イエ・ルポ 2

「犬の聞き間違い」by id:shimarakkyo


数年前、友人家族が飼っている犬を短期間預かった事があるのですが、時期がまずかった。大相撲の時期だったんです。


ちょっとした縁があって私の家族は把瑠都関を応援しているので、家族が居間に集まって「がんばれー!把瑠都ー!」とやっていたのですが、どうもその際に、


「がんばれー!把瑠都ー!」
「わん!!」
「がんばれー!把瑠都ー!」
「わんわんわん!!」
「がんばれー!把瑠都ー!」
「ウウウ〜!!わ”ん!!」


と、妙な間の手が入るのです。何かと思って振り返ってみると後ろでウチの子がわんわん吠えています。そしてそのとなりには友達から預かっている犬の「バル」がしっぽをふりふり。そうです、「バル」と「把瑠都」を聞き間違えて、バルの方は呼ばれていると思って尻尾をふるし、ウチの子の方は「何で私は呼ばれないの!」と文句を言っていたんです。


バルはもともとウチで生まれた子で、ウチの子とは仲が良いのですが(だから預かる事に同意した訳ですが)、やっぱり嫉妬があったんですね。聞き間違えて文句を言ってるウチの子に一旦は家族で大爆笑しましたが、悪い事をしちゃったなあと、反省。「把瑠都はバルじゃないのよ、それにお前も下らない嫉妬なんかしないの!」と諭して散歩に連れて行った次第です。


ちょっとかわいそうだったけど、やっぱり可愛かったなぁー!