GWスペシャル“イエ・ルポ”-Green Week Action 2009-[ルポ例]

「マチの子供たちに緑のココロの種まき」by ハザマ



私がこのグリーンウィークに計画したのは、マチの子供たちに緑の種まき! 写真は、うちの屋上で採れたゴーヤの種を植えて育てた苗です。牛乳パックで作りためた苗ポットで20株作り、あと15株ほど買い足して準備しました。この苗を子供たちにプレゼントして、緑を育てるきっかけづくりにしてもらえたらと考えた、緑のココロの種まきです。


苗には、メッセージを書いてコピー手作りのミニミニブックレットをピックで立てて。すぐにプランターかお庭に植えかえられるように、手描きのイラストと文字で育て方も書きました。何株か植える場合の植え方も、間隔をとらないと蔦がからみ合ってタイヘンという私の失敗談とともに(笑)。最後のページには、一昨年にうちではじめて実ったゴーヤの写真を小さくプリントして貼り、黄色い花が咲いた時、実がついた時に本当にうれしかったことや、料理して食べたことを書きつけました。そして、ベランダやイエの壁沿いにネットを張ってたくさん植えると涼しい緑のカーテンになることももちろん! 緑がくれる楽しいこと、素敵なことをメッセージしました。育てやすくて食べる楽しみもあるゴーヤは、私にも育てられた!というよろこびの経験とともに、はじめてのグリーン栽培にはもってこいだと思ったんですよね。


「これから夏休みにかけて育ててくれる?」と尋ねてみて、うなずいてくれた子に贈ることを決めて、5月4日の「みどりの日」、いざマチの駅前広場へ。ちょっと照れくさいのと、ボール箱で苗運びもあるので、友達に付き合ってもらいましたw お父さん、お母さんと一緒に歩いている小学生の子を探して、声を掛けてみることに。「こんにちは、今日はみどりの日なので…」と話を切り出しやすいようにこの日にしたのですが、最初に出会った小学2年生の女の子とお母さんから、緑のメッセージは成功! とてもよろこんで聞いてくれました。子供たちに贈るのですが、その意を汲んだ上で、お父さん、お母さんがみんな詳しく聞いて下さったのがうれしかった。やはりベランダでハーブを育てているというお母さんや、なかには学校で育てている野菜のことを話してくれた小学5年生の男の子もいました。そんな会話を見ていたおじさんが、私にも、とおっしゃるので、おじさんにも一つ(笑)。案外お話が弾むので、たった35株でも午後いっぱい時間がかかりましたが、思った以上に楽しい一日でした。


もし、この一つの苗から自らの手で緑を愛しむココロが芽生えてくれたら、私の小さなグリーン・アクションが来年には30倍になっているかも知れない。いくつかの家族の庭に、緑や実りが毎年増えていくかも知れない…。そんなことを思うとワクワクして、4日の夜はなかなか眠れませんでした。もちろんうちの屋上でも今年のゴーヤが育っています。来年もまた種から小さな緑が配れるように、いい実がつきますように! 


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※今回の「いわし」ご投稿は5月14日(木)正午で終了とさせて頂きます。