「太陽の下、子供たちとデイキャンプby id:TinkerBell


地域の子供活動のお手伝いで、デイキャンプというのに行ってきました。
デイキャンプ。つまり、お泊まりしない、日帰りのキャンプです。
といっても場所は公園の一角の竈のあるバーベキュー広場なんですけど。
私の役目は一応引率でしたが、要領が悪くて、子供に「こっちこっち、早く早く」と急き立てられる始末。
ふぇぇぇん、役立たずでごめんなさい。


でも、ご飯の用意になったら私の独擅場。メニューはキャンプの定番、カレー作りです。
まずは野菜の下ごしらえにとりかかりました。
いい?見てて、包丁はこう持ってね、反対側の手はこうやって猫さんの手。
じゃ切ってみるね、とんとんとんとん。
うふふ、われながら手つき鮮やか。
子供たちの間から、わーと声が上がります。
おねーさんうれしいっ!!
ジャガイモは子供たちがピーラーでむきます。
でもピーラーでも手を切ることがあるから要注意。
これもお手本を見せて、どうすればケガが防げるかをよく説明してからやってもらいました。


さぁ今度はタマネギです。
私「ねぇねぇみんな、泣かずにタマネギを切るにはどうしたらいいと思う?」
子供「えーーと、わかった、笑いながら切ればいいんだ」
私「がくっ」
子供たちの豊かな発想には脱帽です。


ここからは男女に分かれて、男の子は男性指導員さんと一緒にご飯炊きです。
飯盒でご飯を炊くんですよ。今どきこういう行事って珍しいかも。
女の子は私と一緒にカレー作り。
子供の一人が言います。
「カレーは愛情を煮込むとおいしくなるんだよね」
するとみんなが、
「○○君に食べてもらうんだもんね」
と冷やかします。
うわー、ちっちゃいのに恋してるんだ、すごいよ!
いっぱい愛情込めておいしいカレーにしようねと言うと、うれしそうに「うん」と返事をしてくれました。
カレーは大成功。
男の子たちが炊いたご飯も愛情たっぷりで、とてもおいしいご飯でした。


こうして無事行事は終わりましたが、私は子供のころ、こんなアクティブな活動をしたことがなかったので、
子供たちよりも大人の私の方が、いい経験をさせてもらいました。
それから、何よりすてきなできごとは、このデイキャンプが終わってからというもの、
街で子供たちに出会うと、みんながおーいと手を振ってくれることなんです。
見知らぬ子にも、キャンプに来てくれた子が
「あの人だれ?」
「この前のキャンプで先生になってくれた人」
なんていうふうに紹介してくれて、どんどん子供の知り合いが増えています。


子供たちは、明るくてエネルギッシュで、みんな太陽みたいです。
でもきっと、そういう輪の中に入っていけない、昔の私みたいな引っ込み思案な子供もいると思います。
今度は私がそういう子供の太陽になりたいな、そのためにはどうすればいいんだろう、なんて考えています。
今年の夏の太陽と子供たちとの触れ合いは、私を一回り成長させてくれたみたいです。


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