イエコト・ミシュラン #075 PickUp3
みなさまこんにちは、hazamaです。先日のダイアリーに、〈みんなの住まい〉サイト10月特集の〈イエはてな〉発コンテンツをご覧くださったご感想などをコメントいただきまして、どうもありがとうございます! カバーストーリーや特集記事の“イエコト・ミシュラン”ばかりでなく、毎週更新の〈イエはてな Press Room〉のページもひらいてくださって、とてもうれしかったです。私も、ここでの語らいの成果にしみじみ見入っています。10月もぜひ楽しいテーマで、みなさまから素敵なメッセージを聞かせていただこう!と思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします〜w
イエコト・ミシュラン #075 ピックアップ賞・ノミネート賞
さて、今日は“イエコト・ミシュラン”#075のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。今回は、「クリスマスのイエ・イベント・コンテスト」のテーマで、楽しくユニークなプランがたくさん届きました! 「手作りのお料理や飾り」「壁面の巨大クリスマスツリー」「子供の友達が集まってパーティー」「家族みんなでプレゼント交換」「秘密のクリスマスプレゼントを出張のついでに物色」……。「こどもにサンタクロースの存在を不安にさせないための奮戦記」にあったいろんな画策(!?)に微笑んだり、昨年のイヴの夜に電車の窓に指で書かれていたという「みんなにメリークリスマス」の文字のエピソードに胸がキュンとなったり、読んでいるだけで幸せな気持ちになりました!
そんななかから、これまでにない発想でご提案くださった素敵なクリスマス・プランを、★(一ツ星)〜★★★(三ツ星)のピックアップ賞&ノミネート賞に選ばせていただきました。イエそれぞれのクリスマス・シーンと、新たな発見がいっぱいの1ページ。ここから、わが家のクリスマスじたくをじっくり楽しめそうですね!
*今回のピックアップ賞は、〈みんなの住まい〉2011年10月末日公開の特集記事として編集、ご紹介させていただきます。
»“イエコト・ミシュラン”のプレゼントはコチラ
★(一ツ星)
絵本を開くと、その中で活躍する主人公の名前や年齢などはすべて自分と同じ、つまり主人公に子ども自身がなり、物語は進んでいきます。
そして家族やお友達の名前も、物語の中に登場するという、1980年頃にカナダの児童心理学者によって作られた、「ウイッシングブック」。
日本語に訳すと「夢がかなう絵本」といったところでしょうか。
自分や家族、そしてお友達も住んでいるマチ、よく遊びに行く公園や毎日のように通う保育園などが舞台になって出てくるのを、読んだり聞いたりするのは子ども達にとって、とても楽しいこと。
大人になった私達には自分が登場する話はちょっと照れくさいですが、読みおわったあとには楽しい気持ちにさせてくれます。
誰もが物語の中の主人公になれて、夢や希望を持ち続ける事で、いつか夢は叶えることができる…。
そんな願いが込められた世界にたった一つしかない宝物の絵本です。
日本ではこのウイッシングブックは、あまり有名でなく、出産祝いにベビーブックとして贈られるくらいですが、海外ではとても人気がある本で、扱う業者は2000を超え、出産祝いの他、誕生日、クリスマス、ウエディング用にと様々な機会に贈られるそうです。
子どもの世界では、いつでも自分が主人公。
クリスマスにはプレゼントとは別に、両親から子ども達にウイッシングブックを贈ったら、きっと喜んでくれると思います。
その際、もちろん専用の業者に委託するという手もありますが、文字どおり世界に一つしかない宝物の絵本を、子ども達のためクリスマスまでに作ってみませんか?
わが家の子ども達は、一日の半分をイエ、もう半分を保育園で過ごしています。
その保育園では、日々の保育活動の写真を定期的に撮っていただけて、季節に数回その写真を購入できる仕組みになっています。
もちろん有料ですが、子ども達が写っている写真はできる限り購入しています。
しかし、アルバムはいくつか買ってみたものの、とりあえずの箱に入れた写真の中にはいくつも同じような構図の写真があったりします。
クリスマスに贈るウイッシングブックは、去年のクリスマスからの1年、子どもが成長した過程を綴った、アルバムも兼ねたものを考えています。
ちょうど1月から12月までの1年間の生活を振り返り、去年までできなかったことも今年は出来るようになったこと、そして今新たにぶつかっている壁を、今年のクリスマスに無事乗り越えて、憧れの勇者になる道を一歩ずつ進むという物語。
写真と絵、物語を書いた紙をアルバムに挟んでいきながら作るので、これなら主人公はまさに自分!です。
写真がないシーンには絵も添えて、文字は大きく漢字にはふりがなを…。
と言いつつも、まだひらがなも充分には読めないので、読みたい時には親が代わりに朗読してあげないといけません。
でも、この本がひとりで文字が読めるようになるキッカケになってくれると嬉しいなぁ。
子ども達がすくすくと成長していく様子を表すために、毎月保育園で測定していただいた、身長、体重もさりげなく載せたいですね。
そして、ウィッシングブックの最後のページには、○才の○○くん(ちゃん)へと書いて、両親それぞれからのメッセージも入れましょう^^
自分が周りの人たちからどんなに愛されて過ごしてきたのかを、この自分が主人公のウイッシングブックを読む度に感じてくれたらいいなぁと思います。
★★(二ツ星)
「手軽に美味しく楽しく!ワンプレートメニュー・コンテスト」の時に、各国の代表的な料理やお国柄を表すメニューを週替わりで楽しむ「世界一周ランチシリーズ」を作ってみようということを書いてみました。そして実際にそれを楽しんできて、世界の食文化を知る楽しさに目覚めてしまいました。
http://q.hatena.ne.jp/1271652851/261002/#i261002
そこでクリスマスも毎年テーマを決めて、世界のクリスマス料理を楽しんでいくシリーズに。今年はフィンランド風のミルク粥を予定しています。
フィンランドでは軽い朝食や休日のブランチとして、プーロと呼ばれるミルク粥がよく食べられているそうです。手軽に作れるオートミールなどが使われることが多いようですが、クリスマス用はお米で作られます。
これに使われるお米は、粘り気のあるジャポニカ米。外国の料理といっても、私たちが毎日食べているお米で作れちゃうんです。レシピを探して試作してみました。
材料は
・お米 1合
・牛乳 5合
・塩 小さじ1/2
フィンランド料理に何合なんて単位はちょっと変ですが、分量の比率を表していると思ってくださいね。上記分量で4人分くらい作れます。
これはお粥というよりライスプディングに近い料理なので、加熱にはオーブンが使われることが多いようです。お米を洗ってザルに上げ、バターを塗った耐熱皿の中に入れて牛乳を注ぎ、塩を振って軽く混ぜたら175度に予熱したオーブンの中段に入れて1時間15分。
お鍋で炊く場合は、お米と同量の水を沸騰させた所にお米を入れ、フツフツと炊けてきたら牛乳と塩を加え、蓋をして弱火で1時間。こんな感じの作り方でもいいようです。
こうして作ったミルク粥はお皿に取り分けられ、なんとフルーツの甘いソースをかけて供されます。フィンランドにはキーッセリというフルーツソース主体のデザートがあり、よく家庭で作って食べられているようで、それに通じる食べ方ですね。
まずは手元にあったブルーベリージャムを白ワインで溶き伸ばし、火にかけてアルコールを飛ばしたものをかけてみました。うわ〜、おいしい。これは「お粥」と呼ぶより、やっぱりライスプディングの仲間ですね。
ブルーベリーソースは色がどぎついので、別バージョンとしてクランベリージャムをベースにしたソースも作ってみました。これは優しい色合いに仕上がりました。クリスマス本番はこっちでいこうかなぁ。でもブルーベリーも捨てがたいです。
フィンランドではこうしたフルーツソースにシナモンやジンジャーで味や香りを付けることもあるようですから、それもこれから研究してみようと思っています。
クリスマスのプーロには、さらに特別なお楽しみが加わります。それは1粒のアーモンド。アーモンドは皮をむいて、お米と一緒にして使います。ですから、盛りつけている最中も気付かないほど目立たなくなっていますね。でも、盛りつけきると、必ず誰かのお皿にアーモンドが入っています。
「あ!私のお皿にアーモンド!!」
そしたらその人が大当たり。来年一年、とってもラッキーな年になるんだそうですよ。こんなサプライズのお楽しみも加わったクリスマスの特別なミルク粥を、今年は楽しんでみたいと思っています。
皆さんも、世界のクリスマス料理を何か一品取り入れてみませんか。そして大きな地球を感じながらクリスマスを過ごしてみましょう。
★★★(三ツ星)
今年は国連が定めた国際森林年です。色々なニュースの中で埋もれてしまっていますが、その意義は忘れたくありません。そこで、わが家の今年のクリスマスのテーマは「森と繋がる」です。
まずツリーですが、杉の若木をクリスマスツリーにしているという人の話を読み、私も憧れていました。先日田舎に行ったら、いい形の若木を発見。杉林が広がっている地域では、植えてもいないのに勝手に生えてくる杉の木がたくさんあるのです。植え替えの適期は芽吹きが始まる直前ですから、来年の春先にでももらいに来ようと思っていたら、邪魔だからそのうち切っちまうよとのこと。時期的にやや無謀でしたが、掘り取って連れてきました。鉢植えにしておいたら立派に根付いて、なかなかいい感じのクリスマスツリー状態になっています。
杉は日本固有の植物で、有史以前から、というより人間が誕生する遥か以前からこの地に存在していました。今は無計画な植林が本来あるべき自然を損なっていたり、花粉症の原因になっていたりして嫌われ気味ですが、杉に罪はありません。毎年花芽を丁寧に摘んでおけば花粉症の人の迷惑にはなりませんから、これからわが家でもこれを大切に育てていこうと思っています。
飾り付けには、木の実を使いたいですね。先日のピックアップ賞に「どんぐりをつなぐ」というのがあって、これだ!と思いました。
http://d.hatena.ne.jp/ie-ha-te-na/20110927#1317547481
つないだドングリを電飾のように飾ったら楽しい飾りになりそうです。「どんぐりと山猫」の童話のように、特別な時だけ金色に光らないでしょうか。
リースも出来るだけ森の素材で作ってみたいと考えています。これから紅葉の季節ですから、山道の散策を楽しみつつ、自然破壊にならない程度に素材集めをしてみたいと思っています。
大人のクリスマスの食卓に欠かせないワインは、今年は岩手県葛巻町特産の山ぶどうのワインを予定しています。葛巻町には山ぶどうが自生し、縄文の昔から食材として利用されてきた記録があると言われています。それを地域活性に生かそうとワイン作りが始まったのが20数年前。今ではワインコンクールに入賞するほどの良いワインが生産されています。もちろん山ぶどうが原料ですから、このワイン作りには町の森林組合も出資しています。森を守り、山ぶどうを育て、ワインを醸す。これこそ「森のワイン」と呼ぶに相応しいワインでしょう。
震災の影響が心配でしたが、ワインも会社も無事だったようで、ちゃんと通販も扱われています。「葛巻高原食品加工株式会社」で検索するとサイトが見つかります。この会社は町の第三セクターとして設立された会社です。
ケーキはブッシュ・ド・ノエル。これは薪をかたどった物ですね。キリスト誕生を祝って夜通し燃やされ続けた暖炉を象徴していると言われますが、薪が冬の豊かさ温かさを象徴していたことも忘れてはならないと思います。
そこで、テーブルの上のケーキとお揃いで、部屋の一角にもブッシュ・ド・ノエルと同じような形をした細い丸太の切れ端を飾ってみたいと思います。そして、人は再びこういう「原始」のエネルギーに帰るべきではないかと、ちょっとそんなことも家族と共に考えてみたいと思っています。
■
「一足早いクリスマスプレゼント」by id:maruiti
震災から半年経ち、だんだんと日が暮れるのが早くなってきたこの時期、被災地で暮らす人々へ、クリスマスを迎えるための手作りのクリスマスグッズを届ける試みがあることを知った。
半年経った今も、こうした支援を続けている方がいることになんだか勇気づけられた。
その企画は「クリスマスグッズ&新年の縁起物を送ろう」というものである。・・・続きを読む
■
「キャンドルを持ち寄り、キャンドルクリスマスパーティー」by id:siuajj22
震災をきっかけにして、節電など電気を出来るだけ節約する傾向が多くなっていると思います。
勿論それだけが理由でということではありません。
キャンドルナイトで楽しむ事は全国でも浸透していると思います。
夜のちょっとした時間に電気をすべて消して灯だけで過ごすのは心もホっと落ち着くものです。・・・続きを読む
■
「一日に一つの祈りを取り出しながらクリスマスを待つアドベントカレンダー」by id:TinkerBell
アドベントとは、クリスマスを待ち望む期間のこと。
アドベントカレンダーは、もういくつ寝るとクリスマス、とカウントダウンしていくカレンダーのことですね。
今年は色々なことがありました。だから…。
今年はただお祭り気分でクリスマスを待つだけでなく、一日に一つずつ祈りを持って過ごしたい。そんなアドベントカレンダーを企画してみたいと考えています。・・・続きを読む
■
「家族で手紙のプレゼントを交換し合う」by id:Fuel
去年は「『クリスマス二日制』のススメ」と題して、イエの外で過ごすクリスマスと、家族で過ごすクリスマスを両立させていく提案をしてみました。
http://q.hatena.ne.jp/1288155028/275012/#i275012
今年は、その家族で過ごすひとときを楽しくしていくイベントを、一つ提案してみたいと思います。
クリスマスといえばプレゼントのやりとり。・・・続きを読む
■
「クリスマス・キャロルを家族で歌う」by id:momokuri3
今年ぜひやってみたいのは、クリスマスの歌、クリスマス・キャロルを覚えること。そしてそれを歌うことをわが家のクリスマスイベントの中心に位置づけたいということです。
日本で最もよく知られたクリスマス・キャロルは「聖しこの夜」でしょう。賛美歌はオルガン伴奏が普通ですが、この曲のオリジナルはギター伴奏。作曲者グルーバーは、ギターに合わせて歌う曲として、この作品を生み出しました。・・・続きを読む