「食卓を暖かな色で彩る」by id:TinkerBell


まず器。
夏は見た目も涼しげなガラスの器などが大活躍しますよね。
冬は逆に、見た目だけでも暖かさが感じられる器を選びます。
よく使うのは美濃焼のグラタン皿。
暖かな色合いが気に入って、グラタンだけでなくスープもポトフもこれに盛りつけることが多いんです。
ほかにも土の色合いを生かしたあったか色の和食器が、冬は洋食メニューでも大活躍です。


料理の彩りにもあったか色。
付け合わせに何かもう一品ほしいなと思った時は、この季節ならニンジンやカボチャがいいですね。
カロテンの色が料理に暖かさと、寒さや風邪に負けない体作りのための栄養を運んでくれます。


ちなみに料理の彩りは、作る人の心にも良い影響を及ぼしてくれることがあります。
たとえば黄色は開放的で天真爛漫な明るさを呼び覚ましてくれる色ですから、気持ちが落ち込んでいる時には黄色い料理を作ります。
オムライス〜、中のご飯はターメリックライスにしてみましょ〜、なんてやっているうちに、あら不思議、笑顔が戻っていたりするんですよ。


元気活気がほしい時は赤い料理。
たとえば今日はなんか活気が失せてるからキムチ鍋にしましょ、
なんて、自分がどんな色に接したいかを考えながらメニューを選ぶと、毎日の献立を考える苦労とサヨナラできて一石二鳥。
もちろん家族の心のあり方も見つめながら料理の彩りを選んでいけるといいですね。


テーブルクロスやランチョンマットも暖かな色合いの物を。
テーブルクロスは基本は白がいいと思いますが、白でも青みがかった白もあれば、温か味を感じる生成りに近い白もありますよね。
ティータイムなどにはほのかなピンクもすてきです。


そして最後は照明。
皆さんは生鮮品を買ってレジに並んだ時、あれ、売り場にあった時と色が違うぞ、さっきはもっと鮮やかな色に見えたのに、なんて思ったことはありませんか。
これは売り場の照明とレジ付近の普通の蛍光灯との違いですよね。
レストランなどではテーブルの上に、全体を照らす照明とは別のペンダントが下がっていたりしますが、あれで照明による色の見え方をよくするとともに、陰影のメリハリをつけて、料理をおいしそうに見せているんだそうです。
そこでわが家のテーブルの上に登場したのが白熱灯のペンダントライト。
そこにお料理をおいしく見せるといって売られていたレフランプが入っています。
これにあったか色をプラスするのは、白熱灯スタンドと調光器。
調光器で明るさを落とした白熱灯は、とても暖かな雰囲気の光をプラスしてくれます。
もちろんテーブルの上のペンダントライトにも調光器が付いていて、料理に合わせて「光のブレンド」が可能です。


白熱灯は電気をたくさん使うから地球温暖化防止に反する、という声もあるかもしれませんが、食事の時はテレビをつけないと決めれば、ペンダントライトとスタンドをつけてもまだ何十ワットかおつりがきます。
色も光も料理のうち。
こんなふうに食事にまつわる色と光を工夫すると、さらに毎日の料理にやり甲斐が出て楽しくなってくると思います。


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