「中元の日・お中元」「海・山開き」「七夕・星祭に」

#035テーマ
中元の日・お中元」「海・山開き」「七夕・星祭に


“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”フレーズ
「七夕に、五色の願いをこめて〈薬玉〉を飾る」by ハザマ


“メッセージ”
七夕飾りといえば、笹に色紙の輪つなぎ、投網、ちょうちん、五色の短冊…。なのですが、今年は、古来、七夕や桃の節句端午の節句に除災・招福を祈願して飾られた〈薬玉・くすだま〉を作って飾ろうと思っています。


日本で〈薬玉〉といえばヒモを引っ張ると二つに割れて紙吹雪や垂れ幕が出てくるお祝いの割れ玉が一般に思い出されますよね。もともと〈薬玉〉とは中国から渡ってきたもので、錦の袋に薬(沈香、麝香、丁子といったお香)を入れてまわりを造花などで飾り、五色の糸の吹き流しをつけて吊るし、邪気を払うのが縁起物とされてきたんですね。日本では平安朝の頃から飾られていたとか。お香袋を入れた竹の毬は雛飾りなどとして今も生きているようです。とても綺麗です。


薬玉(くすだま)


また、そういえば祖母がよく作っていたなぁ…と思いだすのが、折り紙で作る〈薬玉〉飾り。子供の頃にもらった時は、これが厄除けの意味だなんて知らずにいましたが、私たち子供らの幸せを祈って作ってくれていたんですね。今では下のような本もたくさん出て、いろんな作り方が紹介されています。


花のくすだま―折り紙の花で作る (ブティック・ムック No. 618)


こうして、いろいろなカタチで残っている〈薬玉〉ですが、やっぱり、竹の毬を編んでお香袋を入れたものを作ってみたいと思っています。七夕の〈薬玉〉は、裁縫の上達を祈って五色の糸を飾ったといわれているので、吹き流しも五色の糸で。短冊の「五色」も、中国の「陰陽五行説」による赤、青、 黄、白、黒を指し、黒の代わりに最高貴の色として紫が置かれたものだそうです。


この五色にちなんで、五つのお願い事をこめて…というのはちょっと欲張りでしょうか(笑)。七夕の起源といわれる、手工芸上達を願う中国の「乞巧奠(きつこうでん)」と「牽牛・織女伝説」から、まずは裁縫上達。そして家族の健康、家内安全、そして〈イエはてな〉のますますの発展! 最後のもう一つの願い事は…ヒミツですw 


みなさまも今年の七夕飾りには、手作りの〈薬玉〉に五色の願いをこめてみてはいかがでしょうか? 子供たちに〈薬玉〉飾りを作って贈るのもいいですねw


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※今回の「いわし」ご投稿は6月29日(月)正午で終了とさせて頂きます。
※今回のピックアップ賞は6月30日(火)に「イエはてな」にて発表いたします。
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