イエコト・ミシュラン #045 PickUp3
みなさまこんにちは、ハザマです。秋深まりゆく10月半ばの休日、みなさまいかがお過ごしでしたか? 私はようやく秋のあわせ着物で、ある美術展に出掛けました♪ コーディネートの銘は「朱い実」。蔦の葉と小さな朱色の実が織り出された秋色の着物に、珊瑚の小玉三連の帯留を実に見立ててみたものです。まだ羽織やコートをまとわない「帯付き」の着物の時期はとりわけ好き。11月はじめに予定されているちょっとしたお祝いパーティーの着物も、寿文様の「菊」を銘にして、もう用意しつつあるんですよ〜。身にまとう季節の色や風物詩、これはやっぱり楽しいですw
さて、今日は“イエコト・ミシュラン”#045のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。「教えるなら、学ぶなら…暮らしのワークショップ・アイデアコンテスト」のテーマでの語らい、驚くべき充実ぶりでした! DIYにインテリア、エコ生活や暮らしの科学、音楽や朗読会、ペットに料理、地域文化やマナーまで、本当に多彩なジャンルで面白いワークショップや研究会がプランされて素晴らしかった。これまでに参加された講座の体験談も興味津々。一つひとつ、主旨や内容のアイデアが詰まった素敵なメッセージをいっぱい、みなさまどうもありがとうございました!
イエコト・ミシュラン #045 ピックアップ賞・ノミネート賞
#045は「教えるなら、学ぶなら…暮らしのワークショップ・アイデアコンテスト」のテーマでご投稿頂きました。
今回の語らいでは、みなさまが学び楽しんでみたい興味関心が本当にさまざまであることがまず面白かったですねー。「エコな節約アイデア生活お教え教室」「男のための家事レッスン」「一人暮らし講座」「マナー教室」といった生活講座。「食べられる野菜、山菜、キノコを教えてくれるワークショップ」「カレーの教室」「鍋料理は既にワークショップだ!」をはじめとする料理教室。「イエの修繕教室」「家庭大工」「〈模型作り〉を教わりたかったと後悔」「カイコの里で絹糸づくり体験」「ものづくりワークショップ」「パソコン自作ワークショップ」など多様なDIY&暮らしのモノ作り。「ホテルの快適さをイエに取り入れる講座」「部屋の模様替え講座」などインテリアや空間づくり。趣味や美術の講座には、「音楽を自分で奏でるように教えてくれるワークショップ」「デジカメ撮影テクニック教室」「本の楽しみ方教室」「詩の朗読会や輪読会」「映像作品のワークショップ」。ペットの健康と幸せを学ぶ「犬や猫を飼う初心者のためのワークショップ」。なかには、「部屋の模様替え講座」や「宴会部長教室」、「学びたいなら褒め方教室」「気軽に話すって大切です講座」といったユニーク発想のメッセージも。どれも、こんなことを教えてくれたらきっとこんなふうに暮らしが変わるんじゃないか、という着眼ポイントや講座内容が考えられていて、ナルホドとうなずかされるプランでした!
そんななかから、今回も本当に迷いながら、★(一ツ星)〜★★★(三ツ星)のピックアップ賞&ノミネート賞を選ばせて頂きました。コメントでも頂いたように、いつかこれらのワークショップをみんな取り入れた「イエコト大学」が出来たら面白い!と真剣に空想してしまいましたw
★(一ツ星)
歴女とか城マニアとかが今話題ですが、そこまで色々興味があるわけじゃないけどちょっと歴史を学びたい人向けの隙間歴史講座はどうでしょう
タモリさんの番組で、「坂道は昔から変わらずそこにあるから、昔の人の生活が垣間見える」と仰っていたのが興味深くて、坂道研究ってのもおもしろいなと思いました
また、「のぼうの城」という忍城の水攻めについての小説を読んで水攻めという時間も人手もお金もかかる気の長い戦法に興味を持ち、高松城の水攻めと本能寺の変の関係がまた面白かったりで只今水攻め研究中です
そんな感じで、歴史といえば歴史だけどちょっと隙間っぽい存在の歴史を興味本位でちょっと学んでみるっていう軽いノリの歴史講座、面白そうじゃないですか?
★★(二ツ星)
by id:YuzuPON
大人は、自分の子供の頃しか知りません。それも大人になって思い出す子供時代は、ノスタルジーというフィルタによって脚色された半分フィクションの思い出。これでは現代の子供のリアルな姿は理解できません。そこから始まる断絶。お父さん、お母さん、お子さんの本当の姿としっかり向き合っていますか?
そこで、現役の子供に「いまどきの子供事情」をリアルに語ってもらう「子供の世界塾」です。現代の子供の良い面も、眉をひそめたくなるような現実もしっかりと事実として受け止め、そこから現代という時代を考察していく、これは一種の社会科学講座でもあります。
講師役の子供には、テーマにそって取材をしてもらったり、クラスでアンケートをしてもらったりして、子供の目を通して客観的に「今」を語ってもらうことにします。こういう中で、子供の側からも大人という存在に歩み寄ってもらうことを期待していきます。
子供を未熟な存在だと見下すのではなく、現代の風潮を悪いと決めつけることもせず、講師役の子供を通してまず客観的な事実を受け止め、そこから現代という時代を読み解いていく。こういう態度で臨んでいくことはちょっと難しいかもしれませんが、適切なアドバイザーがいてくれれば可能でしょう。見えなかった子供の世界が見えてきた時、イエの中でも新しい心の触れ合いが始まっていくと思います。
★★★(三ツ星)
演劇というものは人に見てもらい、こちらの意図を伝えてるという様式を持つ文学であり、芸術でありますから、わかりやすく伝えるという技術に特化しています。
その技術は一般社会にも応用可能なものが多く、誰にでも役に立つ1日演劇ワークショップなんかどうでしょう。
まずは発声練習。
演劇でよく使われるのは北原白秋の「五十音の歌」アメンボ赤いな、あいうえおってやつです。
大切なのは大きな声を出すということよりも、大きく口をあけるということ。
普段喋っているときよりも口を大きくあける。聞き取りやすい発音は口を大きくあけることから生まれます。
それから母音が頭に来る単語に注意。
たとえば「イエ」とか「浮きも」「お祭り」こういう語は特に注意して発音すること。
バラは昔は「イバラ」だったんですよね。頭の「イ」が発音が面倒なのでいつしか落ちてしまったんです。「ウオ」もいつのまにか「サカナ」という語に取って代わられました。
母音にご用心です。
発音の練習の後は簡単なセリフのやり取りをしてみましょうか。
2人組になって「●●さん」「はい?」という呼びかけと返事だけの簡単なエチュード。
たったこれだけのセリフでも無数の表現世界があなたをお待ちしております。
2人がどんな距離で会話をするのかによって違ったイメージを作ることができます。
呼びかけられた後、どんなタイミングで返事をするかでまた違ったイメージが生まれます。
人は普通は呼びかけられたら呼ばれた方をむいて返事をします。呼ばれた方に目線を飛ばさずに返事をする練習もしてみましょう。これが結構、難しいんです。
普段の生活で何の意識もしていないで動いていることを、意識して動かす体験をしてもらえます。
今度は返事をするのと、首を動かすという動作を2つに分けてやってみましょう。
つまり、返事をまずしてから首を動かして呼ばれた方を見る。また、首を動かして呼ばれた方を見てから「はい」という返事をする。
人間は自然にこれらを使い分けているんです。普段の生活の中では誰でもできていることなんですが、意識してそれらを使い分けることができるかどうかを感じてもらうための演劇ワークショップなのです。
続いては鏡のレッスン。
向かい合わせに2人で座ります。
1人が人間を、もう1人が鏡を演じます。
鏡は人間の動きを忠実になぞります。
これで自分の体の動きを隅々まで意識できるようになります。
たとえば立ち上がるときにどんなクセがあるのか、手を伸ばすときの腕の角度、ひじの角度。
鏡にコピーしてもらうことでそれが見えてくるのです。
また鏡が動きをなぞりやすいように、鏡が反応するスピードも考えながら人間は動く必要があります。
相手の呼吸を計るという訓練もできるわけです。
いろんな劇団で体験ワークショップをやっています。
1日だけ参加してみると今までとは違ったものの見方、体の使い方ができるようになりますよ。
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「イエやマチの人々がヘルパーさん〈介護ワークショップ〉」by id:VEGALEON
もうこれからの時代は「イエ」に「ひとりは要介護者」がいる社会です。
私達もいつ「要介護者」になるか わかりません。
「要介護者」の方にとっては「イエ」が生活のメインとなります。
その生活をより一層「やすらぎのある快適な空間」にしてあげる必要があります。
そこで、皆さんが「ヘルパーの資格」を取って「要介護者」の目線で「イエ」を見直すのです。
床の段差や手すりなどに配慮して、デザイン重視の間取りなどを見直すのです。
これは「介護される人」と同時に「介護する人」にも「やさしい空間」になるはずです。・・・続きを読む
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「地域の言葉:方言教室」by id:tibitora
いろんな地域にいろんな方言がありますよね。
同じ県でも西と東では微妙に言い方が違ったり…標準語かと思っていたらほかの県ではまったく通じなかったり。
地元に住んでいても年配の方たちが使っている言葉には、私ではわからない方言も混ざっていたりします。
方言がわからなかったときは少しおいてけぼりになった気持ちになってしまいます…
そんな方言のいろんな言葉を教えてくれる教室があったら楽しくて、地域の言葉もなくならないで伝えられていくんじゃないかなあと思います。・・・続きを読む
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「自費出版本ワークショップ」by id:Oregano
自分史作りや、自分の撮った写真集、郷土の歴史本や自作小説、そしてまんが。色々な自作本がありますが、いざ自分も作ってみようと思うと、色々なハードルがあります。
まず作り方のそもそもがわかりません。原稿を用意すれば後の作業は全てプロがやってくれるサービスもありますが、お金がかかります。
そこで、自分の手で出来ることは出来るだけ自分でやって安く済ませたい、そして自分らしい本を作りたいという人のためのワークショップの提案です。自費出版本講座は既に色々ありますが、極限まで自分の手で作業して、それでいて仕上がりはプロ並みを目指すというものは、あまり聞いたことがありません。・・・続きを読む
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「モノが素敵に生まれ変わる!とっておき廃物利用術研究会」by id:watena
このいわしそのままの研究会です。
http://q.hatena.ne.jp/1222058801
物を尊び、物を愛し、物に感謝して、普通なら捨ててしまう物でも、繰り返し生かして使っていける方法を研究し合います。「MOTTAINAI」の精神を取り戻して心豊か。節約につながって財布も豊か。そして廃物利用の達人が増えていけばゴミ処理の予算などが削減できて社会も豊か、さらに環境負荷が低くなって自然も豊かに保たれます。
研究会では様々なアイデアや実践例を集め、参加者みんなで実践し合って、その効果を確かめます。そしてさらにアイデアを出し合ってより良い活用術に高めて、その成果をどんどん発表していきます・・・続きを読む
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「郷土料理の相互伝達会」by id:powdersnow
仕事関係の相手や友達など、出身地が違う相手との話の中では、結構、食事について話題に上ります。
同じ料理であっても、目玉焼きを醤油、塩、ケチャップ、ソースで食べるといったように、思いもしない調味料が加わることもあって、その違いが面白いのです。
自分の中で常識であったもので、話を聞いた時はないよと思っても、実は自分の方が少数派であったことが発覚したり。
また、郷土料理でも、観光客向けにPRされているような知名度のあるものではなく、家庭料理については、話の中で知ることも少なくありません。・・・続きを読む
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「団塊世代と若い世代が歌で結ばれる《シングアウト・ワークショップ》」by id:TomCat
シングアウトという歌の楽しみ方があります。みんなで一緒に歌うという意味では合唱と似ていますが、合唱と違って一人一人が自由に歌っていくのがシングアウトです。ライブのラストなどで、感極まって観客が一緒に歌いだして大合唱に、なんていうことがありますが、ああいうのが一種のシングアウトですね。合唱との違いを別の言い方で説明するなら、「集まった人数分のソロが同時に響き合う」ということ。これがシングアウトという歌の楽しみ方です。
思いっきり個性を出して歌える。それなのに、みんなと一緒に歌う喜びが得られる。・・・続きを読む
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「いざというときの動物助け方講座」by id:TinkerBell
まだ目も開いていないような子猫が泣いている!
病気やケガの動物がいる!などなど、
暮らしの中での色々な動物にまつわる緊急事態はけっこう多いものです。
でも適切な対処方法を知らないから、見て見ぬ振り。
助けなければ今にも命の灯火が消えていく動物がいるのに、今のは見なかったことにしようと立ち去ってしまう辛さ。
仕方がないの、私には何もできないんだからと自分で自分に言い聞かせても、その辛さは消えません。・・・続きを読む
「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
無人販売所のある、農作物の実り豊かなマチに暮らすっていいなといつも思っています。
もう甘いみかんがいただけるんですね…コタツを出したという方も多いようですから、
少し早目の日本の冬気分を味わえるわけだ! 私も今すぐみかん食べたくなりましたよ〜w
−ハザマ−
»“リブ・ラブ・スナップ”今回のテーマはコチラから
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