リブ・ラブ・サプリ〜KIDS #001 pickup5



みなさまこんにちは、hazamaです。先日5月28日に〈イエはてな Press Room〉にて公開になったイエと家族の物語“ディア・ライフ”のページ、見に行ってくださってうれしいコメントをたくさん、どうもありがとうございます! ピックアップ賞のメッセージの掲載、文章量調整のために手を加えさせていただいていて、ずいぶん悩みながらリライトしたのですが、そのことについても胸をなでおろすようなご理解のお言葉をいただき、本当にホッとしているところです。みなさまが想いをこめて綴ってくださったエッセイ、そのいきいきとした物語の情景をそのままにお伝えしていけるように、私も大切に取り組んでいきたいと思います。今はちょうど、〈みんなの住まい〉vol.63とともにカバーストーリーと特集記事“イエコトミシュラン”が公開になったところです。みなさまぜひご覧になってみて下さいね!


リブ・ラブ・サプリ〜KIDS #001 ピックアップ賞・ノミネート賞

さて、今日は新コンテンツ“リブ・ラブ・サプリ〜KIDS”#001のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。「色」「着る」「ベランダで」のテーマでご投稿頂きました。素敵なメッセージがいっぱいだったのですが、新しくなったコンテンツ・タイトルの「KIDS」、子どもたちと一緒に、というコンセプトがちょっと伝わりにくかったみたいですね〜。いわしの「おすすめスター」も悩みつつ、子どもと一緒に楽しむ暮らしのサプリだけに★をつけさせていただいた次第です。でも! 国によって虹の色もさまざまである「世界の国の色のとらえ方」や、いる場所によって体の色を変える「アマガエル」、人間や動物の「被服」の成り立ちを学ぶ、好きなチームのレプリカユニフォームを着て「公園でサッカー」、家族で楽しむ「ベランダでおやつ」「ベランダ菜園」「ベランダでBBQ」をはじめ、すべてのテーマで発見がいっぱいのメッセージがずらり。みなさまの想いや体験が生きるメッセージをどうもありがとうございました!


そんななかから、子どもたちと一緒にココロで学ぶ素敵な暮らしのサプリを、ピックアップ賞・ノミネート賞に選ばせて頂きました。あぁ、子どもの頃にこんな時間を過ごせたら、どんなに楽しく想像力の翼がひろがることだろうとワクワクするキッズ・サプリ、まずは読んでお楽しみあれ!


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「色の光で影絵」by id:Oregano


私のイエには古いスライド映写機があります。それで父母がやってくれたのが楽しい影絵シアターでした。影絵の素は、紙を切り抜いて割り箸の柄を付けた物もあり、手の形で影を作る場合ありでバラエティに富んでいましたが、特に楽しかったのは、場面ごとに光の色が変わる所でした。スライド映写機が光源ですから、スライドの枠に色セロハンのようなものをセットしてお手製のカラーフィルターとすれば、カシャンとスイッチを切り替えるだけで簡単に光の色を変えることが出来るんですね。


今日の出し物は赤ずきんです。場面がパッと暗い青の光になって、わぁぁ、大変です、おばあさんがオオカミに襲われています。まるで映画を見ているような臨場感。さすがにこれは幼い私が恐がって、あの時はちょっとやりすぎたなぁと今ごろになって父が苦笑していますが、とにかくそのくらいの演出効果がありました。
皆さんがされる時は、あまり怖い要素のない、明るい色の光だけで演出できる物語を選ばれるといいかもしれませんね。


スライド映写機がないご家庭では(というか普通はそんなのないですよね)、適当な光源と色セロハンの組み合わせで、簡単なカラー影絵シアターセットが作れると思います。光源は熱を持ちにくい懐中電灯がいいでしょう。反射板を外した懐中電灯を適当な箱にセットし、箱の前面をくり抜いて光の照射口とし、照射口の手前にスリットを刻んで、そこに色セロハンを張った枠を差し込めるようにでも作ればいいですね。大きな懐中電灯を光源に使えば、本格的なセットが作れそうです。反射板が一体になっていて取り外せない懐中電灯の場合は、反射板に白い紙を乗せてください。そうすれば光が中心に集中する懐中電灯特有の映り方が防げます。


影その物に色を付けるのも楽しいですね。色セロハンを透明なプラ板に貼り付けてそれを切り抜いて影の素にするんです。動物などの形を紙で作り、目の部分などをくり抜いて、そこに色セロハンを貼るなどの細工も楽しそうです。こういう作業も親子でやると、早く外が暗くならないかなぁと、子供はもうワクワクでしょう。こうした影その物に色を付けていく演出方法なら、光は白色一色で十分ですね。光が拡散して部屋が明るくならないように工夫するだけでOKでしょう。


なお、こうして作った「色付き影の元」を壁に垂直に貼り付け、下から適当な照明で照らしてやると、壁に幻想的な模様が浮かび上がる楽しいディスプレイになります。クリスマスに星形の影を壁一杯に映し出したり、ハロウィンにカボチャとコウモリと魔女の影なんていうのも楽しいと思います。光の置き方によって壁に長い影が出来たりして、ちょっと非日常的で幻想的な世界が現れます。光の色も工夫すると、一層効果的でしょう。
影は一つ間違えるとサスペンスタッチ満点の演出になってしまいますので、お子さんが恐がらないような楽しい雰囲気作りを第一に考えてみてくださいね。


┃←影が映る

┣━ ←影の素


┃↑
 光


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「ブンブンゴマで色遊び&イエ・サイエンスショー」by id:YuzuPON


地域や年代によって呼び方が違うかもしれませんが、「ブンブンゴマ」というのをご存じでしょうか。円形の厚紙に紐を通して、よじった紐を引っ張ると円盤がブーンと回るという物です。よくわからない方は、このあと動画のURLをご紹介していますので、それを見てくださいね。きっとすぐに「あれか」とわかると思います。


作り方はとても簡単です。材料は、厚紙と凧糸。
まず厚紙にコンパスで円を書きます。半径4cm(直径8cm)くらいが扱いやすい大きさだと思います。円が書けたら、ハサミで丸く切り取ってください。きれいな円に切り取れると、よく回るコマになります。


次に、凧糸を通す穴を開けます。位置がしっかり決められるように、コンパスの針の跡を通る直線を引きましょう。つまり円の直径となる線ですね。穴は2つ開けますが、その間隔は1cmくらいがちょうどいいと思いますので、円の中心点から5mmずつの位置にマークを付けて、千枚通しなどで穴を開けてください。ただし手を刺さないように注意。お子さんの場合は、まず畳んだ新聞などの上に厚紙を置き、コンパスの針などで刺して小さな穴を貫通させてから、爪楊枝など刺さっても大きな怪我にならない物でその穴を広げていくようにするといいと思います。一気にブスリとやろうとせず、少しずつ穴を広げて差し込んでいくようにしましょう。


続いて凧糸を切ります。長さは60cm、つまり折り返して30cmくらいが扱いやすいと思います。そのくらいの長さに切ったら、糸の両端をさっき開けた二つの穴に、同じ面からそれぞれ通して、結んで輪にします。これで出来上がり。あとの遊び方はこの動画の通りです。
http://www.youtube.com/watch?v=AdGYYYo7Jf8&feature=related


良く回るコマ作りのコツは、まずひとつは円盤とする厚紙に本当に厚い物を使うこと。慣性の力で糸をよじって何回もブンブン回し続けるわけですから、それなりの質量が必要ということですね。厚さが足りないようでしたら、二枚または数枚重ねて貼り付けて使ってください。
もう一つのコツは、二つ開けた穴の中心が、しっかり円の中心と一致することです。この二つがしっかりしていれば、必ず良く回るコマになるはずです。


さて、ここからが色遊び&サイエンスショーのはじまりです。クレヨンや水性顔料マーカー、ポスターカラーなど、下地が透けず色がハッキリ塗れる物を用意してください。そしてブンブンゴマに様々な模様を様々な色で書いていきます。それを回すと、どんな風に見えるでしょう。
何種類ものコマを作って試してみるといいですね。水性顔料マーカーなら塗り重ねができますから、回してみてつまらなかったら、どんどん新しい色や模様に塗り変えてしまいましょう。


一応基本として、円を二等分して片方を赤、片方を青などのかけ離れた色で塗りつぶし、回したら何色になるかな?なんていうクイズもやってみてください。


さらに高度な色遊びとして、「ベンハムのコマ」「大王のコマ」といった物もあります。これは白黒の模様を回転させると、不思議なことに色が浮かび上がって見えるという物です。


東京工業大学のサイトに、おそらく子供向けの物理科学実験イベントだったのだろうと思いますが、「色を遊ぼう! 〜いろどりレストランへようこそ〜」と題したページがあり、その中でこれが取り上げられていましたのでご紹介しておきます。
http://www.t-scitech.net/miraikan/color/


こちらに「ベンハムのコマ」「大王のコマ」の図形があります。適宜拡大してモノクロでプリントアウトして厚紙に貼り付ければ、すぐに使えそうです。
http://www.t-scitech.net/miraikan/color/benhamprint.gif


同サイトでは、ベンハムのコマは色が写真に撮れなかったとしていますが、大王のコマはちゃんと色が出ている写真が撮れています。このことから、ベンハムのコマは錯視、つまり目の錯覚で色が見えているように感じているだけなのに対して、大王のコマは何らかの理由で円盤から反射される光の周波数が変調を受けていると考えられます。
どちらの現象も、まだ完全には解明されていないようですので、特にそこの理系のお父さんお母さん!!お子さんと一緒にこの謎に挑んでみてはいかがでしょうか。もしかすると子供のころのコマ遊びから、未来の科学者が育つかもしれません。


ただしくれぐれも、お勉強にならないよう、楽しい遊びとしてやってくださいね。楽しく遊ぶ中で不思議に気付く。家庭の科学は、ここが面白いのです。


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「提案、親子で和服デー」by id:SweetJelly


わが家は両親が揃って伝統芸能に携わっていますし、私もずっと祖母や母について習ってきましたので、子供の頃からごく普通の衣服の一つとして和服に親しんできました。和服なんて堅苦しいと思われる方もあると思いますが、和服ってくつろげるんですよ。帯がキツイっていうのはあるかもしれませんが、ピタピタのジーンズなんかよりずっと楽(笑)。それに和服はどんな世代のどんな体型の人も美しく見せてくれるんです。ご一家揃って和服で過ごしたら、それはもう見る人にため息をつかせてしまうほど素敵ですよ。


そこで、ぜひお子さんも巻き込んで「親子で和服デー」を始めてみませんか。月に一度でもいいですから、家族みんなで朝から和服を着るんです。いえ、どうせなら前日の夜から、日本の寝間着で寝てしまいましょう。


"イエコトミシュラン" #056「素敵な家族の時間を思い描く、コミュニケーション空間作りコンテスト」にこんな投稿がありました。
http://q.hatena.ne.jp/1270443201/259611/#i259611
■ 布団を並べて、修学旅行の一夜
id:TinkerBellさん
こんな感じで、家族で川の字になって特別な時間を過ごす夜と位置づけたら、さらに楽しくなりそうですね。
朝になったらそれぞれ和服に着替えて家族の時間を始めます。


和服だからって堅苦しくする必要はありません。ごく普通に、いつもと同じように過ごしてください。家事には割烹着が威力を発揮。サザエさんのお母さんみたいに自由に動けます。昔はきっとタスキか何かを使っていたのでしょうね。はい朝ご飯が出来ました。和服だからって和食にしなければいけないという決まりはありません。日本人がまったく和服を着なくなったのは戦後のことで、それまではごく普通の日常の衣服として盛んに着られていましたから、皆さん和服でパンでも何でも食べていたと思います。こんなふうに、着るもの以外はいつもと全く同じでよいのです。


でも、何かがいつもと違う。そんなことに気付かれると思います。それは何でしょう。私は、家族の一体感だと思うんです。日本中が洋服になった今という時代の中で、このイエの中だけが全員和服。この特別な出来事が、家族の特別なつながりを感じさせてくれる。そんな気持ちが湧き上がってくると思うんです。これは日常的に和服に慣れている私でも感じることです。きっとうちの父や母も同じように感じているに違いないと思います。


といっても、家族全員分の季節ごとの和服を揃えるのは大変ですから、まずそのスタートとして、夏に向かって「親子で浴衣デー」というのはいかがでしょうか。浴衣は本来は夕刻以降に身につける物ですが、イエの中なら昼間から着ていても構いません。そして、日が暮れかかったら夕涼みを兼ねて親子でお散歩なんて素敵だと思いませんか。知らない人が見たら、どこかでお祭り?なんてびっくりするかもしれませんが、そういうのがまた楽しいではありませんか。通りかかったコンビニで焼きそばでも買えば、本当にお祭りみたいです。あ、花火を売っています。買って帰りましょうか。なんて、イエのスケジュールに合わせていつでもお祭り気分が味わえる「親子で浴衣デー」もお勧めの計画だと思います。


和服は着方が難しいとよく言われますが、昔は誰でも着ていた服なのですから、手順さえ覚えてしまえば一人で簡単に着られます。今は色々なホームページに写真入りの解説が載っていますから、特に着付けを習いに行かなくても、普段着としての和服ならすぐに着られるようになると思います。


家族のつながりの幸せを実感できて、新しい楽しみも色々生まれそうな親子で和服を着る日を、ぜひ皆さんのご家庭でもやってみてください。そしてその日の娯楽の一つに日本の伝統芸能を何か一つ加えて頂けたら、とても嬉しく思います。


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「ベランダをミニ・バードサンクチュアリに」by id:TomCat


バードサンクチュアリ、つまり鳥の聖域、楽園です。ここではご近所から苦情が出やすい鳥の餌場作りではなく、地域の環境とベランダの緑をひとつながりにして、結果的に野鳥も立ち寄ってくれる場所にする、という方向で計画していきましょう。


計画の中心は、実のなる植物です。果物屋さんで売っているような果実をベランダで実らせるのはなかなか大変なことですから、普通はそれを小鳥に狙われたらコラーっ!!てなことになりがちですが、人間にとっては観賞用でも、小鳥には食糧になる果実もたくさんありますから、そういう果樹なら、実の美しさを鑑賞しつつ、それをついばみに来る小鳥の可愛らしさも鑑賞する、といった楽しみが出来そうです。


特に晩秋から冬にかけては小鳥達の餌が不足しますから、その頃に実りを迎える木を植えてやりましょう。たとえばお正月の飾りとしても喜ばれる縁起物のセンリョウ(千両)なんていいですね。これは鉢植えでも十分育てられます。半日陰でも大丈夫ですから、場所はベランダの隅っこでも大丈夫。もちろんある程度は日に当てた方が実の付きは良くなりますが、むしろ強い直射日光に曝すと葉焼けを起こしますから、どちらかというとそちらの方に注意してくださいね。なお、センリョウは挿し木や実生で増やせます。


マンリョウも植えてみましたが、こちらはちょっと人気が低かったようです。小鳥にとっては、どうも万より千の方が美味しいみたいです。
もちろん今の季節に実を結ぶ樹木も、繁殖期の鳥達に栄養を与える意味で大切ですね。今そのために欲しいと思っているのがユスラウメ。人間が食べても美味しい果実がみのる木でますが、これも実生でも挿し木でも増やすことが出来ますから、一本くらいは小鳥用にしてあげましょう。実生でも3〜4年で実を付けるようになります。なお、こちらは日当たりを好む植物ですから、ベランダの日当たり一等地を選んで置いてあげてくださいね。


他にも色々な小鳥の好む実がなる植物があります。
* 比較的世話が簡単で
* 実を多く結び
* 実生や挿し木で増やしやすいもの
がお勧めです。そういうのを親子で調べてベランダに植えていったら、きっとそれが親子の共通の話題となって、そこから楽しい語らいが広がっていくことでしょう。


続いて用意したいのは小鳥の水浴び場ですね。これは次のいわしに詳しい作り方が書かれていますから、ぜひそちらをご覧ください。水深は、スズメ大の鳥なら2cmくらい、ムクドリ大の鳥の場合は4cmくらい、キジバト大の鳥なら6〜7cmくらいが適しているようです。来る鳥に合わせて何種類か用意してあげるといいかもしれません。もちろんこれは水浴び場としてだけでなく、水飲み場としても役立ちます。

■ お皿で小鳥の水浴び場を作る
by id:Oreganoさん
http://q.hatena.ne.jp/1216702101/177144/#i177144


こんなふうにして用意した場所にもし小鳥が来てくれたら!! それはベランダが、地域の自然とつながったということです。ちょっと難しい言い方をすれば、ベランダが生物群の循環的・継続的生息空間と有機的に結びついたということ。これは素晴らしいことだと思うんです。


自然とひとつながりのイエ。そういうイエを親子で作り上げていくことが出来たら、その中で子供はどんなに大きな経験を得ていくでしょう。私の父も小鳥が好きで、庭にたくさんの実のなる木を植えてくれました。私は一度、人としての道を大きく踏み外しかけましたが、そこから立ち直れた背景の一つには、こんなふうに親子で自然と命を見つめてきた経験があったから・・・・なのかもしれないなあと、今になって思ったりしています。


親子で作る小鳥の来るベランダを、皆さんのイエでもぜひ考えてみてください。給餌台を作って積極的に鳥寄せをする場所とは違いますから、きっとどのご家庭でも実現できると思います。


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「ベランダで田んぼ」by id:Fuel


今までにも何度か登場しているベランダ田んぼですが、私もやってみることにしました。使ったの苗は、田植えの残りとして田の隅に置かれていたのを頂いてきた物です。というより、所用で遠出した折、たまたま田植えが終わったばかりの田の横を通りがかり、ひとかたまりの苗が残されているのを見たのが、今回のベランダ田んぼプロジェクトの発端でした。


うまい具合に田んぼで仕事をしているおじさんが近くにやってきましたので、こんにちはと声をおかけしすると、とても快く会話に応じてくださいました。そして、余った苗を少し分けて欲しい旨お願いすると、これまた快く応じてくださいました。


「田んぼの土の硬さはアンコぐらいな。植える時はこの束から4〜5本ずつ取って植えていく。こうやって引っ張って取って大丈夫だよ。ここは機械植えだから稲と稲の間隔が狭いけど、本当は尺植えっていって一尺間隔で植えてやった方がいいんだ。田植え後数日は水を深くしてやってな。そうすると根がよく活着する。数日して元気良く伸び始めてきたら水位を低くして水温がよく上がるようにしてやるといいよ」
などと、色々と育て方のコツも教えていただきました。


肥料については、おじさんがおっしゃるには、稲というのは元から土に含まれている養分を中心に吸い上げる性質があり、後から追加して与える肥料の効果は元肥の3割りくらいなんだとか。というわけで、最初に良く肥えた土を用意するのもコツの一つのようです。


「稲の元気は葉の色でわかるからなー。緑のいい色をしていれば元気だ。元気に育てろよー」
「はーい!ありがとうございましたー!」


こうしていただいてきた稲の苗を、発泡スチロールの箱に土を入れた即席田んぼに植えることにしてみました。さすがに発泡スチロールの箱では面積が狭く、おじさんに教えていただいた「尺植え」にはできませんでしたが、できるだけゆったりと植えてみました。今はしっかり活着して、すくすくと葉が伸びています。


この後は夏に一週間くらい、ドロの中のガスを抜き酸素を取り入れさせるために水を抜き(中干し)、再び水を入れたら稲穂のための追肥をしてやればいいようです。


こういう稲育ては学校でもやっている所が多いと思いますが、ぜひご家庭でもいかがでしょうか。親子で観察しながら育てる稲は、きっとかわいい家族の一員になってくれると思います。


なお、溜まり水にはボウフラがわく可能性がありますが、蚊の卵は生み付けられてから孵化するまでに約一週間かかるそうですから、5日間隔くらいで水を換えていれば、ほとんど心配はないものと思います。私は発泡スチロールの箱の横に水抜き用の穴を開け、普段は栓をして塞いでおき、5の付く日に栓を開けて水を抜くことにしています。代わりの水は予めバケツで日なた水を作っておき、お日様でよく温まった水を注ぐことにしています。
新しい水を注ぐ時は、土の上に空き缶などを置いてそこに注いでいくようにすると、水流で土が掘れてしまうことがありません。


秋になって収穫できたら、ぜひその実りを「イエ新嘗祭」につなげてください。
■ 食育としての「イエ新嘗祭id:MINTさん
http://q.hatena.ne.jp/1249447975/228209/#i228209
理科学習としても、命を見つめる勉強としても、食育の一環としても、ベランダ田んぼは楽しい経験を与えてくれると思います。夏は青々とした稲の茂るベランダで過ごしてみるのも楽しそうですね。


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「暮らしの中の色探し遊び」by id:tough


これはほんとに小さな子供向けの話になってしまいますが、子供の観察眼を育てるにも役立つ楽しい遊びを一つ、ご紹介してみたいと思います。

用意する物は適当な箱と、クレヨンと、紙。これだけあればOKです。紙は後で使います。

まずクレヨンを箱の中にあけ、よくシャッフルしてバラバラに配置します。子供は目をつぶってその中の一本を取り出します。さぁ目を開けて、何色を取ったか見てみましょう。あ、黄色です。それではお家の中の黄色い物探しの探検に出かけましょう。・・・続きを読む

「親子のコミュニケーション」by id:ekimusi


甥っ子の保育園では、夏になると水着になって手足に絵の具でボディペインティングをします。
保育参観についていって、その様子を見せてもらったのですが、とってもユニーク♪
3〜4色を組み合わせてオリジナルカラーを作って指で絵をおなかに書いたり、友達の背中に
手型を押しあったり、全身に色を塗って緑人になっていたりw

最後はシャワーで綺麗に洗い流してしまうので消えてしまうのですが、消えていくのもまた楽しいそうです。・・・続きを読む

「色が変わる!親子で作る紫キャベツのリトマス試験紙by id:iijiman


小学校の頃、「リトマス試験紙」って授業で使いませんでしたか?
青と赤とがあって、酸性/アルカリ性を調べる、あれです。
他に「BTB液」なんていうのもありましたね。
酸性/アルカリ性を調べる試験薬は、家庭で作ることも出来ます。
紫キャベツを使ったものが割と有名ですが、これ、検索したら、詳しく紹介しているサイトがありました。・・・続きを読む

「じんべい」by id:mododemonandato


子供の頃、夏に母がじんべいを作ってくれました。
じんべいと言うと誰なんだとか思ったりしましたが、出来たのはゆかたを短くしたような感じの着物でした。
子供用の夏の着物で、じんべいというそうです。
浴衣と違うのは帯がなくて紐で二ヶ所結ぶ所でしょうか。
それに袖とか裾が短くて、動きやすくなっていました。
風通しがよいので、夏には涼しくてよい物でした。・・・続きを読む

「おうちでスカート」by id:TinkerBell


女の子のいるイエ限定の話になってしまいますが、そうでないご家庭の方もぜひ読んでください。

いつのころからでしょう。
小学生の女の子の姿から、だんだんスカートが少なくなっていったのは。
学校によって違うと思いますが、私が通っていた小学校では保護者に対して、女子はできるだけスカート以外が望ましい、なんて言っていたそうです。
子供を狙った犯罪の増加にともなって、自衛策の一つとして、そういう方針が出てきたんだろうと思います。・・・続きを読む

「親子でお洒落について研究し合ってみよう」by id:momokuri3


恥ずかしながら、私はとてもお洒落が下手です。というより、服装で自分を表現することに臆病なんですね。だからどうしても、人並み、周囲から浮かない、無難といった基準でしか服選びができません。これはとても損をしているなぁと思うんです。
服装もひとつの自己表現ですから、それに必要な感性が磨かれはじめるのは、音楽や絵画などに関する情操と同じ、子供時代からだと思います。そんな時期に、服で自分を表現するやり方を親子で研究しあえたら、その成果はきっと一生の宝物になるのではないでしょうか。そこで、以下のようなプロジェクトを考えてみました。・・・続きを読む

「父の日のプレゼントに」by id:sumike


親子おそろいの服のデザインを提案するブランドは数多く、今やブーム。
ブームということは、みんなが心の中でいいなぁって思っているってことなんですよね。
子どもがいらっしゃる方は、せっかくだからそのブームに便乗しちゃいましょう。
例えば夫が青色のパンツをはいている時に、偶然同じ色のTシャツを息子が着ていたりすると、
息子は、あ、お父さんと一緒!ってストレートに同じだってことを喜びます。
子どもも親との一体感がうれしいのです。・・・続きを読む

「ベランダで風を楽しむ」by id:shig55


小さいながらもベランダは家の外の自然を感じる場です。ベランダに出て風に吹かれているのも気持ちのよいものですが、オブジェのようなものを置いたら、目も楽しむことができます。先日、小さな風力発電機を作りました。4枚羽のプロペラに小さな発電機を取り付け、その先にはLEDを付けました。赤・緑・青と色違いのLEDです。それぞれ光り出す電圧が異なりますので、プロペラの回り方で点灯する色が異なります。ゆっくり回っているときには赤が点いています。風が強くなりプロペラが早く回り出すと緑や青も点灯します。・・・続きを読む

「えっ、ベランダで?」by id:Zelda


もうそろそろ5月も終わりですね。
お子さんがいるご家庭では、そろそろ夏休みの計画をちらほら考えてる頃ではないかと思います。
今回は、NHK「となりの子育て」という番組から一つご紹介したいと思います。
長期の休暇には遊園地に行ったり、どこかへ遠出したり。
そういったことはとっても楽しいことではあるのですが、
いつもの家の中でも出来る、ちょっとかわった体験もできたりしちゃいます。
その体験とは…。
なんとベランダでキャンプをしちゃおうというのです。・・・続きを読む

「ベランダでお手伝い」by id:canorps


我が家の洗濯物は二階のベランダに干します。
洗濯物を干したり、取り込んだりする最中、三女から目を離すのが怖いので
いつも洗濯物を入れたかごと、三女を抱えて二階へ行っていました。
我が家のベランダは子供部屋その?プレイルームに面しています。
(子供が三人いますが、子供一人づつに部屋を与えられる部屋数がないため
プレイルーム・寝室と分けています。机は広めに取ったフリースペースをみんなの勉強スペースにしています。)・・・続きを読む