リブ・ラブ・スナップ「デスクグッズ&ステーショナリー」

つけペンby id:sunaco


つけペン」手前の2本は、かれこれ10年以上愛用しているつけペンです。絵を描くことが好きで漫画を模写するだけでは飽き足らず、画材も揃えようとしたのが購入のきっかけでした。地元の小さな文具店では売っていなかったので、隣の市の大きい文具店まで足を運んで、興奮して買ったのを覚えています。手前のペン軸は細くて握りにくかったので、鉛筆用のグリップを装着して自分用にカスタマイズ。真ん中のペン軸は両方にペン先がつけられるタイプで、そのために両端がインクで汚れています。インクをたっぷりつけようとして軸まで入れてしまったり、インクの瓶のふちを触ってしまって、汚れた手でペンを握らなければならなかったり……。先のものより使用頻度が高いので、インク汚れはこちらのほうが顕著ですね。手が汚れることをいとわず、のめり込むように絵を描いていた頃を思い出せる、大切な1本です。奥の黒いペン軸は、手前の2本があったから手に入れることのできた大切なもの。雑誌に出したイラストが入賞し、その景品として頂いたものなのです。雑誌の片隅に名前と絵が載った時はただただ驚くばかりでしたが、景品のこのペン軸が送られてきた時にやっと、うれしさをかみしめることができました。もったいなくて使うことができないまま今に至るのですが、描いた絵を誰かに見てもらえる喜びを教えてくれた記念の1本として、いつもペン立てに並んでいます。最近はパソコンで絵を描くことも増えましたが、力の入れ加減がうまく伝わらず、思った通りの線が引けないことも。手にすっかり馴染み、描く楽しさを教えてくれたこの3本は、絵を描き続ける限り手放せません。