「大寒の頃に」「雪を愛でる」「あったか色を楽しむ」

#047テーマ
大寒の頃に」「雪を愛でる」「あったか色を楽しむ


“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”フレーズ
「〈寒の水〉を汲んでお茶の会」by ハザマ


“メッセージ”
大寒」といって、あまり暦の行事に親しみがなかったのですが、この頃は寒気を利用した食べ物を仕込む時期でもあるそうですね。味噌や酒、糠床、凍り豆腐や寒天、餅など。そして、「小寒」から「立春」の間の30日間「寒の内」(1月6日頃〜2月3日頃)に汲まれた湧き水や井戸水を「寒の水」といって、これで仕込んだ味噌や糠床は腐らないといわれてきたそう。とりわけ、寒中9日目の水「寒九の水」は効能があるといわれて、酒や味噌の寒仕込みだけでなく、布の晒しも行われたとか。


また、「古来中国では、節気水という言葉があり、寒露冬至小寒大寒の水は、五臓を滋補し、痰火、積聚、虫毒の諸丹、丸薬をつくるには、これでつくるとよい」とされてきたそうです。


雑菌が少なく、体にもよいとされてきた「寒の水」。昔は「延命の水」とも呼ばれて、母の世代などでは、おばあちゃんによく飲まされたという話も聞きました。寒さが極まった時期の水に神秘的な力を信じたこともあるようですが、山で汲んできた「寒の水」は清らかで、何だか心身を浄化してくれそうな気がします。外から浴びれば「寒ごり」、内から飲めば「延命の水」。いずれも無病息災を祈るにふさわしい「寒の水」です。


この「寒の水」のいわれから、今年はぜひ自分で汲みに行って、うちでお茶の会にしてみようかと思いつきました。調べてみると、茶道で特に「寒の水」のお茶会というのはないようですが、「寒の水」で日本茶を淹れると美味しいという茶舗の方の言葉がありました。鉄瓶で「寒の水」を沸かし、ちょっと上等の日本茶をゆっくり味わう。集う友達で思い思いの健康茶を持ち寄るのも楽しそうですよね。
また、「大寒みそぎ」などの後にふるまわれる「あめ湯」も作ってみようかと。水とザラメと塩とおろし生姜と片栗粉。これはあったまりそうですw 


東京にも、飲料に出来る湧き水が各所にあるんですよ。私は美味しい湧き水で有名な「新井薬師」さんに行って汲んでこようと思っています。みなさまもぜひ、近くに湧き水所を探して、無病息災祈願&美味しいお茶を楽しむ「寒の水」お茶会、いかがでしょう?


(参考サイト)
「日本の行事・暦」
http://koyomigyouji.hp.infoseek.co.jp/24-daikan.htm
「寒の水」
http://cgi.geocities.jp/saijiki_09/kigo500c/097.html


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