イエコト・ミシュラン #061 PickUp3



みなさまこんにちは、hazamaです。先月末日に、〈みんなの住まい〉で新しい特集号が公開になりました! みなさまもうご覧になっていただけましたか? 〈イエはてな〉からは、“イエコト・ミシュラン”特集記事、カバーストーリー「流木のウィンドチャイム」が掲載されています。おかげさまで、素敵なメッセージになりましたよ〜。今回の特集は、「眠りをいざなう、夏の快適ベッドタイム」。夏の快眠をめぐる記事が満載ですので、ぜひみなさまもご覧になって、健康なサマーライフにお役立てくださいね!


イエコト・ミシュラン #061 ピックアップ賞・ノミネート賞

さて、今日は“イエコト・ミシュラン”#061のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。今回は、「家族の成長やライフスタイルで変えるイエ空間作りコンテスト」という少し難しいテーマだったのですが、そのぶんみなさま、さまざまなアングルからご考案くださって、ユニークなプランや実践例をお寄せくださいました!


少しご紹介すると、読書にティータイムにバーベキューと多彩な楽しみを生み出す「広いテラス」、趣味や仕事とライフスタイルによって使える「書斎」、「大きな本棚を家族で埋めていく」夢のライブラリースペース。なかには、「子供たちが大きくなり…私の部屋」という新しい楽しみを作るお父さんとしての声も。そのほか、「シンプルライフなインテリア」「一人一人の年齢やライフスタイルに応じて様々な顔を見せてくれる〈週末田舎暮らしハウス〉」「夢のシェアハウス〈歳をとっても障害があっても、みんなで安心して棲めるイエ〉」といった、独自の視点からのプランも素晴らしかったですね!


そんななかから、今回も暮らす人それぞれの素敵な時間まで見えてくるアイデアいっぱいのメッセージを、ピックアップ賞・ノミネート賞に選ばせていただきました。将来のイエへの夢も思い思いに描いてみせてくださり、みなさまどうもありがとうございました!


*今回のピックアップ賞は、〈みんなの住まい〉8月末日公開の特集記事として編集、ご紹介させていただきます。



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 ★(一ツ星)

「様々なライフステージや用途に対応する《がらんとした和室》」
by id:TomCat


物を置かない畳の部屋。こういう部屋が一部屋あると、とても暮らしが豊かになると思うんです。


まず、子供が小さな時期。転んでも痛くない畳の部屋は、小さな子供のプレイルームに最適です。それに遊び疲れて寝てしまっても、畳なら板敷きに比べて下からの冷えが穏やか。小さな子供は大人に比べて、ずっと床に近い位置が生活空間ですから、畳という優しい素材が最適です。


最近は畳のない家が増えていますから、ご近所のお母さんや子供達も集まって楽しい時間が過ごせるイエ、なんていうコンセプトで和室を作ってみるのもいいですね。


少し子供が大きくなってきたら、和室で劇をして遊びましょう。たとえば子供がお殿様。ちびっこお殿様の前で、お父さんが完璧な礼法に則った和室での作法を演じて見せたりするんです。一通り終わったら、今度は役柄交代。こういう遊びの中から、畳の部屋の歩き方、座布団への座り方降り方、正座の仕方、正しい挨拶の仕方などが楽しく身に付きます。


和室でちょっと特別なお食事会、なんていうのもいいですね。箱膳を使った高級料亭みたいな食事から、卓袱台を使ったサザエさんのお家みたいな食事まで。最近は椅子とテーブルでの食事しか経験のない子供が増えていますから、きっとこういうのも新鮮な体験になっていくことでしょう。こうした中から、和食の作法も身に付きます。なお、和室だからといって、料理は無理に和食にこだわる必要はありません。こういう時ほど、子供が好きなメニューで揃えましょう。お箸で食べられるお料理なら、何でもいいですね。


正しい礼法に則った和室での振る舞いや仕草には、まるで舞を見ているような美しさがあります。インストラクター役の大人はぜひ、お父さんかっこいい!お母さん綺麗!と言われるような身のこなしで、子供をアッと言わせられるようにがんばってくださいね。和室があれば、大人だけで密かに和の作法のお勉強、なんていうのも可能です。誰の前に出ても恥ずかしくない身のこなしを身につけておくことは、子供が誇れる親であるためにも大切です。


もっと子供が大きくなってきたら、畳の部屋で色々な和文化体験をさせてあげましょう。習い事ではありませんから、楽しく体験できればそれでいいんです。書道なんて畳の部屋にぴったりですね。お正月の書き初めや、七夕の短冊書きなど、季節の行事に合わせて行っていきましょう。


それから、お茶やお花。これらもけっして女の子だけのものではありません。もともと華道は、代表的な武家屋敷の造りである書院造の定着とともに発展してきたもの。茶道も、織田信長の「御茶湯御政道(おちゃのゆごせいどう)」によって、格式の高い武家儀礼として定着してきたという歴史があります。もちろんイエでやるなら、お茶もお花も型にはまる必要はありませんから、伝統のエッセンスさえきちんと踏まえていれば、あとはそのイエ流でOKです。


子供が受験を控えるような年齢になってきたら、和室は心を落ち着け、安らげる空間として活用させていきましょう。がらんとした何も無い和室で静かに過ごすひとときは、きっとストレスを和らげてくれることでしょう。こういう和室の使い方は、何かと心が疲れがちな大人にも有用ですね。


現代のイエに欠けているのは、こういう心を癒す侘び寂の空間。今は居住「空間」といいながら、全ての部屋を実用で埋め尽くして、「空の間」を設けないんですよね。でも、日本の文化は「空」を重んずる文化。何も無い空間にこそ美を見いだし、そこから心の安らぎを得てきたのが、日本人の美意識だったと思うんです。そういう侘び寂の間がリビングに匹敵するくらい重要な存在なんだ、という考えへの転換が、新しいライフスタイルの扉を開く、一つの鍵になっていくことでしょう。


そうは言ってもただでさえ狭い家、その一室を何も無いがらんとした空間にしてしまうなんて、と思われるかもしれません。でも、和室ならそれが可能なんです。和室の良さは用途の柔軟さ。ですから、押し入れから座卓を出してポンポンと座布団を置けば、さっきまでのキッズのプレイルームが、もう応接間に早変わりです。床の間のある部屋なら、どんなお客様をお通ししても恥ずかしくない、品格ある応接間として通用します。さらに再び座卓をどければ、お茶のお点前でおもてなしも出来るマルチウエイの応接間。布団を敷けば、不意の泊まり客の寝室にも使えます。


大人の楽しみとしては、何も物を常設しないがらんとした和室を、季節の「室礼」で彩るキャンバスにしていってください。

◆室礼→ http://q.hatena.ne.jp/1252471828/232224/#i232224


やはり室礼のメインステージは床の間です。床の間に季節を表現する楽しみは、まさにアート。暮らしの質が高まって、アートする喜びも満点の室礼は、一生の趣味になりますよ。


こんなふうに、子供のライフステージに合わせて活用でき、大人の趣味空間としても、和室特有の用途の柔軟さを活かしたゲストスペースとしても幅広く使っていける「がらんとした和室」。一部屋あったら、本当に素敵で便利な空間になってくれると思います。


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ミシュランコメント

これまでにも「和室」の素晴らしさや活用術をずいぶん教えていただきましたが、この「空の間」が現代の暮らしに素晴らしく豊かな和文化をもたらしてくれること、あらためて驚きました! プレイルームから手習いや家族コミュニケーション、季節行事に食事会、さらには心静かな詫び寂の時間まで、子どもにも大人にも実にさまざまなライフステージで文化的な時間を生み出す空間なんですね。でも、このメッセージのように意識されていなければ、和室はただの畳の部屋。和室でどれだけ日本ならではの文化と創造に満ちた時間を過ごすか、あらゆる可能性をご指南くださったメッセージに、大きなを送ります!

 ★★(二ツ星)

「家族のたまり場」by id:sumike


以前id:Fuelさんが「思い切ってPCを家族の共有スペースに置く」という書き込みを拝見し、

さっそく我が家でも真似てみました。

背中のむこうで鍋がコトコト静かに揺れるのを感じながらキーを叩いているここは

我が家の中心、ダイニング。

正確にはダイニングテーブルとキッチンの間。

料理をしながらでも他の用事が出来るように、パソコンとプリンタをそれぞれワゴンに載せて、

キッチン側でもダイニング側でも使えるようにしたのです。

パソコンを載せたワゴンはキャスター付きなので、料理を作る前にレシピ検索〜と使う時には

コロコロ出して、食事の時には壁際に揃えて並べています。

ダイニングの横の壁にはコルクボードがあり、パソコンでプリントアウトした写真や、

友人が送ってくれたポストカードなどを飾ってあります。

毎日の家事は同じ事の繰り返しで、これで終わりといった到達点がありません。

そんな家事の心理的負担を減らし、また少しでも快適に毎日過ごすための空間です。


家事をしながらドラマや映画を観たり、家事の合間にネットサーフィンや家計簿をつけたり、

パソコンで音楽を聴いたりと楽しむことがもでき、パソコンがダイニング近くにあると何かと便利です。

共働きで忙しい人には、ぴったりなスタイルといえるでしょう。

さらにちょっとした本を置いたり、アイロン掛けや服の仕分けができるように、壁面に沿って細長い机を設置。

広いスペースがいる時にはすぐ隣のダイニングテーブルを利用します。

ここで、家計簿をつけながら子どもの相手をしたり、夫が明日の天気をチェックしたりと、

家族とのコミュニケーションにも役立ちます。

(今は息子が隣でお絵かき、娘はまだ小さいので、音楽DVDをかけておくとそれに合わせて踊っています^^)

子どもの様子が見えるようにすることが大事といわれますが、

私は家事をしている様子を家族から見えるようにすることも大事だと思っています。

取り込んだ服をたたんだり、アイロンかけや、取れかけたボタン付けもダイニングテーブルで行います。

イスに座ってチクチク縫っていると、夫がそっとお茶を出してくれたり、

息子がコレおかーさんを描いたのと絵を持ってきてくれたりとサービス満点^^

閉ざされた環境からはコミュニケーションは生まれません。

ダイニングを母のワーキングスペースに、そして家族のコミュニケーションツールとしてのパソコンのある空間として。

私はここを秘かに「たまりば」と呼んでいます。

パソコンには撮り貯めた写真や動画などがいっぱい入っていて、家族みんなで見られます。

両親が来た際に子どもの写真を見せてあげたり、家族旅行や運動会の様子をプチ上映会するにも

ダイニングテーブルに座ってみんなで見るのも楽しいですね。 

子ども達が大きくなって、お母さ〜んとまとわりつく時期をすっかり卒業し成長しても、

ナニかとみんなが立ち寄る、家の中心のダイニングにど〜んと私がパソコンと共に陣取っていれば

家族と自然に顔を合わせられます。

ちょっと飲み物を取りに来た家族が、私が覗いている画面にたまたま興味を持って

その話題がはずんだりということもあるでしょう。

将来、老眼鏡をかけるようになる頃の私には、豆粒のような国語辞典や漢字辞典をひくのは億劫なこと。

でもパソコンの画面だったら簡単に文字も大きくできますし検索だってあっという間。

子どもが巣立って夫婦二人、ダイニングテーブルでコーヒーを飲みながら、新聞を読んでいた夫が

「ねぇ、これってなんて読むのかな?」と聞いてきたら、すかさずパソコンの画面を開いてネットで検索。

意味ももちろん確認してから得意げに、私は主人に答えます。

「あら、それは○○よ。」な〜んてw

キッチン近くのダイニングには湿気があったり油煙が漂ったりと、パソコンにとっては環境が悪いのかもしれませんが

そのうちきっと水周り対応の防汚・防水パソコンがでてくることでしょう^^

ある時は食卓、ある時は母のワーキングスペース、そしてたまり場として家族でコミュニケーションできる場所、

ダイニング活用術でした。


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★★ ミシュランコメント

先だってミシュラン賞に輝いた〈イエはてな〉らしい家族コミュニケーション空間のご提案を、 ママの目からぐんとふくらませた実践メッセージに、★★贈呈です!ワーキングスペースの中心となるダイニングにパソコンワゴンを置くことで、こんなにも多彩に楽しい時間が生まれる……。ネットでのレシピや家事検索、気軽に音楽CD鑑賞やスナッププリント&ピンナップ、家族でDVD映画会も素敵。パソコンを使って子どもや家族で何かモノ作りの時間も楽しそうですね〜。ママのいきいきとしたワーキングスペースであり、「家族のたまりば」であるダイニング。忙しい毎日にも、ゆったりとしたファミリーライフにも、活かしたいアイデアですね!

 ★★★(三ツ星)

「イエが寺子屋になるようなスペース作り」by id:SweetJelly


今私がわが家に欲しいと思っているスペースがこれです。学習塾をやりたいなどということではなく、親しい友達が集まって、それぞれの得意分野を教え合えるようなスペースです。教わるだけなら公民館やカルチャーセンターの教室などがありますが、ものごとには教える楽しみというのもあると思うんです。それを満喫し合えるようなスペースがあったらいいなぁと。


大人数を集めるわけではありませんから、場所は六畳くらいあればいいと考えましょう。あと必要な物は、物作り関係などをやると考えると、傷が付いても構わない作業台を兼ねたちょっと大きめのテーブルと、床に敷く何らかのシート。わが家の場合は使えそうな部屋が和室になりそうなので、古い座卓と、畳の上に敷くゴザがあれば何とかなりそうです。


寺子屋のようなスペースは、いわばパブリックなスペースですから、生活のためのプライベートなスペースとは分離しないと、長続きしにくいと思います。そこが一番の難しさだと思いますが、応接間などはプライベートな生活動線と交わりにくい経路でお通し出来る場合が多いと思いますので、そういう部屋が使えれば理想的ですね。


あるいは最近は可動家具などを使って間取り変えられる家も増えてきていますから、これから家を建てようとしている人は、将来そんな夢が生まれてきた時に、リビングの一角を寺子屋に使える仕切り方が可能な部屋作り、なんていう計画も織り込んで設計していけるといいかもしれません。


寺子屋が終わったら、あとは楽しいティータイム。それを考えると、キッチンとの移動がしやすく、お茶やお菓子が運びやすい場所であることも欠かせない条件になってきますが、応接間やリビングの一角が使えれば、きっとその条件も満たされますね。キッチンとの連携が図りやすい位置なら、寺子屋スペースを使ってパーティーも開けます。


以前、私は仲間内のちょっとした講座みたいな物を開きたいと思って、公民館が借りられないか聞きに行ったことがありました。そうしたら、利用するには事前に団体登録が必要、利用者の半数以上が当該自治体在住か在勤・在学であること、申し込みは三ヶ月以上前に行う…など、なかなかハードルが高いことが分かりました。こういう規則は公民館ごとに違うと思いますが、やはり仲間内の行事に公的な施設の利用は向かないようです。だったら自分のイエでできないかなぁと。


物作りが好きな人、文化を創造したり学んだりすることに意欲的な人、趣味の輪を広げたい人、などなど、そんな素敵な仲間が集まったら、きっと作りたくなってくる寺子屋の出来るイエ。家族の誰かの意識がそんなふうに成長してきたら、他のご家族の皆さんもぜひ、可能な範囲で理解を示して、応援してあげてくださいね。同じスペースを使って、家族それぞれが異なる寺子屋を主催していく、なんていうイエも、また素晴らしいと思います。


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★★★ ミシュランコメント

文化的な集いの場所である公民館やカルチャーセンターがわが家にあったら! まずはこの発想からサプライズでした。身近な人や家族がおのおの講師になって教え合間い、学び合って楽しむ。これはティーパーティーや会食とはまた違ったイエでの集いです。日常の空間から少し切り離された空間でありながら、キッチンへの導線もよければなお楽しい!という着眼さすが。またひとつ生まれた〈イエはてな〉ならではのアイデアに、★★★決定です!

「ライフスタイルの変化に対応しやすい庭作り」by id:watena


庭は、比較的作り替えしやすく、家族の成長やライフスタイルに対応させやすい部分だと思います。私が育った幼少期の頃のイエの庭には、三輪車のコースがありました。庭には芝生が植えてあったのですが、そこにO字型のトラック?が切ってあったのです。芝生ではなかなか三輪車が進みませんが、そこは良く地ならしされていて三輪車を漕ぐのに最適でした。三輪車は安定が悪いのですぐ転びますが、倒れても芝生の上なら痛くありませんでした。・・・続きを読む

「家族の成長やライフスタイルで変えていくあかり」by id:TinkerBell


「家族の成長やライフスタイルで変える」物には、あかりもあると思うんです。
たとえば、食卓のあかり。
子供がいるイエでは明るい雰囲気の中での食事を楽しみたいですから、ベース照明として普通の部屋のあかりを使い、テーブルの上に食材を鮮やかに見せるペンダントライトをプラス。
大人の食卓も、みんなでわいわい楽しみたい料理の時は、こんな明るい雰囲気がいいですね。・・・続きを読む

「センターステージのあるイエ」by id:ekimusi


いつか子どもと一緒にのびのび過ごせるイエを建てようと考えているので、
このテーマに理想のイエの想像が膨らみました。
考えが一番膨らんだのが階段です。・・・続きを読む

「壁面収納で見せたり使ったり隠したりが自在なスペース」by id:Oregano


壁一面の収納スペース。扉は天井まで届く高い扉で、全てを閉めきると壁と変わらないシンプルなデザインにします。暮らし方によって、普通の収納スペースとして使ってももちろんいいですが、さらに趣味に使う物を置いておく場所になったり、書庫になったり、コレクションを飾っておくギャラリーになったりと自由自在な使い道も広がる。そんな部屋を作りたいなぁと考えています。・・・続きを読む

「縁側に代わる空間の創造で多用途コミュニケーション空間」by id:YuzuPON


昔の家には縁側という空間がありました。家の中では廊下の役を担いながら、同時に庭と屋内をつなぐ出入り口の役目も担い、さらに冬の日向ぼっこにも夏の夕涼みにも使えるという多用途スペース。老若男女を問わず、季節天候それぞれに様々な使い方が出来る縁側は、まさに今回のテーマその物のような存在だったと思います。
それを現代のイエに応用出来ないでしょうか。考えてみました。有望なのはウッドデッキの増設です。ウッドデッキには開放感を重視する意味で屋根を付けないことが多いですが、一部ひさしを張り出すような形で屋根を設けましょう。その下が、全天候型の縁側的スペースということになります。・・・続きを読む

「畳部屋をなつかしんで」by id:offkey


現在の我が家はオールフローリングの洋室で畳の部屋は一つもありません。この家に住む前は畳があったのですが、張替えやダニの問題などで、今の家を選ぶときにはフローリングは掃除が楽だし清潔だし、と思ってたのです。
確かに、それは思ったとおりなのでしたが、しばらく住んでいるうちに、なにか物足りなさを感じてきました。
・・・続きを読む

「子供の成長に合わせて変化していくリビング」by id:Fuel


まず、子供が小学校低学年くらいまでのうちは、個室があったしても、リビングを子供の学習空間と位置づけます。ダイニングテーブルの脇にはワゴンが常駐。食事が終わったらサッと調味料などをワゴンに移動するようにして、いつもダイニングテーブルが広々とした学習机。本棚や学習道具入れもリビングに用意しましょう。そこをメインに使うか、個室のサブ的位置づけにするかはイエそれぞれだと思いますが、とにかく子供が気軽にリビングで勉強出来る環境を整えます。・・・続きを読む

「土間のあるイエ」by id:momokuri3


私は「家族の成長やライフスタイルで変えるイエ空間」として、ぜひ土間を提案してみたいと思います。土間と言っても、小さな玄関の上がり口のことではありません。昔の農家にあったような、広い土間です。今の土地事情では、このようなスペースを設けることは難しいかもしれません。でも、3階建てなどが可能な地域なら、ぐっと実現性が出てきます。また建築基準法上の自動車車庫として作れば、延べ面積の5分の1までは容積率から除外されるそうですから、うまく設計すれば丸々容積率に入れないで済む土間的空間が生み出せるかもしれません。・・・続きを読む

「部屋の隣の屋根裏部屋」by id:shig55


我が家は木造の二階屋です。間取りを考えるとき、収納場所をできるだけたくさん作るようにしました。その中で、二階の一部屋におもしろい工夫をしました。
我が家は総二階の造りではありませんので一階部分の一部に二階部分が乗っている構造です。ですから二階の部屋の外側に一階部分の屋根が来ているところがあります。二階から見ると、隣に一階の屋根裏がある構造です。そこで、通常でしたら壁になるところに出入り口になる引き戸をつけ、屋根裏にも二階の床と同じ高さになるよう床を張ってもらいました。・・・続きを読む