イエ・ルポ 2

「この地域で親しまれている祭り〈しょうじょうべったん〉」by id:VEGALEON


毎年10月に、この地方を中心とした祭りが行われます。
基本的には秋の収穫祭なのですが、ひとつ変わった行事があります。
それが「しょうじょうべったん」なのです。
見た目は「なまはげ」のような鬼みたいですが、一応「神様」らしいです。
「はりぼて」で作られた「しょうじょうべったん」の着ぐるみ?を大人の人がかぶり、
竹刀を持って追いかけてきます。
小さい頃は怖かったですね・・・
顔の大きさだけでも1メートルぐらいある感じです。
それに鬼のような怖い顔・・・
でも、この「しょうじょうべったん」の竹刀で叩かれると「無病息災」で縁起がいいのです。
小学生の子供達は、合い言葉のように大声で、
「しょうじょうべったん、くそべったん」と、わざと怒らせます。
それを聞いた「しょうじょうべったん」は竹刀を持って走って追いかけて叩きまくります。
私も昔よく叩かれました。
親たちも「叩かれてきなさい」と子供をけしかけます。
もっと小さな子供達は、近寄られるだけで泣いていますね。
あとは、紅白の餅投げをして楽しい祭りですよ。


馴染みが無いでしょう!でも名古屋市南部やその近郊では知らない人の方が少ないぐらい有名なんです。


天下のグーグルで検索すれば、当然出てくると思っていましたが全然ありません。
ショックですね〜〜〜っ!!!


それで、言葉を分けて検索してみました。
「しょうじょう」・・・ありました!


ウィキペディアWikipedia)よりhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%A9%E7%8C%A9
猩猩(しょうじょう、猩々)は、中国に由来する伝説上の動物である。


人語を解し、赤い顔をした人間のごとき容姿で、酒を好むとされている。
元来は礼記に「鸚鵡は能く言して飛鳥を離れず。
猩々は能く言して禽獣を離れず」とあるのが出典である。
後代の注ではしばしばオランウータンなどの大型類人猿に擬せられる(猩々はオランウータンの漢名でもある)。


オランウータンの漢名としても使われたのに合わせて
チンパンジーの和名は黒猩猩(くろしょうじょう)、
ゴリラの和名は大猩猩(おおしょうじょう)とされた。


■猩々祭り
愛知県の名古屋市緑区を中心とする地域の祭礼には、猩猩が祭りに欠かせない。
猩々祭りは旧東海道鳴海宿を中心とした地域で行われる。
猩々人形が子供達を追いかけ、大きな赤い手でお尻を叩こうとする。
叩かれた子は夏病にかからないという。最近はお尻を叩かず、頭を撫でる。
猩々人形は赤い顔の面と上半身分の竹枠組みで出来ておりその上から衣装で覆う。
大人がこれをかぶると身長2メートル以上の巨人となる。
どうもこれが派生して それぞれの地域に密着していったようです。


調べていくと宮崎駿監督の映画「もののけ姫」に出てくるキャラクターにも
猩猩(しょうじょう)」があるようです。意外でした。

Yahoo!知恵袋http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q129102952