「本当の愛をバレンタインに込めて」by id:CandyPot


このツリーで、バレンタインデーの本当の由来を教えてもらいました。
http://q.hatena.ne.jp/1170824685/71346/#i71346
そして翌年の“リブ・ラブ・サプリ”のテーマ「バレンタインデーに」でも、さらに話題が深まっていきました。
http://q.hatena.ne.jp/1202879009/143517/#i143517

去年のいわしで、バレンタインデーとは、
戦争のために兵士たちの結婚を許さなかった皇帝に逆らって、
ひそかに結婚式を行っていた司教を偲ぶ日だと教えてもらいました。
殺人兵器となるために人間らしさを奪われた兵士たちに愛を取り戻し、
それを理由に処刑されてしまったバレンタイン司教を記念する日がバレンタインデーなのです。


このことを知ってから、私は義理チョコを廃止しました。いえ、いっぱい配るんですよ。そりゃもう山のように。でも、義理じゃないんです。全て本気。全てのチョコに本当の愛を願う気持ちを込めてお渡しすることにしたんです。
ここでいう愛とは、人類愛のこと。私ごときが人類愛なんて言ったらおこがましいですが、でもバレンタインデーは、戦争に抗して恋する若者たちのために命をかけた聖者の遺志を継ぐ日。だからこの日くらい、堂々と平和への祈りを込めて贈ります、って言ってしまってもやりすぎじゃないですよね。
まずチョコは全て、フェアトレードの製品から選ぶことにしました。男性の皆さんへも、仲良しの女の子に贈る友チョコも、全部フェアトレード。いちお、本命チョコは手作りですが、それも材料はフェアトレードです。
なぜチョコレートの貿易にフェアトレードが必要なのかは、このページあたりを見てください。
http://mscience.jp/cocoa.htm
愛を伝えるチョコレートに、一滴でも人々の苦しみの涙が入っててはいけませんよね。たしかに世界の奴隷労働・児童労働の実態は、少しずつ改善されてきているとは思います。でもまだちょっと気を抜けば、改善されてきた地域だって、すぐに元に戻ってしまうでしょう。本当のフェアトレードの出番はこれからです。世界のカカオ農園から奴隷労働や児童労働が完全にゼロになって、全ての人たちに自立可能な生活が保証される世界がやってくるまで、バレンタインデーのチョコはフェアトレード製品と決めました。
そしてリボンは白。平和を願う祈りの象徴とされているリボンの色です。
http://q.hatena.ne.jp/1163570866/55853/#i55853
今年は添えるカードに
「平和の願いをこめてこのチョコを贈ります。
ここ見てね http:……(私のブログのURL)」
と書き添えておきたいとも思っています。もちろん2月14日のブログは、本当のバレンタインデーの由来のお話と、フェアトレードのお話と、白いリボンの意味のお話の特集です。
皆さんもぜひ、恋愛に関しては義理でも、人類愛に関しては本気のチョコにしましょうよ。年に一度、女の子に勇気をくれる日。年に一度、女の子が本当の気持ちを伝えられる日。それがバレンタインデー。この日なら戦争のない世界を作りたいっていう気持ちだって、強く、強く表せます。


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