リブ・ラブ・サプリ〜SEASON #069 ピックアップ賞・ノミネート賞
さて、今日はお月見の話題もいろいろだった“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”#069のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。「十五夜に」テーマでは、クレーターまで写るお月様の姿が楽しみという「月の写真撮影」や、「ふちゃぎ」という沖縄のお月見団子のご紹介、十五夜の美しいしつらいなど、彩り豊かなサプリが。「秋の果実」テーマでは、梨や柿が毎年送られてくるという「秋の食べ物集合!」、山歩きや子どもの学びも兼ねて出掛けたい「果実狩り」、「そろそろ始まる、ぶどう狩り」をはじめ、美味しい話題がどっさり。そして「衣替えに」テーマでも、3回に分けて行う衣替えや、動物の衣替えシーズンのお手入れのご提案など、いろんな気づきをくれるメッセージが並びました!
そんななかから今回も、ひと味違った季節感を味わえるユニークなシーズン・サプリを、ピックアップ賞・ノミネート賞に選ばせていただきました。このページから、秋のはじまりの素敵な生まれそうですw
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茅(カヤ)とは、チガヤやススキなど総称です。東京の一部地域には十五夜の夕食に茅の箸を添える習慣があったそうです。調べてみると埼玉の方にも同様の習慣が見つかりますし、神奈川の方では十五夜にお赤飯を炊いて茅の箸で食べる地域もあるそうです。さらに調べていくと、山梨の方では子供達がカヤの箸を持って家々を回りご飯を一口ずつ食べていく、なんていう楽しい風習もあるようです。
なぜ茅の箸なのかについては、おそらく昔の暮らし方を知る必要があるでしょう。今はしつこい雑草として嫌われる茅も、昔は田畑の作物同様に大切にされてきた資源でした。茅葺き屋根の材料などとして使われてきたのはもちろん、炭焼きをする山村では炭俵を編む材料としても使われてきました。人々は良い茅を確保するために茅場を確保し、そこで半栽培的に大切に育ててきたのです。
日本のお月見の習慣は平安貴族の観月の宴から始まっていますが、それとは別に、庶民の社会にも、農耕儀礼として月を拝する習慣がありました。風流を楽しむお月見が庶民化したのは江戸時代になってからですが、それ以前からお月様にお供え物をして豊穣を祈る・感謝するという習慣は、日本各地にあったのですね。その農耕儀礼としてのお月見には、食にまつわる恵みと共に、茅も大切な供え物だったことが想像されます。
さらに茅まつわる神秘的な力の伝承がここに加わります。茅の輪くぐりは、罪や穢れ、災厄などを茅が払ってくれるという考えで行われるものですし、沖縄にも茅で魔除けを作る習慣があります。この沖縄の茅の魔除けは屋敷を守ってくれるだけでなく、小さく作った物を食べ物と一緒にしておくと、食べ物に悪い物が移らないので腐りにくくなるとも言われるそうです。何だか楽しい言い伝えですね。
とにかくそういう昔ながらの農耕儀礼と、無病息災を願う気持ちが、茅の箸という習慣を生んだのではないかと想像できます。ならばこれをやってみない手はありません。草の茎がまともな箸になるのか。河原にお弁当を持っていき、実験してみました。
ススキの穂を下の方から刈り取り、皮をむいて棒状の部分を取り出し、割り箸程度の長さに切りました。2本作ると、なかなか立派な箸になるではありませんか。一応念のため、持参した水筒の水を掛けて洗い、お弁当箱のご飯を食べてみました。握った感じは細くて心許ないですが、強度はしっかりしていて、十分お箸として使えることが分かりました。
お弁当を食べ終えると、何となく無病息災の自然のパワーをもらった気になるから不思議です。そよ風にそよぐススキの穂も爽やかでした。これをやったのは数年前ですが、今でもススキの季節になると、ススキの原で楽しむススキの箸のお弁当をやってみたくてウズウズします。
もちろん十五夜には赤飯を炊き、ススキの箸で家族一同無病息災と豊穣を祈る夕食としてみました。こんな特別なことを家族で共有する一体感だけでも、幸せになれる感じがします。最近は毎年、母が月見団子と共に、赤飯を炊いてくれます。私は飾るススキと、箸にする茎を採取する係。もちろん今年も。最近わが家に加わった、古くて新しい十五夜の習慣です。
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去年は沢山いただいたリンゴを使って作った、フルーツチャツネ。
祖母が果物を沢山いただいた時に作っていたのを思い出し、母にレシピを教えてもらったのだ。
丁度、イチジクや熟した柿などもあったので、ナツメグ、ガラムマサラなどのスパイスと一緒に炒め、鍋で煮ること数時間。
出来上がってしばらくは酸味が強いが、寝かせると味がまろやかに。
【 材料 】
リンゴ 4個
イチジク 3個
柿 2個
(お好みの秋のフルーツを)
おろし玉ネギ 半分
おろし生姜 大さじ1
(野菜類もお好みで)
好みのスパイス少々
(ガラムマサラ、シナモン、ナツメグ)
酢 100cc
塩 小さじ1/2
黒砂糖 大さじ2
【 作り方 】
リンゴ(無農薬なら皮ごとで良い)、イチジク、柿の皮をむき、タネを取って適当な大きさにスライスする。
リンゴ1個と玉ネギと生姜はすり下ろしておく。
果物とスパイス、調味料全ての材料を鍋(出来れば琺瑯鍋)に入れ強火にかけ沸騰させ、灰汁を取る。
沸騰したら弱火にし、水分がなくなりジャム状になるまで、そのまま2時間程煮詰める。
火を止めたらしばらく置いて粗熱を取り、消毒した保存瓶※に詰めて出来上がり。
※保存瓶の殺菌方法
鍋に湯を沸かし沸騰した湯の中に瓶を入れそのまま10分程煮沸する。(火傷に注意)
なお、耐熱瓶でないと瓶が割れる可能性があるので要注意。
作りたては酸味が強く食感も固いが、酢とスパイスの効果で長期保存が出来る。
一週間ほど経ってから使うと酸味が和らいでよかった。
寝かせる程に味はまろやかになるようだ。
入れるフルーツの種類や野菜の種類、スパイスにより、イエの数だけオリジナルのチャツネは出来る。
我が家ではカレーの他にも、煮魚に炒飯、野菜炒め、トマトソースにも入れてパスタソースにする際の隠し味に使っている。
入れる量はわずかであっても、料理に加えると味に深みが出るように思う。
他にもフルーツチャツネはホットケーキのタネに混ぜたり、お好み焼きソースに加えたりと、様々な料理作りにも使える。
沢山果物が手に入った時には、フルーツチャツネ作りはお勧めである。
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今までたくさんの果実酒の話題が出ましたが、まだイエはてな未登場と思われるものをいくつかご紹介してみたいと思います。
まず秋の果実の代表格、柿を使ったもの。材料は焼酎1升につき甘柿1kgといったところ。1kgと書くといかにも大量そうですが、実際に計ってみるとほんの数個です。さらに柿の葉を3〜4枚。これは香り付けに用います。葉はお店では買えませんから、柿の木のあるイエにお願いして分けてもらってください。もちろん自宅の庭に柿の木があれば、実も葉も庭で揃いますね。
柿はヘタを取ってよく洗って水気を拭き取り、6つ切りか8つ切り。皮をむく必要はありません。種も取り除かないでそのまま漬け込みますが、切る時に一緒に切ってしまった種は取り除いた方がいいでしょう。葉もよく洗っておきます。それらを漬け込み瓶に入れて焼酎を注けば仕込み完了。柿は糖分が多い果実ですからお砂糖は要りません。
柿の実と葉は約3ヶ月で引き上げてください。1年ほど寝かせておくと、味わい深い柿酒の完成です。
次は、あけび酒です。あけびだけでなく、ムベも同じように使えます。焼酎1升につき、これを約1kg。氷砂糖は100gかそれ以下にしておきましょう。
実を洗い、水気を拭き取ったら、縦半分に切ります。果皮からは苦味と渋味が出ますから、苦手な人は皮をむいてもいいですが、それも味わいのうちと思う人は皮はむかずそのままで。漬け込み容器に入れて氷砂糖を加え、焼酎を注いで保存。実は40〜50日程度で引き上げてください。
なお、あけびは地方の農産物直売所などに出回るほか、探せば通販もあるようですが、山に取りに行く場合は、知らない山にはあまり深く踏み入らないようにしてください。地域によるとアケビが熊の重要な食料になっている場合があるからです。熊はこういった果物などを中心に食べるおとなしい生き物ですが、出くわして驚かせてしまえば何が起こるかわかりません。秋が深まってくると、熊はだんだん山を下りてきて冬ごもりの準備を始めますので、出くわす機会が多くなります。気を付けてください。
最後は、ざくろ酒です。材料はよく熟したざくろの実。中身のツブツブしている部分も皮も両方使いますが、皮は風味付けなので、多すぎると渋くなります。焼酎1升あたり、ツブツブ500gに対して皮200gを目安に、皮は好みで加減してください。
氷砂糖はこれも100g以下でいきましょう。甘さが欲しければ飲む時に足せばいいのですし、ハチミツなど様々な甘味で楽しめるバリエーションも増えますから、果実酒全般、漬け込み時の甘さは控えめがコツではないかと思います。
ざくろの皮と果皮を別々にし、よく洗って水気を切って漬け込み瓶に入れ、氷砂糖を入れて焼酎を注ぎます。果皮は1週間で引き上げてください。2ヶ月たったら果実も引き上げて、1年間寝かせます。独特のおいしさの果実酒が出来上がります。
これらの果実酒は、それぞれ独特の香りと渋味が同居した、やや大人のテイストです(いや、お酒ですから当然大人専用ですがw)。酸味には欠けますから、飲む時にはお好みに応じて、レモン酒などの柑橘系果実酒とブレンドして楽しんでください。
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秋の日は釣瓶落としと言いますが、夕暮れの太陽だけでなく、季節の移り変わりも釣瓶落とし。暑さ寒さも彼岸までなんて言っているうちに、あっという間にフカフカもこもこのセーターなどがうれしい季節がやってきます。
だから私は、衣替えの話題を耳にしたら、それが秋の夜長をゆっくり編み物で過ごすゴーサイン。まだ衣替えなんて先の話だよ、っていう時期から始めるのがポイントです。
編み物のいいところは、毛糸のリユースが可能なこと。編み物は一本の連続した毛糸で編まれていきますから、毛糸がくたびれてボロボロになるまでは、何度も編み直しが可能ですよね。
だから、せっかく編んだけどあんまり身につけなかったなぁ、デザイン失敗した、なんていう物は、惜しげもなくほどいて編み直しです。これ、色を失敗したなぁ、なんていうのは染め直し。ウール100%の毛糸は染めやすく、慣れない人でも失敗が少ないです。もちろん元の色との兼ね合いで想像していなかった色になった!なんていうことはありますが、それはそれで手作りならではの楽しみが広がりますね。
編む物は、その時の余裕しだい。編み物=セーター…じゃありませんよね。マフラー、帽子、手袋、膝掛け、などなど。忙しい年は、平面に編めば済む手間のかからない物や、すぐに完成する小物などを中心に手がけます。
特に帽子は色んなデザインが考えられますから、フェミニンな服装に合わせるかわいい物から、男の子っぽい服装に似合う物まで、手持ちの毛糸で作り放題。ネコミミ付けたり、余り毛糸でおさげのエクステみたいのを作って下げたりするお遊びも楽しいです。
あるいは市販のニット製品も含めて、その繕いやリフォームで秋の夜長を過ごすのもお手軽でいいですね。私の最近のヒット作は、膝丈のニットのワンピをミニ丈に作り直して、余った毛糸でお揃いの帽子を編んだもの。ワンピと帽子のコーディネイトは、自分ながらとてもかわいいですよ〜。これは大成功!
晩秋からの季節をかわいくあったかに過ごす準備は、冬ごもりに備えるリスになった気分。そういうのもとても楽しいひとときです。秋の夜空の見える窓辺で、ホットの紅茶がうれしい季節になったなぁなんて思いながら、一目一目ゆっくりじっくり。とても贅沢なプレ衣替えシーズンの過ごし方です。
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子ども達の引き出しは春〜夏の衣替えのときはきっちり入っていたのに…気がついたらぎゅうぎゅう詰めに。
保育園でいただいたお下がりなどを、どんどん詰め込んだ結果です。
せっかく立てて収納してあったのに、取り出しやすい位置の手前の服をよく着ることが多いようで、ローテーションにも差がありました。
なんとなく収納スペースが少ないように感じていましたが、収納スペースが減ったというよりは服がスペースに対して多いということなので
衣替えを期に、整理が必要ですね。
ただし、こう服が多いとそろそろ衣替えをしなきゃと思っても、入れ替えるのは大仕事、気が重く腰も上がりません。
しかも10月にはまだ冬の服は必要ではないし、衣替えが春と秋の2回では、片付ける服も出す服も膨大な量になってしまいます。
そこで今年試してみたいのが、衣替えを何回かに分けること。
まずは(1)回目は秋分の頃、夏から初秋へ。
暑さ寒さも彼岸までといわれるこの時期、秋にも着られる服は残し、ランニングシャツや、ノースリーブなど
盛夏にしか着ない服は片付けます。
出すものは薄手の長袖シャツや、秋色のカットソーなど。この時期にはまだジャケットやコートは出しません。
次に(2)回目、10月2週過ぎの体育の日頃に初秋から晩秋へ。
夏服はほとんど片付け、インナーとして着られるものや、重ね着して着たい服のみ残します。
出すものは薄手のニットやジャケット、コート類です。
最後は(3)回目、11月初めの立冬の頃、晩秋から冬本番へ。
夏服はすべて片付け、厚手のニットやコートを出し、耳当てに手袋、マフラーなどの小物も用意します。
こうして衣替えを数回に分けることで、少しは負担と気分が軽くなるはず^^
なんといっても子ども達の服を衣替えをする時は、ただ単に、半そでと長袖を交換するだけでなく、毎シーズンごとに確実に変化している、成長をチェックするために何枚も、何回も、試し着してもらわないといけないから、もう大変!
飽きて、試し着を拒否してぐずる前に、なるべく短時間で、すばやく片付けてしまわないとw
そうそう衣替えの時期は部屋の模様替えにもちょうどいい頃です。
わが家では季節のカーテンや、カバー類、ファブリック類は布袋かビニール袋に入れて、スーツケースの中に片付けてあります。
スーツケースは押入れの中で結構な場所を取っているので、収納場所としてスペースの有効活用を。
衣替えと同時に、カーテンや部屋のファブリック類も夏仕様から落ち着いた色のものに変えて、秋冬モードにしていきたいですね。
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「秋の果実カレー♪」by id:ekimusi
実りの秋は、さまざまな果物の収穫期です。
一度に沢山採れたり、いただいたり。普通の食べ方に飽きて、ちょっと変わった食べ方をしたいな〜なんて思うことも。
夏の暑さを経て成長した果物は豊富なビタミンやミネラルが含まれ、生食が手軽でベストですが、時には目先を変えて、さまざまな食品と組み合わせてみて、より深い味わいの料理を作ってみませんか?・・・続きを読む
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「動物の衣替えの季節に」by id:Oregano
冬毛から夏毛に変わる春ほどではないですが、秋も犬や猫の換毛期ですね。動物の衣替えの季節です。そして季節の変わり目は、動物も体調を崩しやすくなる時期でもあります。だから抜け毛の季節は、こまめな被毛のお手入れがとても大切。単に抜け毛の飛散を防ぐだけでなく、親密なスキンシップで動物の体調の変化を察知する機会にもしていくということですね。
その意味でも、メインはシャンプーよりブラッシング。・・・続きを読む
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「去年何着てたっけ?で衣替え」by id:xxkinocoxx
毎年夏のキャミソールやTシャツ涼しげなワンピースだけでは
ちょっと肌寒くなってくると、回りの友人と必ずといっていいほど
去年の今の時期って何着てたっけ?と毎年話し出します(笑)
セーターやジャケット、コートを着るにはなんとなく早いし
かといって、夏っぽさ満点のマリンルックや、
色鮮やかなトップスは9月も中旬になってくると
どうしても浮いてきちゃうし・・・続きを読む