リブ・ラブ・サプリ〜SEASON #054 pickup5



みなさまこんにちは、hazamaです。東京はここ数日、カラリとした五月晴れ。昼間の窓辺は夏日の陽気となっています。みなさまいかがお過ごしですか? 私は氷の音が心地よく響く夏用のグラスを出してきて、初夏の窓辺カフェを楽しんでいますw 今年は、フルーツピールの入った水出し緑茶がお気に入りで、いろんなフレーバーを揃えておうちカフェ♪ みなさまのイエでも、そろそろクールドリンクやデザートがテーブルにのぼっていることでしょうね。今は野草茶作りの季節、そしてこれから紫蘇ジュースや完熟梅シロップなど、ヘルシーな手作りドリンクのお楽しみも。ぜひみなさまもこの夏のイエ・カフェのお話、聞かせてくださいね!


リブ・ラブ・サプリ〜SEASON #054 ピックアップ賞・ノミネート賞

さて、今日は“リブ・ラブ・サプリ〜SEASON”#054のピックアップ賞・ノミネート賞をご紹介します。今回はみなさまゆったりとした書き込みスケジュールを生かして下さったのでしょう、いつにも増して充実したメッセージが満載! そして、レスを交わす素敵なコミュニケーションもあちらこちらに見られて、とても素敵な語らいになりましたw
「お部屋の夏じたく」テーマでは、「夏用シーツ」など快適なクールタイプの寝具、素敵な手作りの話題もあった「うちわ」や「風鈴」、クローゼットがカラフルにな装いに彩られる「衣替え」などなど、イエに夏色と涼風を呼ぶサプリがいろいろ。「五月晴れに」テーマでは、ひと足早く夏気分の「プール」、「夏の登山に向けてトレーニング」といったアクティヴな話題に、昆虫・野鳥観察や植木市や城散策などレジャーと文化を楽しむアウトドアの休日をたくさんご紹介くださいました。そしてやはり大いに盛り上がった「初夏を味わう」テーマでは、「初鰹」「初夏にアイスとコーヒーを」「牛乳寒天」、それに夏バテ予防になる旬の食材「夏の食べ物」をはじめ、たくさんの美味しいレシピが並びましたね! みなさま多彩なメッセージをどうもありがとうございました!


そんななかから、今回も季節をぞんぶんに楽しみ、快適に過ごすための素敵なご提案を綴ってくださったシーズン・サプリから、ピックアップ賞・ノミネート賞にを選ばせて頂きました。一つひとつ丁寧なご指南で、今すぐこれをガイドに楽しめるシーズン・ライフ、まずはじっくりご覧下さいませw


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「部屋の明かりの夏じたく・虫を呼びにくい照明に変える(+お部屋の紫外線対策)」by id:YuzuPON


冬には冬の温かな色の明かり、夏には夏の涼しげな色の明かり。こういう季節に合わせた照明の模様替えをするお宅は多いと思いますが、その際にはぜひ「虫を寄せ付けにくい明かりに変える」ことも考慮に入れていきましょう。


以前も「紫外線カットの蛍光灯で虫を呼ばない照明術」
http://q.hatena.ne.jp/1234759922/204494/#i204494
ということでちょっと触れましたが、人間と虫とでは、光の見え方が全然違うんです。


波長が10〜400nmの人間の目には見えない領域の光を紫外線と呼ぶことは皆さんご存じだと思いますが、虫の目の感度は、波長360nmをピークとする紫外線領域に集中しているんです。つまり、照明の光から紫外線をカットすれば虫が寄ってきにくくなる、ということです。


照明の光から紫外線をカットする方法には、次の三通りが考えられます。
1.紫外線カット対策の施された蛍光灯や、紫外線領域の光を出さないLED照明を使う。
2.カバーに紫外線カット対策が施された照明器具を使う。
3.窓ガラスに紫外線カット対策を施す。


1の方法は一番簡単ですね。お店に行って虫の寄って来にくい蛍光灯を買ってきて、それに交換するだけです。メーカーによってカットを開始する波長が違いますので、演色性(色の見え方)や虫の寄り付きにくさが微妙に違いますが、とりあえず虫が寄って来にくいとされている蛍光灯なら、それなりの納得できる効果が見られるようです。
LED照明は省エネの点からも、これからの注目株ですね。LEDは素子の設計段階から発光する波長を決められますから、紫外線が発生してからカットする蛍光灯とはわけが違います。最初から紫外線を含まない明かりが実現できるんです。まだ価格、演色性などが完全にこなれているとは言い難いですが、そろそろ今年の夏は「使ってみようかな」という声がたくさん聞こえてくる明かりになりそうです。


2の方法は照明器具ごと交換の必要がありますが、新築やリフォームを検討している人などには、とても効果的な方法ではないかと思います。
http://www.sumu2.com/top/wake/2005_8/index.html


3の方法は、昼間は太陽光の紫外線をカットし、夜は虫を寄せ付けにくくするという、一石二鳥の方法ですね。
私たちが普通紫外線と呼んでいる光は、波長 380〜200nmの近紫外線と呼ばれる領域です。
・UV-A(波長315〜380nm)
 主に皮膚の真皮層に作用する。UV-Bによって出来たメラニンを酸化させて褐色に変化させる。
・UV-B(波長280〜315 nm)
 主に皮膚の表皮層に作用し、人間の体はこれに対抗してメラニンを生成する。
・UV-C(波長200〜280nm)
 今のところオゾン層が有効にブロックしてくれているので問題になっていない。
主に日焼けの原因とされるのはUV-Bですが、虫の目の感度はUV-A領域に集中していますから、紫外線カットフィルムを選ぶ時はUV-A領域から有効にカットしてくれる製品を選んでください。UV-Aもメラニンを褐色に変化させる作用を持ちますから、これをカットすれば白い肌を保つのに役立ちます。


こんな三つの方法による「明かりの夏じたく」で、ぜひ快適な夏をお過ごしくださいね。紫外線をカットすることは健康のためにもいいですし、ファブリックや印刷物、絵画などの色褪せも防ぎます。


最後に商業関係のお仕事の皆さん、今はこんな有効な虫を寄せ付けない方法があるんですから、もうわざと紫外線を出して虫を呼んで電撃で殺すような装置の利用はやめにしませんか。小さな虫も大切な自然の一部です。虫たちも環境を担う大切な存在なんです。明かりから始める自然保護で企業姿勢をアピールする、そんなお店作りをぜひ考えていきましょう。


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「五月晴れに楽しむ薬草探し」by id:TomCat


今の季節のよく晴れ渡った休日は、アウトドアで楽しむに限ります。といっても遠くまで出かけるのは大変ですから、近場で楽しめるテーマを何か考えて出かけると楽しいと思います。


この季節にお勧めなのは薬草探し。植物の若い芽を楽しむ山菜・食べられる野草採りはそろそろ時季外れになってきましたが、お風呂に入れたり野草茶にして楽しむ植物なら、これからの季節が狙い目です。


私も散歩がてら、ぶらっと出かけてみました。あるある。まず土手にスギナが一杯です。ツクシは見つけるのが大変ですが、スギナならいくらでも生えています。


これは乾燥させて野草茶として楽しめるほか、
■ 健康すぎな茶作り id:YuzuPONさん
http://q.hatena.ne.jp/1172033632/74840/#i74840


お風呂に入れてスギナ風呂を楽しんだり(生のスギナが手に入る時期なら干さずにそのまま使ってOKです)、
■ 冬に楽しみたい生薬風呂 id:toughさん
http://q.hatena.ne.jp/1249275098/228411/#i228411


乾燥させたスギナを粉にして塩と混ぜると、抹茶塩のように使えるスギナ塩も作れます。これで天ぷらをいただくと香りがいいですし、スギナ塩のおにぎりがこれまた!!
■ 自然の緑、野草塩 id:vivisanさん
http://q.hatena.ne.jp/1268801775/257432/#i257432


続いてはヨモギです。育ったヨモギは苦味が強くなりますので、もう野草としてそのまま食べるには適しませんが、これも乾燥させるとお茶になります。下の書き込みで、干し上がった後弱火にかけた土鍋で煎ると青臭さが消えて飲みやすくなることを教えてもらいました。
■ 手作り健康茶でティータイム id:toughさん
http://q.hatena.ne.jp/1239167811/213236/#i213236


もちろんお風呂に入れればヨモギ風呂が楽しめますし、なんと乾燥させたヨモギで枕を作るというアイデアも!! これは安眠を誘ってくれる香りがします。
■ 日本のハーブ、ヨモギで枕作り id:YuzuPONさん
http://q.hatena.ne.jp/1213764650/170705/#i170705


まだ今の時期はこれから育つ所ですから、根こそぎ抜いてしまうと可哀想ですが、ヨモギは群生して地下茎で増殖する性質を持っていますから、一つの株から一本ずつくらいなら採ってもダメージはほとんどありません。乱獲にならない程度に節度を保って採取してください。


カミツレカモミール)も、これは江戸時代末期に渡来したと言われる外来の植物ですが、野生化しているものがあります。開花時期は春先から今ごろまでですので、花を摘んで乾燥させてお茶にすることも可能ですが、野生の物はちょっと味に癖がある場合がありますから、どちらかというと野のカモミールはお風呂に入れるのに適しています。お風呂用には花だけでなく全草が使えます。甘い香りが何とも言えないゴージャスなお風呂が楽しめます。


さらにカモミールには素敵な効果が!! それは、近くに生える植物の健康を守ってくれる、いわゆるコンパニオンプランツとしての効果なんです。たとえば野菜や草花の隣りにカモミールを植えておくと、虫除けになったり、病気除けになったりしてくれるんですよね。この効果が、お風呂に入れた後のカモミールでも得られるんです。使った後の花や葉茎を適当に土に埋めておけばOK。こんな、植物のための薬草にもなってくれる可愛い草がカモミールです。


ね。こんなふうに、初夏の野山には薬効のある植物が一杯です。高麗人参とか、魔法使いが変な薬を作るような草ばかりが薬草ではありません。どこにでも見られるありふれた草にも、素晴らしい効果があったりするんです。


植物の見分け方に自信が無い人は、とりあえずハンディな植物図鑑を手に、外に出てみましょう。今は採らずに見るだけ。そんな経験を積んでいくことも楽しい野外活動になります。


では最後に、一応お約束の注意書き。
* 病中病後の方や妊産婦の方などが野草・薬草を飲んだり食べたりお風呂に入れたりして使う場合は、予めかかりつけの医師の助言を受けてください。
* 使用して体に合わないと感じられたらすぐに使用を中止して、かかりつけの医師に相談してください。
* 種類がはっきりしない草は使用を避けてください。
* 採取にあたっては、農薬や除草剤が使用される可能性のある場所は避けてください。付近一帯の他の植物や昆虫などの様子もよく観察して、異状がないことを確かめてから採取するようにしてください。
* 採取にあたっては自然環境の保護に留意し、一株根こそぎ抜いてしまったりすることは避け、必要な部位を、植物にダメージを与えない程度に摘むにとどめてください。
* 植物がたくさん生えている所には、人間に害をなす生き物が住んでいる可能性がありますが、そうした生き物も大切な生態系の一部ですから、絶対に殺してはいけません。長袖・長ズボン・長靴などで予め防御すること、足元の見えない深い茂みなどには無闇に踏み込まないこと等が大切です。
* 農山村集落周辺の野山には、入会権などが設定されている場合があります。入山禁止、野草採取禁止などの表示がある場所では、それに従ってください。


と、ちょっと固い話になってしまいましたが、5月は気温も湿度も天候も、ほんと爽やかですから、外で過ごすには絶好の季節ですよね。身近でもきっと楽しめる薬草探しで、皆さんのHPをグンとアップさせてくださいw


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「五月は野鳥の声を聞きに出かけよう」by id:Oregano


今ちょうど愛鳥週間、バードウィークですね。バードウィークは1947年4月10日に第1回目の「バードデー」が行われたことに由来しています。
長く辛かった戦争が終わって1年ちょっと。そんな時代に、鳥を愛し、鳥に対する正しい知識を普及しようとはじまったこの運動は、きっと人々の心に大きな潤いをもたらしたことでしょう。
その後、4月ではまだ野山は雪の所が多いということで、1ヶ月ずらして毎年5月10日から16日までの1週間を「愛鳥週間(バードウィーク)」とするスケジュールになって、現在に至っています。


さて、5月は多くの小鳥達が繁殖期に入っていますから、小鳥達のさえずりに耳を傾けるのに最適です。
鳥の鳴き声には、1年中聞かれる「地鳴き」と、繁殖期だけに聞かれる「さえずり」の二種類があります。たとえば「ホーホケキョ」でお馴染みのウグイスの地鳴きは「チャッチャッ」といった地味な声。繁殖期以外はこの鳴き方しかしません。他にも多くの鳥が、繁殖期にだけ特別な鳴き方をします。


この鳥の鳴き声を人の言葉に置き換えたものを「聞き做し(ききなし)」と言います。誰が言ったか知らないが言われてみると確かに聞こえる、のソラミミみたいなものですね(笑)。ウグイスの「法・法華経」はその代表例ですが、他にも色々あるので、その代表的な物をご紹介してみましょう。


春から初夏にかけて低木の枝などにお椀状の巣を作っているホオジロは「源平つつじ白つつじ」または「一筆啓上つかまつり候」。最近では「札幌ラーメン味噌ラーメン」と鳴くとも言われています。枝先に止まって鳴いていることが多いので観察しやすい鳥です。


ツバメも今が繁殖期ですね。ツバメは「土喰って虫喰って口渋い」。これを早口言葉のように素早く言うと、ツバメの鳴き声に近くなります。


メジロも今が繁殖期です。梅が咲いているころはチーチーと地鳴きしながら梅の花にやってきますが、今は「長兵衛、忠兵衛、長忠兵衛」。これも早口言葉のように急いで言うと、メジロの鳴き声っぽくなります。


センダイムシクイも鳴き声が面白いので、よく聞き做しの話題で取り上げられます。それは「焼酎一杯グイ」。ちっちゃな鳥なのに豪快ですね。ほかには「鶴千代君(つるちよぎみ)」という聞き做しもあります。


キジの仲間のコジュケイは、まず最初に「ピィーッ、ピピィーッ」と鳴いた後、「コッジュケイ!コッジュケイ!」と聞こえる鳴き方をします。だからコジュケイというわけではありませんが、面白いですね。「コッジュケイ!コッジュケイ!」の部分には、「ちょっと来い!ちょっと来い!」という聞き做しが付けられています。


聞き做しがそのまま鳥の名前になったものにはサンコウチョウがありますね。「月日星、ほいほいほい」と鳴くので、月と日と星の三つの光で三光鳥です。


同じく鳴き方が「月日星」と聞こえる鳥にイカルがいて、これもサンコウチョウと呼ばれますが別の種類です。
イカルの方には「蓑笠欲しい」という聞き做しもあって、あるいはこれを「ミノカサキィ(蓑笠着い)」と聞いて、イカルがこう鳴くと雨。「アカベコキィ(赤いべべっこ着い)」と鳴くと晴れるという、イカル天気予報みたいな聞き做しもあります。
また「キヨコキー(清子来ぃ)」というような聞き做しもありますが、聞きようによってはこれが「キヨスクー」とも聞こえるので、JR駅売店のマスコットキャラにもなっています。ホームの売店のシャッターなどに大きく描かれた鳥の絵がイカルです。


こんなふうに、鳥のさえずりを人の言葉に置き換えた聞き做しも楽しい「耳で聞くバードウォッチング」。皆さんもぜひ小鳥の声が聞こえる場所に行ってみてください。


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「初夏は抹茶!!」by id:TinkerBell


夏も近付く八十八夜を過ぎて、今が新茶シーズン真っ盛りですよね!
そこで、初夏の味覚として、ひんやりおいしい抹茶プリンなんてどうでしょう。
ヘルシーな材料だけで作ってみました♪


材料は、
・豆乳 400ml
・和三盆 大さし3
・抹茶 小さじ3
・粉ゼラチン 5g
・あんこ、アイスクリーム、生クリームなど お好みで
これで4人分〜6人分くらい作れます。


まず大さじ2の水(分量外)にゼラチンを振り入れてふやかしてください。
ゼラチンの上に水を注いだり、温かい水でふやかそうとするとダマになってしまいますから、必ず冷たい水を先に用意して、そこにゼラチンを振り入れるのがお約束です。
ふやかし時間は約15分。


その間に、まず小鍋に抹茶を茶こしでふるって入れ、少量の水(これも分量外)で溶きます。
お鍋を傾けて、菜箸でくるくる。
ちょっとココアみたいですね。
先にこうしておくと、抹茶の粉っぽさが少なくなります。


そこに豆乳を注ぎ、お砂糖(和三盆)を加えてよく混ぜてください。
あ、ここまではまだ火にかけません。
よく混ざったら弱火にかけて温めて、だいたい60度くらいかなぁ、そのくらいの温度になったらふやかしておいたゼラチンを入れて火から下ろします。
泡立てないように静かに混ぜて、カップに注いで粗熱が取れたら冷蔵庫へ。
固まったら、あんこでもアイスでも生クリームでも、お好きな物を添えて召し上がれ♪
きな粉をかけても、なかなかです。
豆乳の癖が抹茶の香りで消えて、とっても食べやすいですよ。


もちろん、抹茶はそのままでも味わいたいですよね。
「お薄」の場合、使う抹茶の量はだいたい一人分1.5〜2gくらい。
ティースプーンで計るなら、軽く1杯で2gくらいと思ってください。
お湯の量はだいたい70ml。
温度は80度くらいがいいとされているようです。


茶碗に抹茶を入れてお湯を注いたら、茶筅の出番です。
まず茶碗の底にかたまっている抹茶の上に垂直に茶筅を下ろします。
こうやってはじめに固まりをつぶしておくんです。
そして最初は固まっている抹茶を分散させる感じでゆっくり混ぜます。
続いて茶筅をちょっと持ち上げて、手首を小文字のmを書くような感じに動かしながら一気に点てます。
くるくるかき回すんじゃないんですよ。
泡が立ったら茶筅の先でゆっくり泡を動かして細かくクリーミーな泡にして、茶碗の中央から静かに茶筅を引き上げて、はいどうぞ。
茶筅はあらかじめお湯につけておくと、よくしなって使いやすくなります。


こんな感じで、形式にこだわらずに気軽な飲み物として抹茶を楽しんでみるのもすてきだと思います。
爽やかな緑の飲み物で、初夏を楽しく味わってくださいね♪


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「初夏の鯵を味わう」by id:CandyPot


年間を通して市場に出回る魚ですが、最も旨いのは産卵を控えて栄養を蓄えた初夏から夏(5月〜7月)頃です。初夏の魚というと「目には青葉 山時鳥(ほととぎす)初松魚(かつお)」ということでカツオが有名ですが、これは食の歳時記で言ったら「旬」ではなく「はしり」。アジの方は今が旬です。


さて、新鮮な旬のマアジが手に入ったら、なんといってもまずタタキで味わいたいですね。カツオもタタキにして食べますが、アジのタタキとカツオのタタキは名前は同じでも、全く違う作り方です。アジの場合は本当に包丁でタタキます。


タタキ作りの基本は三枚下ろし。三枚に下ろしたら真ん中の中骨は使わず、左右の片身の皮を剥ぎ、腹の骨を毛抜きのような物で抜いて、血合いを取り除けば基本のサクは完成です。小さなアジの場合、腹の骨は包丁で削ぎ取ってもいいでしょう。
基本のサクが出来たらこれを適当な大きさに刻み、長ネギ、万能ネギ、ショウガなどのみじん切りと共に包丁でリズミカルにタタキながら混ぜていきます。これを、大根のツマや大葉をあしらった皿に盛って出来上がりです。


アジのタタキのいい所は、出刃包丁一丁で作れること。普通のお刺身のように柳刃で引いていく作業がありませんから、とても手軽なんです。包丁捌きに自信が無い人は、売り場で三枚に下ろしてもらう所までやってもらってもいいですね。
タタキの味の決め手は細胞が劣化しないタタキたてであることですから、叩く所だけをイエでやっても十分旨いタタキが楽しめます。イエで手作りのタタキは絶品です。価格もお手ごろですからたっぷり食べられますね。


旬のアジのタタキは、そりゃもう旨いですよ。アジは比較的脂肪分が少なくあっさりした魚ですが、旨味の決め手であるイノシン酸は非常に多く、コクのある旨味が楽しめます。またDHAタウリンも豊富ですから健康にもいいですね。


タタキに使わなかった中骨は、塩少々を振って15分ほど締め、小麦粉か片栗粉をあっさりとまぶして、低温の油でじっくり揚げると、骨までバリバリ食べられるアジせんべいになります。揚げ方のコツは、最初はテンプラと同じくらいの温度まで油を熱し、豪快にジュワーッといわせること。これで生臭みが消えます。その後火を弱め、油の温度を下げてじっくりと約10分。揚がったら油を切っれば、カルシウムたっぷりの海のおやつの出来上がりです。
最近は魚嫌いの子供が多いと聞きますが、その理由の多くは、骨があって食べにくいということだろうと思います。子供も刺身は大好きなことが多いですし、その骨もアジせんべいにすればバリバリ食べられますから、お子さんのいるご家庭にも、旬のアジはお勧めできると思います。


店頭での鮮度の見分け方は、まず目を見ます。澄んだ目をしていれば第一段階は合格です。鮮度が落ちると濁った目や赤い目になっていきます。
体は、よく青光りしている、腹部が高く盛り上がっている、ゼイゴ(アジの仲間に特有の尾から細長く伸びている固いウロコ)がしっかりしている、この3項目をチェックします。
エラが見られたらエラの中も見てください。ここが鮮やかな色をしていれば鮮度は良好です。鮮度が落ちると黒ずんできます。エラから汁が流れ出ているような物は生では食べられません。
最後に、弾力が確かめられればいいですね。ゴムマリのような弾力があれば鮮度は良好です。固くなっている物はやや鮮度が落ち始めている物。さらに押しても戻ってこないような物はかなり鮮度が落ちている物です。
さらに最終チェックとして、売り場で包丁を握っている人に「これ刺身でOK?」と聞いてみれば安心ですね。


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「編んで快適 夏じたく」by id:sumike


古布で作った素足に優しい布ぞうり
布ぞうりは、スリッパ代わりに室内で履く物です。

素足に肌触りも良く、夏にはぴったり!
一度履くと病みつきになります。

歩く音も静かで床にやさしい素材、汚れても丸ごと洗えるなどメリットも満点
いつも梅雨の季節が近付くとこれを出します。・・・続きを読む

「体の夏じたく」by id:tough


夏に向けてスリムな体を、あるいは夏に向けてかっこいい筋肉作りを、夏バテしにくい体作りをと、色々な「体の夏じたく」を考えている方が多いと思います。
そのいずれにも大切なのが、
1.バランスのとれた規則正しい腹八分目の食事
2.適度な運動
3.寝不足、疲労、ストレスなどを避ける
の三つではないかと思います。・・・続きを読む

「男の和装の夏じたく」by id:Fuel


最近ちょっと「和」に凝り始めた私としては、夏をぜひ和服で過ごしてみたいと思っています。もちろん浴衣も着ますが、本格的に着たいのは、江戸時代のどこぞの若旦那が、川風をたもとに入れながら都々逸などを口ずさみつつ歩いていたような、ああいう着物ですね。
夏用の着物は父親のお下がりをもらったので数着あるのですが、まだ和服初心者なので、合わせる小物をあまり持っていません。・・・続きを読む

「五月晴れの日は虫さんに会いに行こう!」by id:CandyPot


花と虫はとても仲良しです。だから自然の花を訪ねて歩くと、一緒に様々な虫さんたちとも出会います。
花に集まる昆虫のことを、ちょっと難しい言葉で訪花性昆虫と言います。訪花性昆虫として私たちに身近なのは、チョウチョやハチやハナアブなどですね。チョウチョやハチは長い口を持っているので、閉じた形をしている花の蜜を吸うのが得意です。またハチの仲間は花粉も集めますから、特にマルハナバチなどは蜜を持たない花にも積極的にやってきます。
一方ハナアブは短い口なので、大きく花びらが開く花を得意としています。・・・続きを読む

「植木市」by id:meizhizi87


毎年5月8,9,10日に地元で開催されている植木市に行ってきました。今まで知らなかったのですが、山形市の植木市は、熊本市大阪市の植木市と並び、日本三大植木市のひとつと呼ばれているのだそうです。私の家では、毎年植木市に行ってお庭に飾る植物を買ってきます。今年は松とミヤマキリシマを買ってきました。ちなみに去年はレモンの木を買いました。(今年は、なかなか葉っぱが出てこないのでちょっと心配しているところですが、何とか元気に育って欲しいと思っています。)
植木市で買ってきた植物をお庭に植えると初夏を感じます。・・・続きを読む

「初夏の味わい、ソラマメとお酒」by id:momokuri3


今はいつでも売られている感じがするソラマメですが、やはり旬は5〜6月ですね。枝豆と同じように茹でてビールのおつまみに。これはたまらない初夏の味覚です。

またソラマメが日本に伝来したのは聖武天皇の治世の時と言われています。中国大陸を経て日本にやってきたインドの僧が出迎えた行基上人に手渡した種子が最初と言われていますから、もう日本のソラマメには千数百年の歴史があることになります。こうして日本の食文化にしっかり根付いているソラマメですから、日本酒のお供にも最適です。冷やでクイッと飲りながらソラマメを抓む。これもたまりません。・・・続きを読む

「カツオ、下手だけど自力でさばきます」by id:atomatom


近所に安い魚屋さんがあります。そこは漁船のアンテナショップと言いますか、アウトレットと言いますか、とにかく自分の漁船で獲ってきた魚で数が半端だったり、大きさが半端なものなんかを安く安く売ってくれる店なんですね。
カツオ、出回ってます。そういう季節になりました。
ぼくは下手ですが自分でさばきます。
自分でさばくとタタキにする部分以外にも食べれるところがいっぱいありますから。
例えば中骨に付いた身。これはショウガを利かせて、砂糖と醤油で甘辛く煮付けるとうまいんです。・・・続きを読む

さくらんぼ」by id:offkey


当方、北国なので初夏といっても本州とは少し季節が違うかもしれませんが、6月7月頃のお話をさせてください。
我が家には種から育てたさくらんぼの木があります。
品種は佐藤錦で、もう何年経過したのかちょっと覚えてないのですが、数年ほど前から実をつけるようになりました。
まだ、木そのものが2メートル程度しかなくていかにもひ弱にみえるため、実がなるといってもそれこそ十数粒程度しかなりません。
そんなさくらんぼの木ではありますが、味は実に美味しい。・・・続きを読む

「アイス+コーヒーから、アイスコーヒーの話題に・・・アイスコーヒー専用の豆」by id:iijiman


アイス+珈琲、の話題から、いつの間にか「アイスコーヒー」の話題に変化してきましたね!
では、美味しいアイスコーヒーを味わうには、どうすればよいのでしょうか?
まず、アイスコーヒーの美味しい入れ方は、「氷を満たしたグラスを用意しておいて、淹れたばかりの熱い珈琲を一気に注ぐ」ことです。(以前にも「いわし」に書きましたが。)
急冷することで、珈琲に濁りが生じることを防ぎ、苦みも抑え、クリアな味わいが楽しめます。・・・続きを読む