★(一ツ星)

「綿入れを鍋カバーに」by id:vivisan


以前、イエはてなにて、「エコロジー」をテーマにした際、保温調理という書き込みがありました。
 http://q.hatena.ne.jp/1212554541/167904/


これを見て、あ、いいなぁ・・と思い、たまたまキルティング材で作られた大きめの巾着を保温調理に使ってみました。これ、本当に便利です。余熱でしっかりとお料理ができてしまいます。私は巾着だったので、口をしぼった部分を持って移動とかもしていましたが、鍋の底も一体になってしまうので、鍋のカバーと座布団と分けたかったというのもあり、id:noz-hatさんの書かれていた鍋帽子Rを自作することにしてみました。
※「鍋帽子R」は全国友の会振興財団が商標登録しているものです。
鍋帽子の作り方
 http://www.melon.or.jp/melon/contents/MF/handmade/page5.htm


材料は綿の布と綿。綿入れでまかないます。
綿かぁ・・。で思い出したのは綿入れ。そろそろ買い替えの時期になってきたので、綿入れを代用して作ることにしました。布も綿も両方使えますからね♪
私が作成したのは少し小さいタイプのものでしたが、綿入れを使っても十分おつりがきました。
布がなければバスタオルや古くなった毛布を使用することもできます。
ただ、ここでひとつ注意しなければならないのは、布は化繊はできれば使わない。というのは、日本キャンプ協会安全委員会の行った実験結果によると、化学繊維、混紡のものは熱を通しやすいのだそうです。それに比べ純綿は、熱の伝わり方が遅く、急に燃えたり融けだすことはないので危険度は減ります。中に綿が入るとはいえ、フリースなどはおすすめしません。
この綿入れは久留米絣の布でできていました。和が基調となる我が家には和布はもってこいのすばらしいキッチンツールとなりました。


実際に使ってみて思ったことは、まず、この綿帽子Rは帽子部分とまあるい座布団に分かれているため、座布団は単体で鍋敷きとしても使用できます。
火を使わないので、CO2の削減ができます。基本的には鍋帽子なしと比べ約半分の時間ですみます。
保温だけができると思っていましたが、実は夏も使えたりします。例えば、氷水をはったボールをいれておくと、あきらかに氷がとける速度が遅くなります。氷水がはいったひやむぎやそうめんなんかにも使用できます。
煮物なんかが本当においしくできあがります。特に豆を煮るときに重宝します。
あとひとつ、ダンボールや発泡スチロールでも保温ができますが、使わない時場所をとりますよね。この鍋帽子Rは使わないときは、まるめて保管しておくことができるのでとっても便利です。
あたし的おすすめな使い方は、保温力を高めるために沸騰が終わった後、新聞紙で鍋をくるんで、その上に鍋帽子Rを置いてしまうことです。鍋帽子だけよりも効果はあります!


しかも上のサイトを見ていてびっくりしたのが、片手鍋用のものも作られていました。とっての部分のところを縫わないでおくようにして作るそうです。マジックテープなんかでとめるように作ってもよいみたい。
また人によっては、動物の耳とかをつけてみたりして工夫しているところもあるみたいです。いろいろなはぎれを集めてパッチワークみたくしてみてもおもしろいかもしれません。


料理がおいしくできて、なおかつ自然にもやさしくて、布のリメイクができるってすばらしいことだと思いませんか?
この鍋帽子Rおすすめします。


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ミシュランコメント

かつての書き込みを「布リメイク」テーマでアイデアいっぱいに甦らせて下さって感激です。リメイクとエコ・クッキング、実際に作られたエピソードと新たなアイデアを贈呈します! まさに「料理がおいしくできて、なおかつ自然にもやさしくて、布のリメイクができる」素晴らしい手作りグッズですね! さらにパッチワークや可愛いデザインで作ってみるなど、キッチンが楽しく彩られて素敵。アドバイスを活かしながら、私もさっそく挑戦してみたいと思います。この季節の煮込み料理もさらに楽しくなりそうです!