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「新年早々に大福茶(おおぶくちゃ)を」by id:Lady_Cinnamon


 大福茶(おおぶくちゃ)ってご存知ですか?私も最近知ったのですが、なかなか美味しい薬茶でもありますので、歴史と一緒にご紹介します。

http://www.ippodo-tea.co.jp/zukan/zukan_10.html より引用

昔、都に疫病が流行した時、ある僧がお茶によって人々の苦しみを救いました。その徳にあやかる意味から、時の天皇が年の始めに“お茶を服する”ようになられたとか。以来、年賀の行事として一般に広まったということです。


 大福茶の作り方は、新年に初水を汲んでお湯を沸かし、煎茶に梅干、結び昆布などを入れるだけ。そして家族そろって、お節料理をかこみこの大福茶をいただく縁起茶です。ですので、大福茶は茶道といった作法を気にせず、初物の薬茶として扱われました。なお、当時は赤痢といった、疫病予防に飲まれていたそうです。

 新年の初水を汲んでくるということや、旬の昆布を使うあたりも、冬の食材から旨みが出ていますね。そして煎茶と梅干しから殺菌・除菌効果が期待されます。また、お茶のカテキンは体脂肪を減少させる作用があり、カフェインは体内のエネルギー代謝を向上してくれます。

 これほど味も縁起も良いお茶があったとは。普通の煎茶だけでなく、お茶と旬のものを組み合わせて味わうというのも楽しめますね。