「冬の〈ご自愛〉健康管理」by id:tough


冬は「ご自愛くださいね」という心遣いの言葉を聞くことが多くなりますが、ご自愛ってどうすればいいのでしょう。冬のお手軽健康サプリとして、ちょっと具体例をまとめてみたいと思います。


1.たっぷりとした休養と睡眠
徹夜明けの朝、そんなに冷え込んでいないのに寒さが骨身に染みるように感じた経験はありませんか?睡眠不足や疲労は体の活動を低下させ、体を冷やしてしまうのです。さらに体温調節中枢は免疫系と連動しているので、このバランスが崩れると風邪を引きやすくなるそうです。冬はしっかり休養と睡眠を取りましょう。


2.保温対策、特に首やお腹をあったかに
屋外では首の保温がポイントです。首には太い血管が通っていますから、そこが寒風にさらされると、全身が冷えてしまうのです。首を温かに包んでくれ、さらに衣服の中の暖まった空気を逃がしにくくしてくれるマフラーの保温効果を生かしましょう。冷え性の人は、手足だけでなく首も温かにすると、手足まで温かくなってくることが多いです。
脚の冷え対策には毛糸のパンツです。靴下やタイツはかえって足を締め付けて血行を阻害して冷やしてしまうことがありますから、脚の上の下腹部を保温することで対処するのです。さらに腹巻きを組み合わせると最高です。以前、温暖化防止のために股引を穿く男はかっこいいという女性からのエールがありましたが、同じように毛糸のパンツで地球と体へのいたわりを表していく女性もすてきだと思います。


3.冬太りを解消する
肥満は万病の元です。ちょっと適性体重を超えてしまうと、急に風邪も引きやすくなってきます。しかし食べないダイエットはかえって体の機能を弱らせて逆効果ですから、冬は運動で痩せることを考えましょう。
しかし、人の体脂肪は1kgが約7000kcalのエネルギーに相当します。これを運動で削っていくのは大変な苦労ですから、基礎代謝を上げることで脂肪を消費しやすい体を作ることを考えます。人が1日に消費するエネルギーの中で基礎代謝は6割以上を占めますが、動くことで消費する運動誘発性のエネルギー消費はせいぜい3割が限度ですから、運動で直接痩せようとするよりも、運動で基礎代謝を上げる体質改善をしていこうと考える方が得策なのです。
基礎代謝は筋肉の質と量に比例します。質の良い筋肉を全身にムラなく作っていくことが基礎代謝を上げていく要点です。そのためには、毎日の軽い徒手体操が一番ではないかと思います。毎朝のラジオ体操などは手軽にできる、とても効果的なエクササイズだと思います。
背筋と手足をビシッと伸ばしていくことを意識しながらやっていくと、終わる頃には冬でもうっすら汗が滲むくらいの運動量があります。ハードな運動ではありませんが、全身の筋肉が幅広く使われた結果、全体としての運動量が多くなったのです。こういう運動を毎日コツコツと積み重ねることが結果として風邪を引きにくい体を作ります。


それでは皆様、厳寒のみぎり、どうかご自愛くださいね。


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