イエコト・ミシュラン #070 PickUp3



みなさまこんにちは、hazamaです。今日はまず、お知らせから。今週末からゴールデンウィークがはじまるということで、〈イエはてな〉では「グリーンウィーク」のスペシャルいわしが恒例となっていますが、今年はひといきついて、お休みにしたいと思います。楽しみにしてくださっていたみなさまには、ごめんなさいm(_ _)m。日頃、ノンストップで(!)毎週語らいをつづけていて、時にはゆっくりと暮らしへの発想を耕す休暇があってもいいかも?と考えました。みなさまには経験談やアイデアをつねにアウトプットしていただいているので、このゴールデンウィークは読書やお出掛けなどで素敵なインプットをぜひ!


そんなわけで、今回は少し長いですが、5月11日(水)の“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”のスタートまで、ダイアリーの更新をお休みさせて頂きます。私もその間、少しゆったりと過ごしたいと思っていますので、もしよろしければゴールデンウィーク中に出会ったことなど、コメント欄でダイアリー・トークしませんか? それもまた楽し、となればうれしいですw ともあれ、みなさまどうぞよい休暇をお過ごしくださいね!

イエコト・ミシュラン #070 ピックアップ賞・ノミネート賞

さて、今日は“イエコトミシュラン”#070のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。今回は、「ベランダでユニーク菜園&花壇作りコンテスト」のテーマで、さすがは〈イエはてな〉のみなさま!と思わずうなってしまう素晴らしいメッセージやアイデアがたくさん集まりましたね! 「ゼラニウムを楽しむ」「ゴーヤで〈緑のカーテン〉」「再生野菜」「プランターツリー」「エコ♪発泡スチロールで家庭菜園」「手軽にはじめられる、苗から〈パセリ〉」「いつかリベンジしたいトマト栽培」……。同じニンジンでもその土地や栽培時期に合った品種がいろいろあることや、防虫対策に牛乳やビールやトウガラシといった食品が役立つことなど、オドロキのハウツーもいっぱい教えていただきました!


そんななかから、とりわけユニークなベランダ菜園&花壇をご提案くださったメッセージを、(一ツ星)〜★★★のピックアップ賞&ノミネート賞に選ばせていただきました。これから夏野菜の栽培も楽しみになる頃、みなさまのベランダも豊かな実りと彩りであふれますように!


*今回のピックアップ賞は、〈みんなの住まい〉2011年5月末日公開の特集記事として編集、ご紹介させていただきます。


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 ★(一ツ星)

「学校椅子型木製プランターで野菜の小学校」by id:tough


先日のいわしにあった縫いぐるみ用の椅子で学校ごっこというアイデアにヒントを得て考えたアイデアです。


ぬいぐるみさん用の椅子を作る id:MINTさん
http://q.hatena.ne.jp/1300856443/283094/#i283094


わが家では毎年ニラをたくさん育てています。食べておいしく健康によいすばらしい野菜ですが、見た目が地味なので、なんとなくニラのスペースだけが寂しい感じでした。しかも栽培容器が発泡スチロールの箱なので、そろそろボロボロです。新しい箱をもらってこようと思っていた矢先に、上の書き込みを見てひらめきました。


思いついたアイデアとは「ニラの椅子」でした。木箱に足と背もたれを付けて、昔の学校椅子のような物を作ります。椅子の上に箱を置いても似たような物ですが、やはりここは椅子のように見えて椅子ではない、栽培容器として特別に作った物なのだというデザインに意味があります。


早速先日作ってみました。角材で椅子の骨組みを作り、そこにサイズを合わせて作った木箱を取り付ければ完成です。組立は全て木ネジで行いましたので、主な手間は木を切ることだけ。あっという間に四個も出来てしまいました。塗装はちょっと濃いめの着色ニス。いい学校椅子、いえ、足つきプランターが出来ました。


このうち二つをニラ栽培用に。残った二つはパセリに割り当てました。こちらも健康野菜ですね。これらを仲良くベランダに並べて、野菜の小学校。黒板も欲しいと思い、以前のいわしを参考に、黒板塗料を塗って小型の黒板も自作してみました。これはベランダ園芸の予定表やメモなどに使いましょう。


この話を職場でしたら、女子社員が黒板消しにしてと、ニンジンの形の縫いぐるみみたいな物を作ってくれました。黒板消しにしてしまうにはもったいないような出来映えでしたが、ぜひとも黒板消しにと言ってくれたので、有り難く使わせていただくことにしました。育ったらニラとパセリをお礼に差し上げる予定です。


すくすく育て、ニラとパセリの小学生。以前こちらでご紹介した壊れた椅子で作ったベランダガーデニング用ツールラックは、さしずめ先生用の椅子といった感じでしょうか。
http://q.hatena.ne.jp/1273209589/262554/#i262554
今年のわが家のベランダ菜園はいっそう楽しくなりそうです。


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ミシュランコメント

昔の小学校の椅子をかたどった素敵な木のプランターボックス! これはディスプレイ台とプランターが一体になったカタチでもあり、何といっても緑の野菜が座って(!)可愛く並ぶ姿が目に浮かぶようです〜。以前にご紹介くださったガーデニングツールラックと、今回一緒に作られた黒板と併せて、その光景はまさに「野菜の小学校」ですねw こうしてアイデアを次々と発展させていくイエ空間作りの楽しみを教えてくださったtoughさんは、この菜園学校の校長先生ですね! ベランダ菜園もネーミングやイメージをふくらませていくと、どんどんオリジナルなプランが発展していく……そんな楽しさもたっぷりのアイデアに、特大のを贈ります!

 ★★(二ツ星)

「わが家の雨水利用ベランダ菜園」by id:C2H5OH


私も色々な野菜をベランダで育てていますが、面倒なのが水やりです。ベランダには水道がないのです。バケツに雨水を溜めて使っていたこともありますが、ボウフラが発生することもありますし、夏場などはバケツ程度では足りません。


そこで何かいい雨水を溜める容器はないかと考え、いわゆるベランダストッカーを使ってみることにしました。フタ付きのプラスチック製収納ボックスです。買ってきたのは18リットルの灯油ポリタンクが4本すっぽり収まるサイズで、容積は約135リットルでした。この容器の側面上部に穴を開け、ネジ止め型のホースジョイントを取り付けました。ここに雨樋からホースで水を引いてくるわけです。


側面の反対側も同じように加工して、こちらはオーバーフローした時の水抜き穴としました。大雨で一気に水が貯まると蓋の縁から溢れ出てベランダが水浸しになりますが、普通の雨ならホースを通じてベランダの外に排水可能です。


水の利用方法は極めて原始的で、蓋を開けて柄杓で汲む、あるいは如雨露を沈めて水を入れて撒くという方法を採っています。電動ポンプで汲み上げてホースで水撒きをすれば便利でしょうが、せっかくの天水利用にエネルギーを使うのはどこか負けのような気がするので、そういう方法は考えていません。あくまでスローにゆったりと天からの授かり物の水を使っていくところに良さがあると思っています。


虫の侵入などは全くなく、貯まった水も長期間そのままにしておくことはないので、今のところ水が腐って嫌な思いをしたこともありません。節水が呼びかけられる真夏でも夕立の水などが有効利用できるので、とても気持ちのいいベランダ菜園が出来ています。


もちろん完全に天水で水やりが賄えるわけではなく、足りなくなれば水道から汲んできますが、明日はもう空だな、水道から汲むのは面倒だなと思っている時に雨が降ると、本当に恵みの雨を実感します。ただ鬱陶しいだけだった雨が、地上の植物を潤す慈雨だったということに気が付けたのは、ひとえにこの雨水利用設備のお陰です。


ベランダの耐荷重がどのくらいあるのかは分かりませんが、同じ物をもう一つくらい増やしても何の問題も無さそうですから、今年はもう一つ増設して、さらにたっぷりと天の恵みを頂こうかと計画中です。こう書くと何だかとても欲張りのようですが、雨水はいくら溜めても、誰にも「それ以上はいかん!」とは言われません。人間はこんな贅沢な資源に恵まれていたんですね。有り難いことです。


ベランダストッカーは2千円台で買えますので、これを貯水容器に使えば、とてもリーズナブルな天水利用設備が実現できます。皆さんもいかがですか。


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★★ ミシュランコメント

なんとベランダで「雨水利用」! その方法をこんなに詳しくレポートして下さって、うちでもデキル……と身近に感られた方も多かったのではないでしょうか? 水の引き方、溜め方アイデアはもちろんのこと、「水道から汲むのは面倒だなと思っている時に雨が降ると、本当に恵みの雨を実感します」という言葉に、これは天然の「自動水槽」だ!と感動。そう思うと、ますますありがたくて、自然の資源をじかにイエで使う仕組みの合理性がとてもよく実感されました。これは、ベランダに水道があることとはまったく違う意味の利便性です。どんな菜園、ガーデニングにもすぐに実践できる素晴らしいメッセージに、★★贈呈です!

 ★★★(三ツ星)

「ムベを育てて縁起のいいベランダに」by id:Fuel


ムベはアケビ科に属する植物ですが、実が熟してもアケビのように割れません。「長命樹」の名を持つ縁起のいい植物で、昔は無病長寿の霊果と賞せられていたそうです。葉は掌状複葉、つまり複数の葉が手の平のような形に集まったものですが、この葉の数が苗のうちは3枚、少し育ってくると5枚、そして最終的に7枚へと増えていくことから、これが七五三に通じて縁起が良いとも言われています。


この苗が手に入りました。知り合いにムベを育てている人がいて、挿し木にしてくれたのです。しかもムベは1本でも結実するが複数の木で交配した方が良く実るからと、別々の木から挿し木をしてくれて、無事発根しました。これをベランダで育ててみようという計画です。


鉢植えでいけるか検討してみたところ、無理ではない物の、やはり育ちは地面に植えた方が良さそうでしたので、植え付けは地面に行うことにしました。もう少し苗が安定してから植える予定ですが、肥沃な土を好むとのことなので、今は堆肥をすき込んで寝かせている所です。


おいおい、今回はベランダでの菜園や花壇がテーマだぞと言われそうですが、植え付けは地面でも、育てるのはベランダの予定なのです。ムベは長くツルを伸ばす植物ですから、地面から伸びてきたツルをベランダに絡ませて、実はそちらで収穫する予定なのです。うまく育てると1年で1.5mくらいは伸びるとのことですので、地面からロープを張ってベランダにツルを誘導してやれば、今年は無理かもしれませんが、来年は確実にベランダに届くでしょう。2本の苗は、それぞれベランダの左右の下の地面に植え付ける予定です。


ムベは伸び放題にしておくと、それこそ絡みついた木を枯らしてしまうほどに葉を茂らせるそうですから、これは緑のカーテンにも使えそうです。実際検索してみると、壁面緑化やサンシェードプランツとしても利用されていると書かれたページが見つかります。


ムベはこのように、地面に植え付けてベランダを緑化するという、とても特殊な楽しみ方が出来る植物です。ムベは根元に光が当たりすぎると育ちが悪くなるそうですが、日光は大好きな植物ですから、ツルや葉はしっかりお日様に当てる方が、実の付き方が良くなるそうです。ですからベランダに絡ませて育てるのにとても向いていると言えそうですね。自然界では樹木に巻き付いて育っていく植物ですが、人間のマチではその代わりをベランダが務めてくれるのです。


以上、地面とベランダのコラボで楽しむベランダ園芸も有り、ということで書かせていただきました。もちろんマンションなどで地面が使えない方も、鉢植えで育てられないことはありませんから、この「長命樹」で縁起のいいベランダにしてみませんか。サンシェードプランツとして利用すれば夏の省エネにも役立ちますから、地球に貢献できて二重に縁起がいいですね。乾燥を嫌う植物のようですから、鉢は直射日光を避けた場所に置き、育ったツルをベランダの正面に誘導してあげるのがいいと思います。


植え付けはこれからですが、また育ってきたら、機会を見て様子をご報告させて頂きたいと思います。


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★★★ ミシュランコメント

コレはまたいろんなオドロキが詰まったプランですねー! 「ムベ」が別名「長命樹」、「昔は無病長寿の霊果」ということもはじめて知って、少し調べてみたら、かつては果樹として重んじられ、宮中に献上する習慣もあったそうですね。果肉も甘くて美味しいけれど、少し食べにくいので知られなくなったみたい。「サンシェードプランツ」として壁面緑化にとご提案のように、昔の日本でもムベで「日陰棚」を作ったんですって。ここまででも、縁起がよくて美味しくて緑のカーテンにもなるといううれしいこと3つ。そしてさらに、このプランの要は、1階の地面から植えて2階のベランダにツルを這わせるという「地面とベランダのコラボで楽しむ」! そんな楽しみ方ができて実もなる植物はそんなにはないと思います。また、写真で花を見てみたら、白くてとても美しい姿でした。ムベという植物の再発見と、その最高の育て方アイデアに拍手と★★★を贈呈します!

「ベランダガーデニング美術館」by id:Oregano


狭いベランダを有効に使ってたくさんの植物を育てようとすると、ハンギング技を多用したくなりますね。鉢を垂直面に吊り下げたり引っ掛けたりして飾れるアイテムが色々売られています。これを利用して、ベランダで「花の美術展」を開催してみませんか。


きっかけは、突然作ってみたくなって自作したイーゼルでした。角材を使ってイーゼルっぽい物を作ってみたわけです。ベランダに立て、イーゼルの本来絵を掛けるべき場所にハンギングバスケットを取り付けて花を飾ると…。作った自分がびっくりの華やかさです!・・・続きを読む

「ミニ薬草園を作ろう」by id:momokuri3


植物には色々な薬効がありますから、そういう植物ばかりを集めてミニ薬草園を作ってみると楽しいと思います。


薬草といっても、そんなに特別な植物ではありません。ハーブと呼ばれる植物などはみな薬草に入れていいですね。さらに雑草と呼ばれる草の中にも薬効のある草が色々あります。


たとえばオオバコ。道端に生えている物から種をもらってまいておくと芽が出ます。・・・続きを読む

「憧れの袋栽培by id:maruiti


昔から家庭菜園には憧れていたが、植物と付き合うのは盆栽程度で、肥料のやり方や雑草取り、そして害虫の問題など
家庭菜園はちと難しそうだと手を出しかねていた。


息子は保育園でみんなと一緒にサツマイモやカボチャを育てているから、家でわざわざ栽培する必要もないと思っていたのもある。


そんな折、友人からベランダでお手軽お気楽に野菜を作る栽培方法があるのだと教えてもらった。・・・続きを読む

「ベランダ坪庭を作ろう」by id:TomCat


菜園でもなければ花壇とも言い難いプランかもしれませんが・・・・。まあちょっとお付き合いください。


坪庭とは、建物と建物の間や、建物と塀の間などの狭い空間に造られる庭のことです。今回はこれをベランダの隅っこに作ってしまおうという提案です。たとえばこんな感じ。



・・・続きを読む

「にんじんのリレー栽培」by id:ekimusi


家庭菜園の醍醐味は普段お店で手に入れることが難しい、変わった品種のものが食べられること、
そして一時期に大量に収穫することよりも、一年中、適量の野菜を食べられることです。


もちろん一年中〜というのは難しいとしても、出来るだけ長〜い期間、適量の食べられるようにするためには
次のポイントが重要になります。・・・続きを読む

「ベランダに生け垣もどきを作ろう」by id:MINT


何気なく立ち寄ったホームセンターで、植木のセールをやっていました。セールといっても売れ残りが並べてあるだけで、みな同じ種類の木です。何の木かなと思って眺めていたら、お店の人が、これはボックスウッドっていうツゲの仲間だよと教えてくれました。生け垣によく使われる木でそれ用に仕入れた物とのことです。それでこんなに数があるのか!


ここでアイデアが浮かびました。これを全部鉢植えにしてベランダに横一列に並べたら窓の外が生け垣になる!・・・続きを読む

「瓢箪の栽培」by id:mododemonandato


ベランダでは瓢箪の栽培も面白そうです。
昔、鉢植えで作ってた事がありますが、小さいものしか出来ませんでした。
瓢箪はつる植物なので、棚を作れば日陰も出来て夏にも涼しいでしょう。
あまり知られていませんが、瓢箪は食用のものがあり、それだと実を食べる事も出来ます。
てんぷらとか煮物、汁の実にしたりします。・・・続きを読む

「ベランダひまわりいっぱい計画」by id:Cocoa


前のいわしにあった東日本大震災復興支援の「ひまわりプロジェクト」というのを見て考えました。今年の夏はベランダいっぱいにヒマワリを咲かせませんか。ヒマワリはお日様の方を向く花ですから、南向きのベランダの場合、私達は花の後ろ側を見る事になりますが、外から見たら綺麗ですからそれでいいですよね。つまり、マチに向かって被災地復興を願うメッセージを発信するベランダ作りということです。・・・続きを読む

「ベランダを果物畑に」by id:sumike


果物を育てるとなると、日のよく当たる広い庭が必要だと思いがちですが、品種や仕立て方次第で、ベランダでのプランターや鉢植えでも果樹の栽培は可能です。


上手に実らせて、美味しい果物を楽しみましょう^^


まずは、春のフルーツといえば!の苺を育てる場合。・・・続きを読む

「香味野菜をプランターで」by id:offkey


ベランダのプランターで野菜を育てることは楽しいです。ホウレンソウやラディッシュやにんじんなど、葉ものから根のものまでいろいろありますが、香味野菜を集めて育ててみると意外と重宝するのではないかと思いました。
サンショウの木を鉢植えにしてベランダに置くのもいいですし、あと、香味野菜のコンパクトなものはプランターで育てられます。
そんなプランターで育てられる香味野菜を集めてみました。・・・続きを読む