「雨の日の絵本と音楽」by id:Oregano


雨にちなむ本で、とても好きな本が一冊あります。岩崎ちひろさんの「あめのひのおるすばん」です。

あめのひの おるすばん (至光社国際版絵本)

あめのひの おるすばん (至光社国際版絵本)

一人雨の日にお留守番をしている女の子。何も事件は起こりません。ただ降り続く雨が、ちょっぴり女の子の心を揺らします。そして迎えるお母さんのお帰り。そんなひとときの情景が、美しい絵で綴られます。
これに似合う音楽は、私はパッヘルベルのカノンだと思います。シンプルなメロディがしだいに幾重にも重なり合っていく様子が、ちょっと絵本の女の子の心情と重なります。でもおだやかな、終始おだやかな、子守歌のような曲です。
何も用事のない雨の休日に、ふとこんな組み合わせで時間を過ごしてみました。ちょっと小さかったころを思い出しました。


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