「イエで海開き♪庭で楽しむナンチャッテ浜茶屋by id:MINT


庭によしずを立てかけてテーブルを置いたら、ナンチャッテ浜茶屋のできあがりです。短冊に「醤油ラーメン 時価」「カレーライス 時価」「かき氷 時価」「焼きそば 時価」「スイカ 時価」なんて書いて貼っておくと雰囲気が出ます。海らしさを表現するために、外には浮き輪などを無造作に置いておきます。音楽はサザンとベンチャーズ。よくわかりませんが父の趣味です。
私は浜茶屋の料理担当です。
ラーメンは鶏ガラスープにカツオダシをブレンド。これはおいしいです。でも具は海苔とナルトだけ。そういう浜茶屋があったんです。メンマくらい入れて〜(笑)。
カレーはS&Bの缶入りカレーです。温めるだけで食べられる業務用缶詰。これが浜茶屋の味です。これを使っている浜茶屋は多いと思います。
焼きそばは小さなフライパンでちまちま作らないことが大切です。お祭りの屋台のように、大きな鉄板で広げながら焼いていくのが、じっくり火を通しているのにべしゃっとならないコツです。
かき氷は簡単に見えて、実は一番難しいメニューかもしれません。シロップに、ろくな製品がないんです。安い物は判で押したように「○色○号」と名付けられたタール色素。これらの添加物は反復投与毒性試験、発がん性試験、変異原性試験などで通常使用量なら安全とされている物ですが、こんな物でしか色が付いていない食品を好んで買いたいとは思えません。かといって、比較的安全そうな製品は価格が高いんですよね〜。
そのようなわけで、わが家のナンチャッテ浜茶屋の氷メニューは、氷あずきと宇治金時をベースに、オプションで練乳かバニラアイスが付くという甘味処メニューになっています。
「ブルーハワイくれるー?」
「お客さん、ニッポンのかき氷は小豆か抹茶ですぜ」
なんていう会話が必ず登場します。しゃりしゃり。
あとはスイカにビール。本当の海でお酒を飲んで泳ぐと危険ですから注意してくださいね。
こんなふうにして、泳ぐにはまだ早い一日をイエで楽しみます。浜茶屋はメニューが多くて家族だけでは食べ切れませんから、友だちも呼んでホームパーティー。お酒組は部屋に上がり込んで、もう浜茶屋から旅館に移った気分になっていたりします。はい、お父さん、特別にタコどうぞ。
このイエでナンチャッテ浜茶屋はまだ一度しか開催していませんが、とても楽しかったので、ぜひ今年もやってみたいと思います。もう泳ぐには波が荒くなりすぎた夏の名残りの季節にもいいかもしれません。


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