自然を愛する心を育てるためにも、ぜひこの葉っぱアルバムをお勧めしてみたいと思います。採取してはいけない場所、採取してはいけないかしないことが望ましい稀少な種類などがあることをよく知った上で、自然を尊ぶ心でやってみてください。きっと思い出に残るアルバムが作れます。


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