「男もすなるバレンタイン」by id:Fuel


恥ずかしながら、彼女と付き合い始めたきっかけはバレンタインでした。突然渡された一つ包み。その中に込められた思いが、私の毎日をどれほど大きく変えてくれたでしょう。私たちにとってのバレンタインは、そんな二人にとっての大切な記念日の一つでもあるのです。
そこで今年のバレンタインは、二人で祝うことにしました。今年はラッキーなことに14日が日曜日ですから、そのためにたっぷり時間が使えます。
二人だけのパーティー会場は私のイエ。私はまだ両親と同居ですが、父母に泊まりがけでバレンタインのデートを楽しんでもらおうと、早々に旅行の段取りを整えていたのが幸いしました。おかげで14日に両親は不在。わが家は二人だけのイエ・レストランに早変わりです。
料理の仕込みは前日からわが家のキッチンで。バレンタインにちなむお菓子などを色々考えてくれている様子です。私は飲み物の係。とりあえず現時点で考えられる最高の紅茶の茶葉を数種類仕入れてきました。現在淹れ方を研究中。当日までには最高のお茶が淹れられるようになっておきます。
ティーコゼーとポットの下に敷くマットも作りましたよ。ええ、作りましたとも。何ごとも手作りにこだわる自作派の私としては、相手が布だって恐れません。二人の記念日を迎えるためには、男の私もちょっとくらいは準備に頑張っておかないとです。ホストも二人、ゲストも二人、何もかもが二人だけのイエ・レストランですから、ゆったりとした時間を楽しむためには、二人がゆったりとテーブルに落ち着いていられることが欠かせません。そこでティーポットを冷まさないコゼーとマットが不可欠と考えたんです。もちろん私たちがいつまでもホットで温かな関係でいられるようにとの願いも託しています。
そのようなわけで、今年のバレンタインは二人の共催です。男もすなるバレンタイン。もちろんバレンタインの主役は女性ですから、男があまり立ち入りすぎてしまうとせっかくのバレンタインの楽しみが半減してしまうとのことで、一緒に行くよといったのに、準備の買い出しには同行禁止令が敷かれています。でも、待つ楽しみもまた男のバレンタイン。二人で作るバレンタインといっても、その基本は崩さないようにしていきたいと思っています。
今年はカレンダー通りのスケジュールの人なら、金曜日一日だけ仕事に行けば、あとは木曜日から日曜日までたっぷり時間が使える絶好の週末です。うちの両親もこの休みを利用して、二人の思い出の地への旅行。皆さんの中にも、何か特別な計画を立てている方がいるかもしれませんね。皆さんの上に祝福が降り注ぎますように。


»このいわしのツリーはコチラから