「食育としての〈イエ新嘗祭〉」by id:MINT


以前、家族のスペシャルデーがテーマだったときに、こんなことを書かせていただきました。

古代人は稲が実ると初穂を抜いて、それを寝具の中に入れて、冬至まで我が子のように毎晩一緒に寝て過ごしたんだそうです。それを冬至の日に臼で搗いて白米にして、新しく熾した火で炊きあげて神様にお供えしたんだそうです。宮中には新嘗祭という行事がありますが、元々はこうして炊かれた特別な冬至粥のことを新嘗と呼んでいたみたいです
http://q.hatena.ne.jp/1224478095/189426/#i189426


そして「新嘗祭の日に」というテーマが掲げられた“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON” #022では、新嘗祭という収穫感謝の日の意義が深く語らわれました。
■ 提案!国際化時代の私たちの新嘗祭! SweetJellyさん
http://q.hatena.ne.jp/1227070380/192777/#i192777
新嘗祭には新米で五平餅を作る vivisanさん
http://q.hatena.ne.jp/1227070380/192844/#i192844
■ 大豆でイエ新嘗祭 Oreganoさん
http://q.hatena.ne.jp/1227070380/192870/#i192870
■ 五穀粥を炊いてみました♪ TinkerBellさん
http://q.hatena.ne.jp/1227070380/193292/#i193292
新嘗祭スピリッツ Yunyさん
http://q.hatena.ne.jp/1227070380/192886/#i192886


そのほかたくさんの新嘗祭に関する話題が集まりました。その中で、食への感謝、作物を自分で育ててみることの大切さ、食料自給の問題、世界の食糧事情、そのほかたくさんの語らいが広がっていきました。それらを全て含めて、イエはてなからの提案として、「イエ新嘗祭」を各家庭で行っていこうという呼びかけをしてみたらどうでしょう。
イエ新嘗祭の目的やあり方は、それぞれの家ごとに自由です。テーマも自由。そういう多様な「イエ新嘗祭」があちこちで話題になっていくことで、一つの型にはまらない多様な食育が進んで行くんじゃないかと思います。
もちろん食育は大人にも大切ですから、子供がいないご夫婦や一人暮らしの人たちも「イエ新嘗祭」。将来は「イエ新嘗祭」に合わせてご近所同士でお供えのお裾分けしあいっこなんかできると楽しくなりそうですね。対象が「五穀豊穣」から「あらゆる食にありがとう」に広がっていけば、お裾分けだけで、各家庭ですてきな新嘗パーティーにもなりそうです。そうして、食とともに地域のコミュニティにも感謝していく、食材だけでなく料理を作った人にも感謝していく、そんな食育推進の場にもなっていきます。
いつか、植物と一緒にイエを楽しむ「イエはてなガーデニングブック」なんていう本を出してもらって、その中に色んなイエ新嘗祭のルポを掲載していけたらすてきですね。


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