★(一ツ星)

「段ボールが浮いている?壁に〈だまし棚〉」by id:momokuri3


いつかやってみたいと思っているアイデアです。仕掛けは簡単。まずごく普通に、幅40cm程度の棚を壁に取り付けます。ミカン箱や、ちょっと大きな買い物をした時のAmazon段ボール箱などの後ろをくり抜いて、その棚にズボッ。図示するとこんな感じになります。



棚板と段ボール箱は容易にずれないように、カーペット用の両面テープなどで固定しておくことにします。これで段ボール箱が宙に浮いているように見えます。そしてこれを普通の棚として何気なく使います。おそらく部屋を訪れた人はびっくりするでしょう。Amazonの箱の上に本を並べたりすると楽しいですね。壁面にいくつか、高さや大きさを変えてレイアウトすると、なかなかお洒落なビジュアルになると思います。
さらにこの壁面に、上からテグス糸で、お菓子の箱やPC用小物のパッケージなどをいくつか吊り下げます。これも位置や箱の傾きなどに変化を付けてディスプレイしていきましょう。これで、部屋を訪れた人は、段ボール箱が宙に浮いている仕掛けもテグスだと思いこんでくれるかもしれません。テグスで吊った段ボールが本棚になっている!タネを見破ったつもりの人にも、もう一度サプライズです。
あるいは、段ボール箱の上にさらにカラフルな空き箱を重ねたりして、純粋にディスプレイの面白さだけを追求してもいいと思います。箱をうまく接着して、今にもずり落ちそうに見せたり、さらにうまく接着すれば、ポロリと落ちるまさにその途中といった演出も可能でしょう。
実用的にも、非実用的にも楽しめそうな「だまし棚」。いつか作ってみたいと思っています。


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ミシュランコメント

壁活用の遊び心部門(?!)一等賞として、に決定です! 「だまし棚」とだましディスプレイという発想の楽しさとともに、一つ驚いたことが…。中世ヨーロッパで、壁といえば「だまし絵」だったんですよね。教会の壁や天井にも描かれたけれど、もともとは実際に住む邸宅の壁を劇場のように演出したのがはじまりだったと知ったところでした。つまり壁から非日常的で想像的な時間を生み出そうという美術文化だったと。本来は床にあるはずの段ボール箱やお菓子の箱が壁にくっついたり宙吊りになったりしていたら、見る人はいっぺんに奇妙な時空と想像に引き込まれますね! 壁が垂直面であることを利用しただましディスプレイ、これは楽しいアイデアです!