「見慣れた部屋が別世界に変わるテレイドスコープ」by id:watena


テレイドスコープとは、球体に映る像を万華鏡と同じ原理の筒でのぞくというものです
http://www.surugaya.com/kiraman/mangekyou/tekeido/index.html
これで壁でも本の表紙でも何でものぞくと、見慣れた物が別世界のような幻想的な像に早変わり。ある意味これも部屋を飾るディスプレーの一種と考えられるのではないでしょうか。
買えば千円もしないおもちゃのような物ですが、私は自作してみました。主要な材料はアクリル鏡(DIY店で購入。厚さ2mm)、30mmの紙筒(紙筒ラック用材料、無印良品で購入)、そして直径30mmの透明なビー玉です。ビー玉は室内装飾小物のお店で売っていた物です。店頭で粘って選別し、できるだけレンズのように均質な状態になっている物を選んできました。
作り方は簡単です。まず紙筒の工作です。紙筒は適当な好みの長さに切断します。良く切れるカッターでコロコロ転がしながら切っていくと綺麗に切れます。
次にアクリル鏡をカット。手元の製作記録によると幅22mmにカットしたとあります。長さは紙筒紙筒の長さマイナス20mmくらいにしておきます。この寸法で3枚細長い鏡を切り出し、テープで三角形に貼り合わせ紙筒の中に挿入。スポンジを細長く切った物を詰め込んで、紙筒の一方の端で面一になるように固定します。つまり紙筒のもう一方の側は鏡が20mmほど引っ込んだ状態になっているということです。
次に鏡が引っ込んでいる側に仮にビー玉を押し込んでみます。ビー玉を押し込んでぴったりの長さを見てその長さに紙筒を最終カット。カット作業はビー玉を取り外して行います。切り口は黒く着色して、ボンドを塗っておくと体裁を良くします。
次は、のぞき穴を作りです。私は厚紙を紙筒の直径に合わせて丸く切り、中心に10mmくらいの丸穴を開けて黒く塗り、裏側から透明な薄いプラスチック板を張り付けて作りました。これをボンドで紙筒のビー玉を押し込む反対側の端に貼り付けます。厚紙の切り口にもボンドを塗っておくと頑丈になります。筒の周りは、昔の世界地図が印刷された包装紙を貼って装飾しました。
最後にビー玉を挿入する側の紙筒の内側に両面テープをぐるっと貼り、ビー玉を押し込んで出来上がりです。文章で説明すると長くなりますが、実際に作るのは簡単です。
出来上がったテレイドスコープで室内の見慣れた物をのぞくと、きっとその面白さのとりこになると思います。室内に何かを置くディスプレーもいいですが、逆転の発想で、こんな小物を通して見慣れた室内を見るのも楽しいと思います。簡単に作れますので、お暇な方はぜひ作ってみてください。


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