リブ・ラブ・サプリ〜FORTUNE #026
みなさまこんにちは、ハザマです。今日は通常でしたら“リブ・ラブ・サプリ”コンテンツの受賞タイトル紹介、明日が次のテーマのいわしスタートとなるのですが、明日11日が祝日で更新がお休みとなるため、約1週遅れで“リブ・ラブ・サプリ〜FORTUNE”新テーマの語らいを開始いたします。先週の本来のスタート日にあれっ?と思われていた方も多かったかも知れません、ごめんなさい! 今回は1日多いいわしの実施となりますので、ぜひゆ〜っくりとメッセージを下さいね!
さて、そんなわけで今日は幸運と幸せを呼ぶ暮らしのサプリ、“リブ・ラブ・サプリ〜FORTUNE”#026のスタートです。今回のテーマ、一つめは「旅」。旅行すること、旅先での幸運を願うサプリ、旅をめぐるイエでのサプリ…自由に発想をひろげてみて下さい。そして「模様」テーマ、これもお初テーマですよね。幸を呼ぶ柄や模様のお話、日本や世界各国の伝統模様についての話題、先の書き込みにあった家紋のお話なども面白い。模様にまつわるどんなサプリが聞けるのか楽しみです! もう一つ「お祝い品」テーマでは、さまざまなお祝い事で特に縁起物とされている品や、オリジナルに考えられた素敵なお祝い品のエピソードを教えて下さい。今回はどのテーマでも世界じゅうのお話が聞けそうな予感、みなさまからの素敵なメッセージをお待ちしています!
「旅」「模様」「お祝い品」+「縁起物」
「旅」「模様」「お祝い品」+「縁起物」
“リブ・ラブ・サプリ〜FORTUNE”フレーズ
「世界の月の模様と物語〜満月の晩に私の幸せ物語を編む」by ハザマ
“メッセージ”
模様と聞いてすぐに思い浮かんだのが「月の模様」。日本では兎の餅つき模様ですが、世界じゅうから見える同じ月は、どんな模様に見えるんだろう?と調べてみると、たくさんありました〜! コレがとても面白いんです。いくつか見てみると…。
【日本】・兎がお餅つきをしている。
【韓国】・兎がお餅つきをしている。
・女の人が編み物をしている。
【中国】・兎がお餅つきをしていて、桂の木も一緒にある。
・蟹の手のちょきちょきはさみ。
【モンゴル】・犬が住んでいて、うそをつく吠える。
【オーストリア】・男の人が住んでいて、灯をつけたり消したりしている。
【カンボジア】・菩提樹の木の根元に杖を持ったおじいさんが座っている。
【ラオス】・おばあさんが足で踏む米搗きでお米を挽いている。
【ブラジル・】サン・ジョルジュという聖人と竜が住んでいる。
(参考「Multi-Cultural-Pedia―異なる文化を楽しみながら学ぶ事典」世界の月に描いた絵〈月の模様〉)
ほかにも、たとえば中国では、薬草をついている兎、天女、雨蛙、ガマ蛙など。ヨーロッパでは、木につながれたロバ、キャベツ畑の泥棒、片手だけのカニ、かぼちゃを食べる男。ローマ神話では、本を読む人。アメリカ・インデアンたちはワニ、トカゲ。ベトナムでは大きな木とその下で休む男の人。アラビアでは立ち上がって吠えているライオン…と、国によって見て取り方がいろいろ違うんですね。
そして、月の模様には、すべて解釈や逸話や物語が付いているんです。日本の月兎だと、兎が仏に他の動物のように捧げものが出来ない兎が焚き火に我が身を投じ、それを哀れんだ仏が月にウサギを送ったという仏教説話があるそうです。モンゴルの吠える月犬は、もともと犬が大変尊敬されている動物であることから生まれた言い伝えだそうですし、
ブラジルのサン・ジョルジュ聖人の模様には、満月の夜に月の中にウサギが見えたら、今恋をしているという言い伝えも。一つひとつひもといていくと、その国の世界観が伺える逸話があって、想像をかきたてられて。
さらに、その模様から生まれた童話もいろいろあるようで、西洋全般では、双子の男の子と女の子が丘を昇って月に辿り着いて帰れなくなったという『ジャックとジル』、茨を盗んだ罪で、月に送られた男の話『エイケン・ドラム』というお話もあるんだそう。月はまるで、万国共通の想像力の神様のようではありませんか?
月の下でそんな物語の数々をひらいてみるのも楽しいですし、もっとすすんで…よ〜く見ると何に見える?と、自分に見えた模様で幸せや願いの物語を作ってみると素敵! 毎夜地上を照らしてくれるお月様が幸福の光で包んでくれるように、私の月物語を編んでみる。今度の満月の晩、あなたも月を眺めてみませんか? どんな模様、どんな願いが思い浮かぶでしょうか…。私も一夜、お月様とのちょっとスピリチュアルな通信を楽しんでみたいと思いますw
※今回の「いわし」ご投稿は2月16日(月)正午で終了とさせて頂きます。
※今回のピックアップ賞は2月17日(火)に「イエはてな」にて発表いたします。
※〈イエはてな〉では、いわしへ投稿されたコメントと画像をダイアリーに転記しています。できましたら「投稿画像のwidth属性」を450px以内に指定していただけますようご協力をお願いいたします。
「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
凛々しくてこちらの背までのびる気がしますね。
先日のサプリ・コンテンツ「冬植物」テーマでも私には水仙が思い浮かんで、
冬の花で一番好きかも、と思いめぐらせていたので、とてもうれしい1枚ですw
−ハザマ−
»“リブ・ラブ・スナップ”今回のテーマはコチラから
募集期間中にご投稿頂いた方にもれなくはてなポイント300ptプレゼントいたします。
また、スナップ賞にはアマゾンギフト券3,000円分をプレゼントいたします。
いわしの回答(転記)
書店である雑誌の付録で「視力が回復する絵」が付いてました。
ヘンテコリンな模様を見てるだけで視力が回復するそうですが、もしかして騙されてるのかな。?
視力回復の絵、見たことがあります。
遠くや近くを見るようにして模様を見ると形が浮かびあがってみえるんですよね。
見たことがありますが初めて立体に見えたときは不思議な感じですごくうれしかったです。
近くばかり見て固まってしまった目の筋肉を和らげる効果があるみたいです^^
友達の子ども(2歳)の誕生日会のとき、2人の別の友達の子ども(10歳)たちが、
手作りで絵本を作ったり、折り紙で作った動物や、たっくさん絵を描いたものを袋に
いっぱい入れてプレゼントしていて、すごくほほえましかったです。
私もその子どもたちに、手作りの布で作った小物入れ(なかにはどんぐりが入ってた)
を誕生日にもらって、とても嬉しかったです。お金がなくても、あるもので一生懸命
お祝いしてくれようとゆうその気持ちがほんとに大事だなって教えてもらいました。
別のツリーに、雛祭りのお祝いに手作り絵本を作っているという方の書き込みがありましたが、子供さんが子供さんのために作るお誕生祝いも心温まるいいお話ですね。
折り紙や絵、そしてどんぐりの袋。どんなことを考えながらそれを作っていたんだろうと考えると、その心が何にもまさる宝ですね。お祝いやプレゼントってお金じゃないんですね。どんな高価な品物よりも尊い輝きが、そういう贈り物にはあると思います。そういう贈り物を手に出来る人は幸せですね。
助手席の人に地図を渡して、ナビゲーションして貰います。
「今居るところが分からなくなった」とか、「さっきの交差点右折だった」とか、トラブルも多いですが、それもまた楽しくて、目的地に着いた時には一緒に頑張ったって感じがします。
従兄が念願のマイホームを建て、引っ越すことになりました。うちでも何かお祝いをしようということになったのですが、従兄というとわが家で対応する世代の者は私になりますので、父の意向で私が祝いの品を考えることになりました。
最初は何を贈ったらよいか全く見当が付かなかったのですが、そうだ、果樹を贈ろうと思い立ちました。果樹なら花の季節には美しく庭を彩り、葉は緑化に貢献し、実の季節には収穫が楽しめます。さらにその楽しみが次の世代までも続いていくことはとても縁起がよく、きっと喜んでもらえると思いました。
問題は何の木を贈るかですが、こればかりは植える場所に左右されますから、何が贈られるかわからないサプライズを楽しんでもらうのはあきらめて、植える場所の広さや土壌の質、日当たりや水はけなどを考慮しながら、従兄と相談して決めることにしました。建築途中の現地を見に行き、あれこれ相談した結果、花の楽しみを重視して梅がほしいというので、梅の苗木を贈ることに決定しました。
品種は二種類。白加賀と花香実です。なぜ二本かというと、理由は二つ。一つはお祝いの贈り物なので紅梅と白梅の組み合わせで紅白にしたかったということ。もう一つは、梅が自家受粉しにくい果樹だからです。花だけでなく実を楽しむには、異なる株を隣接して植えて受粉を促してやる必要があります。
梅には花の観賞に向く花梅と果実の利用に適した実梅がありますが、白加賀は大きめの花が美しく実も豊産性で、両方楽しむのにぴったりです。花の色は名の通り白、実は果肉が厚いので、梅干はもちろん、梅酒にとても向いています。安定した結実で育てやすいのですが、花粉が少なく他の木に頼る必要があります。
そこでパートナーとして花香実の出番です。ガラスの仮面の紅天女が出てくるような鮮やかな紅梅ではありませんが、淡い紅色の美しい八重咲きの花を咲かせます。花の時期が比較的長く、おまけに花粉が多いので、これを受粉用にすることにしました。もちろんこれもいい実を付ける種類ですから、実ればたっぷり梅干しや梅酒作りが楽しめます。
どちらも樹勢が強く耐寒性もあり、また根の張り方や育った後の木の大きさなども似ているので、並べて育てるのにちょうどいいかと思い、この二種類に決めました。新築直後に苗木を携えて植えに行き、無事根付いて私の新築祝いは完了しました。
梅は実を付けるまでに最低4〜5年はかかります。引っ越しの翌年、従兄の家に赤ちゃんが生まれましたので、その子が幼稚園になるころに、最初の実が楽しめることになるはずです。子供の成長と共に、だんだん本格的な収穫が楽しめるようになるでしょう。
今までにも何度かイエの記念樹の話題が語られましたが、いつか私も独立して新居を構えたら、木の贈り物がほしいと思います。庭がない家の方には鉢植えでもいいと思いますが、“エコ・ルポ”でLady_Cinnamonさんが紹介されていた「エコロギフト」もいいですね。
http://q.hatena.ne.jp/1219380594/181880/
環境貢献にお祝いの気持ちを込めて贈る緑のプレゼントが、もっと広まることを願っています。
オリーブの木も異なる品種を植えないと受粉しないというのを知っていましたが
梅もそうなんですね。
そういえば梅とオリーブって少し見た目が似ているかも?
従兄さんの赤ちゃんはその梅の育っていく様を見て大きくなるのですね。
家とともに成長しその子がいつか、その梅で梅干や梅酒なんてつくるようになるかもしれませんね。
青春18切符など、普通電車が1日乗り放題になる切符でゆっくりと遠くまで行くことがあります。
普通電車はわりあい空いているので、電車の中で学生さんたちのわいわい楽しそうにしている様子とか、小さい子供がはしゃいでいたりとか、そんな雰囲気の中での移動も楽しいです。
外の景色を眺めならがガタゴトとゆれていたら少し眠くなってきたりもしますが、ゆっくりとした移動時間も楽しいです。
私は住んでいるところが田舎なもので各駅停車の旅は本当に辛抱のいる旅でもあります。東京、横浜、小田原から大垣まで行こうとすると、私の出身の静岡県を終えるのが相当に大変です。路線が長く、駅の間隔も長いので座っているだけでも疲れてしまいます。青春18切符を夫婦で使って、滋賀県琵琶湖一周、京都からの山陰本線全線を乗ることに比べても、断然疲れます。
ただ、東京から大垣までの途中の景色が非常に美しいんですよね。秋に行くと海辺が太陽に照らされきらめき、山間にはみかんのオレンジ、農業も漁業も工業もみんなバラエティ豊かに観察できます。鉄道の旅に欠かせない青春18切符こそ、縁起物であり幸せへのおまじないの切符ようなものなのかもしれないですね。
各駅停車ならぬ「各駅降車」の小さな小さな鉄道の旅です。普段通り慣れている路線も、通過する駅に下りたことがあるかというと案外なかったりするものですから、それを再発見する「旅」をするのです。一駅一駅降りて、駅の中を探検します。ホームを眺め、改札から外を眺め、ホームの端から線路の彼方も眺めます。
知っている町でも、降りたことのなかった駅の中から眺めてみると意外な新しい発見があったりしますから、これを全く知らない路線でやったりするとさらに興奮物の旅になります。一駅一駅時間をかけて回りますから、動ける距離は限られます。一日ではとてもひとつの線を回りきれないことがほとんどです。回りきれなかった駅は次回のお楽しみです。
運賃は、JR大都市近郊区間の場合、経路が重複したり交差したりしなければどんな経路で乗っても路線図上の最短というか最安値の運賃が適用されるといういわゆる大回りの特例がありますから、それをうまく利用すると安く上がります。目的とする路線を終点まで行って、そこからぐるっと大回りしながら帰路につき、行きに通った線路と重複する手前で降りて一旦改札を出れば、「旅」の出発点からその駅まで直行したのと同じ運賃しかかかりません。そういうテクニックを考えて計画を練るのも、この小さな旅の楽しみの一つになります。
また、フリーきっぷや特定区間内のパス、あるいはホリデーパスなどといった企画物のキップを使うと、あちこちの駅で自由に改札を出られます。行動内容によっては割高になりますが、うまく使うととても割安な小さな旅が楽しめます。知らない場所を旅するのもいいですが、よく知っている地域をさらに深く知ることが出来る「近郊各駅降車」の小さな旅はなかなか楽しいので、ぜひお勧めしたいと思います。
小学生の時、図工の時間に七宝焼きをやりましたが、私は先祖代々受け継いだ家紋を作って仏壇に飾っています。ご先祖様達に感謝の気持ちを込めて。
実は私の家にはなんと、七宝を焼く炉があるのです。小さな電気炉なのですが、中古を見つけて買ってしまいました。それで私も家紋を作ったんです。真鍮板をエッチングして家紋の模様を浮き立たせ、へこんだところに七宝の釉を流し込んで焼き上げました。あらためてわが家の家紋を眺めてみると、これを自分も受け継いでいくという感動が湧き上がってきました。
私は、家を継ぐ、家系を継ぐということにはあまりこだわりたくありませんが、ご先祖様への感謝の思いや、姓や家紋といった伝統は、やはり絶やしたくないという思いがあります。少子化時代を迎えて今までの常識で考えると「家系断絶」を迎えてしまう家が多くなると思いますが、何か新しい方法でイエの伝統を受け継いで後世に伝えていく方法を考えていきたいですね。一人一人が家紋を何かの形に焼いたり掘ったり描いたりして、それを後世の人に託していくような方法は注目できるかもしれません。
「生きてることが旅なんよ」とは、最近知人に言われたことばです。
パニック障害とゆう病気で、大好きだった旅行をすることが
できなくった私の話を聞いて、そのクリスチャンの知人は
「あたしたちのふるさとは天国なんだから、今、生きてることが
旅してることと同じことなんだと私は思うよ」
って言って、慰めてくれました。
確かに人生ほど、予期せぬ出来事がたくさん起きて、
予定通りに行かない旅はないですよね。だからこそ、
おもしろいですね。旅行はできなくても、ずっと人生の旅を
楽しんで生きたいです。。
昨日から今日へ、今日から明日へと進んで行く私たちは、すごいタイムトラベラーであるとも考えられますね。まだ誰も見たことのない明日に向かって行く私たちは、世界一壮大な旅をしている旅行者であり冒険家です。
また自分探しの旅などという言葉もありますが、明日に旅していく私たちはまさに明日の自分を探しに行く旅人と言えそうです。旅なら楽しまなければ損ですね。私もこの人生という旅を、たっぷり楽しんでいきたいと思います。
私が最近とても好きでよく着ている着物が江戸小紋です。柄がとても小さいので遠めから見ると無地にみえてしまうんですが、近くでみるととても細かくてとても繊細で職人の技を感じることができます。
もともとは江戸時代に武家が着ていた裃の模様が発祥とされています。大名によって模様は固定になっていたそうです。有名なところでは武田氏の武田菱とか徳川綱吉の松葉など。
代表的な模様としては鮫、角通し、万筋、行儀などがあります。
ちなみに鮫・角通し・行儀の模様は、江戸小紋三役といって、他の文様と比べると格が上とされています。細かければ細かいほど格調が高くなります。背中に紋(家紋)を入れれば準礼装として使用することができるのでとっても便利。
これが着こなせれば本当に粋です。女性だけでなく男性が江戸小紋の万筋を着ている姿を見ると本当にほれぼれしてしまいます。
この文様が町民にもどんどん広まっていって、台所用品や身近にあるものを模様としました。
今現在残っているだけでも何百とあるんだそうです。
型紙はおもに伊勢の白子(鈴鹿サーキットのあるところ)でつくられた伊勢型紙。柿渋にで張り合わせた美濃和紙を台紙にして、彫刻刀で図柄を彫ります。
実際型紙を見せてもらったことがありますが、反物の幅を横幅にして細かい柄を彫っていきます。一度でも間違えたらそれで終わりです。もう本当に感動ものでした。
そしてそれを染めるのですが、染めるときにもきちんとあわせないとずれてしまいます。万筋という縞柄がありますが、これこそ職人の技術の賜物なのです。
ただ型紙を作るほうは後継者不足といわれています。
私の江戸小紋一枚目は黒色のおめでたい柄を300以上使ったものを誂えました。あまりにも文様がたくさんあるのでさすがに礼装としては使えませんが、すごく好きな着物のひとつになりました。
後ろに掲載したURLにあるような宝尽くし、南天の実や竹に雀の模様もあります。
こういう紋を言われ紋というのですが、縁起物の柄を着ることにより無事でいられますようにとの祈りの思いがあったのだと思います。
私はこれからいろいろな文様や色の江戸小紋を集めていきたいと思います。
手ぬぐいの模様の細かいのも江戸小紋の模様を扱ったものが多いですね。あとはぎれを半襟にしたり、草履の鼻緒にして楽しむというのもあります。
風呂敷や袱紗でも江戸小紋の文様のものがでていたりするので楽しむことができます。
また、めったにでまわることがありませんが、型紙も灯りのシェードなんかにつかうととてもきれいではないでしょうか?
江戸小紋の定め紋(大名などの固定の紋)
http://www.motoji.co.jp/mens-kimono/2008/10/post-24.html
江戸小紋の種類
型紙作りは私も紀行番組か何かのビデオで見たことがありますが、緻密な作業ですね。驚くほど小さな模様を鋭い小刀で鮮やかに切っていく様子は、これぞ刀で発展してきた日本の刃物の見せる技と感嘆した憶えがあります。
言われ紋の縁起物の柄は、福を呼ぶ模様が、たとえて言えばちょうどホームページの壁紙素材のように、連続模様で繰り返し配置されていくところがいいですね。後から後から福がやってくる、福が尽きないっていう感じが、じつにおめでたいと思います。
検索してあちこち見てみたら、江戸時代からの伝統の技法を伝える工房が、今も20個所くらい残っているみたいですね。これはもう激減しているといっていい数なのだろうと思いますが、それでも20個所も頑張っていてくれるのはうれしいことです。伝統の職人の技を今に伝える現代の江戸小紋を、いつまでも守り、そして発展させていきたい物だと思いました。
これまでの人生経験のことあるごとに、さまざまな機会にもらったり、自分で買ったりで、お寺や神社にお礼参りさせずにコレクションしてしまっているお守りがけっこうたくさんあります。受験のとき 長期出張のとき 初めての海外旅行 安産 厄除け・・・もらったときの相手の心情、自分の精神状態を思い出します。いいもんですね・・・お守りコレクション。
結婚した友だちの娘さんが、もう絵本を読んであげると喜ぶほどに大きくなりました。私はまだ未婚なのにどうしましょう。じゃない、じゃない。今、この娘さんの桃の節句に贈る絵本を製作中なのです。
出てくるのは折り紙のお雛様。絵本と言っても絵ではなく、千代紙で十二単の着物を作ったりして、それを台紙に貼り付けて作っていきます。
最初のページにはベーシックなお雛様。金屏風の前に二人並んですまし顔です。
次のページは、二人が仲良く寄り添っています。こちらは人が見ていない時のプライベートなお雛様。
次のページは、ちっちゃな女の子とママのお雛様。金屏風の前で、女のお雛様が二人です。ちょっと珍しい風景ですが、二人とっても仲良しです。
続いてはちっちゃな女の子とパパのお雛様です。パパのお内裏様がちっちゃな女の子のお雛様を抱っこしています。
次のページは、パパとママと女の子が三人揃ったお雛様です。パパのお内裏様とママのお雛様の間に、ちっちゃな女の子のお雛様がいて、お手々をつないでもらっています。みんなとっても幸せです。
そして桃の花のページがあって、最後のページは五人囃子も三人官女もいる段飾りのお雛様の一番上に、パパとママとちっちゃな女の子が三人揃ったお雛様です。ラストシーンはアップの方が良かったかなぁと今になって思っていますが、もう作り替えるのは大変なのでこのままGOです。
と、そんな手作り絵本を現在製作中。文字は一つも入れません。この絵本を使ってどんなストーリーを作るかは、パパやママに任せます。喜んでくれるかなぁ。お子さんが大きくなった時、そういえば小さかったころ折り紙のお雛様の絵本を持っていたよ、なんて思い出に残ってくれたらいいなぁと思っています。
なんとこれはすばらしい心のこもったお祝いですね。先日のいわしでも絵本の読み聞かせのツリーが盛り上がりましたが、この絵本は手作りの思いと、親子の時間と、そしてあえて文字を入れず読み手に自由なストーリーを作ってもらうところから生まれる親子それぞれの創作の楽しみや成長をも詰め合わせにしたプレゼントと言えると思います。
この絵本は子供さんの心にいつまでも残っていくことでしょうし、この絵本で過ごしていく親子の愛情溢れる時間の記憶が、どれだけその子の人格形成に寄与していくか計り知れないと思います。形式だけのお祝い品にはない、本当に子供さんの成長を祝うにふさわしい品だと思います。今はまだ製作途中なのでしょうか。いい作品に仕上がりますよう、陰ながら応援しています。
早朝の集合で日帰りバス旅行に熱中していました。宿泊するとなると時間や費用の都合が付きにくいですが、弾丸日帰りならなんとかなるものです・・・旬の果物や海産物を食べ放題で自分でも驚くほど楽しんでしまいます。予約が大切ですが新聞のチラシでチェックして、超格安を見つけ出して友人を誘います。確かにゆったり旅情を楽しむとかは望めませんが、こんな忙しい良好もちょっとありかなって思っています。それからお留守番の家族からクレームが出ないように、新鮮で産地直送のおみやげをお忘れなく!
アグリツーリズム(グリーンツーリズム)とは、都市と農村の交流のこと。個人レベルで言えば、農村や農場に滞在して、あるいは農業と触れ合いながら休暇を過ごすこと、ということになるでしょう。
グリーン=環境保護というイメージからエコツーリズムとごっちゃになりやすいですが、エコツーリズムとは、行き先の自然環境や文化などを破壊しないように注意しながら、それらを体験し、学んでいく旅を指します。
もちろんアグリツーリズム(グリーンツーリズム)にもその要素は多分にありますが、アグリツーリズム(グリーンツーリズム)と言う場合には、農業という産業に触れて農や食に関わる様々な社会問題にまで意識を広げていく、土や緑と共に人の社会のありようも見つめていくという要素を併せ持つ、と考えられると思います。
アグリツーリズム(グリーンツーリズム)の発祥はヨーロッパですが、日本においても1992年度から農水省が提唱を開始し、翌93年度から2年間に渡って、全国50箇所をモデル地区として指定して振興を図ってきました。実はこんな法律もあるんですよ。
農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律(通称・農村休暇法)
さて、具体的なアグリツーリズム(グリーンツーリズム)のプランですが、個人として行うなら、まず近場の農業に目を向けてみることをお勧めしたいと思うのです。キャッチフレーズを付けるなら、「農と触れ合う小さな旅」って感じです。
たとえば東京でも、まだまだ農業で頑張っている地域はたくさんあります。そういう所の農産物直売所や、畑の中にある無人販売所などの情報を調べて実際にそこを訪れてみるんです。そこに色々な地域イベントを組み合わせたり、ハイキングや川遊びといった楽しみを組み合わせていけば、かなり楽しめる一日になると思います。身近な地域の農業を再発見していくことは、色んな意味でとても意義深いと思います。日帰りでも行ける「地産地消型アグリツーリズム」のプランを色々開発して、ぜひ楽しんでみてくださいね。
もっと本格的に農と触れ合いたかったら、こんな場所もあります。
【東京近郊での例】奥多摩町体験農園→ http://www.town.okutama.tokyo.jp/oshirase/greentourism/01.html
最近は各地にこういった滞在型の体験農業施設が誕生していて、一日だけの短期の体験から、週末をどっぷり畑で過ごせるプチ田舎暮らしまで、様々なニーズが満たせるようになってきています。
さらに私は、未来の夢の農園計画に資すべく、「笑っていいとも!」のテレホンショッキング流に、訪れた先で知り合った人に別の場所のお知り合いを紹介して頂き、その方を訪ねていくという形で各地を訪問して歩く、農山漁村体験ツアーを個人的に行っています。
スケジュールの関係や、猫を飼っている関係もあって、あまり長期間は家を空けられませんが、月一くらいのペースで色んな所を回っています。土地の人と交流をしながら色々なことを教えて頂いて、楽しいですよ。
観光地を巡る旅ではないのに、様々な興味深い文化に触れ、土地のうまい物をたっぷり楽しみ、そして場所によると温泉まであったりして、自分だけのオリジナルの思い出が残る旅が出来ます。
アグリツーリズム(グリーンツーリズム)の定義は色々あると思いますが、とりあえず、「観光」を「農業との触れ合い」に置き換えれば、たいていの旅がアグリツーリズム(グリーンツーリズム)と言える旅になると思います。皆さんもぜひ、従来の観光とはちょっと違った旅を計画し、体験してみてください。きっと楽しいと思います。
小学生の頃、遠足のバス旅行がホント苦手でした・・
乗り物酔い薬がホント欠かせなかったからです
いつから乗り物酔い薬が必要ない状態になり
嬉しかったのを覚えています。
ラテ・アート、あるいはコーヒーアートなどと呼ばれるコーヒーの楽しみをご存じでしょうか。百聞は一見にしかず。まずはこちらをご覧ください。
http://www.delonghi.co.jp/style/barista/index.html
http://heikousekai.seesaa.net/article/26658782.html
すごいでしょう。こういったアーティスティックなコーヒーは、バリスタ(barista・別名バールマン)、つまりバール(Bar・イタリアなど南欧における軽食喫茶店のこと)のカウンターに立つ専門家の手によって淹れられてきたものです。
大変難しい技ですが、素人でも真似事くらいはできます。とりあえずエスプレッソが淹れられれば、そこにほどよく泡立てたミルクを注ぐ時に模様作りを意識していくことで、簡単なハートマークくらいは作れます。
前掲のURLのキキの絵のような物を描いてみたい場合は、チョコレートシロップを使います。シロップはサラリとしている物が向いていますので、定番と言えるハーシーのチョコレートシロップなどがお勧めできると思います。これは滑らかで使いやすいシロップです。
http://www.hersheyjapan.com/products_m.html
道具は前掲の動画などを参考にしながら、お手持ちの物を色々活用してみてください。
なお、真のラテ・アートとは、模様を描くことが目的ではなく、基本に忠実に香り高くおいしいコーヒーを淹れ、そこに上質のミルクを最適な割合で注いでいくことが第一義であり、その限定された条件の中で模様を描いていくところに技があるとされています。
それでもスチームドミルクとフォームドミルクの使い分けなどで様々な風合いが描き出せて、その奥の深さの一端に触れることができます。
ラテ・アートは世界中の専門家たちによって腕前が競われる競技会があるほどの本格的なもので、素人の挑戦は本当のお遊びに過ぎませんが、でもイエで飲むコーヒーを美しく装うのは本当に楽しいですから、ぜひ皆さんも挑戦してみてください。
高校のころ、アイヌ民族の歴史や文化について調べたことがありました。
その時にとても興味深く思ったのがアイヌ模様です。
アイヌの伝統的衣服には独特の模様が施されていますが、
あれはただのデザインではなく、
アイヌの人たちにとってはとても重要な意味を持つものらしいのです。
もちろん一口にアイヌ模様といってもいろいろあって、
アイヌ文化は昔は本州東北部から北海道、
そして千島から樺太に至るまでの幅広い地域に広がっていましたから、
それぞれの地域ごとにちがいがあったそうです。
昔は衣装に施された模様を見ると出身地がわかるとまで言われていたそうですが、
でもだいたいの共通する考え方として、
一針一針ていねいに縫い込まれていくこの模様には、
身を守ってくれる結界のような力があると考えられていたらしいのです。
袖口だとか、襟、裾などにこの模様を施しておくと、服の中に悪い物が入り込みません。
また背中にも模様を施しておくと、無防備になりやすい背後が守られます。
こうして独特の模様が施された衣装ができあがっていったわけです。
衣服に用いられる模様は、刺繍で入れられるもののほか、
布を切り抜いて模様を入れていく「切抜(きりぬき)」、
別の布を張り合わせていく「切伏(きりぶせ)」といった技法で施されていきますが、
それらの技法は全て母から娘へと伝えられていきました。
またアイヌの女の子は、アイヌ模様の基本パターンを様々に組み合わせながらデザインしていくお絵かきを
砂の上などにして遊んだものだったのだそうです。
アイヌの娘が年ごろになり恋をすると、
好きな男性のためにテクンペという手甲を作って贈りました。
もちろんそこには鮮やかなアイヌ模様が施されます。
もし相手の男性がそれを身につけてくれたら、気持ちを受け入れてもらえた証拠です。
娘は続いて脚に巻く脚絆、頭に巻く鉢巻きを作って贈り、最後は服も作って贈ります。
そのどれもに心を込めた美しいアイヌ模様が施され、愛する男性を守るのです。
男性の方から告白する場合は、メノコマキリという小刀の鞘に模様を掘って贈ります。
もし娘がそれを腰に下げてくれれば、プロポーズは成功です。
夫になると、妻の使う針刺しや糸巻き、まな板にまでていねいに模様を彫刻していったそうです。
こうしてお互い、愛する人を守りあったんですね。
私たちはこうしたアイヌ模様についての調べ物を終えた後、
実際にアイヌ模様の刺繍で鉢巻きを作ってみました。
模様がバリアになって、悪い物の侵入を食い止めるんですね。それを女性は刺繍や裁縫で、男性は木彫りでそれぞれに贈り合う習慣がとてもいいですね。
調べてみるとやはり模様のひとつひとつに色々意味が込められているようで、そういうのもとても興味深く感じました。
昨日はバレンタインでしたが、相手の身を案じつつ心を込めて手作りしていくこういう伝統の贈り物には、現代日本のチョコよりもパワーがありそうですね。
インターネットの記事や編み物の本のなどで、人気のアラン模様や、松編みの模様。なぜかちょっといいなと感じた素敵な模様は、編み物の世界と関係ないところでも、模様の好みや人気は重なるのでしょうか。街で背中のところにアラン模様が入ったジャケットを着ている男性や、松編み模様のジャケットを着ている女性を見かけて、素敵だなと思いました。今まではあまり見かけなかった、アラン模様や松編み模様が使われた装いを偶然見かけて、編み物をしない人にも密かに好まれている模様なのかと思いました。アラン模様や松編みの入った洋服をみたときに新鮮に感じられるようなことがあって、アラン模様や松編み模様のデザインの洋服を買ったり、そういう模様を編んでみたいと思ったり…今までとくに流行ったりということはなかったマイナーな模様ですが、その模様が特別で素敵に思うようなことがあるのかなと不思議に思いました。
磁石って、不思議な存在ですね。一個の磁石の中にも引き付ける力が強い部分と弱い部分が存在し(この強い部分を磁極と呼びます)、また磁極は異なる同士は強く引き合い、同極同士は反発し合います。こうした磁力の働き方の様子を便宜的に線で書き表したものを磁力線と呼びますが、この様子は実際に模様にして見ることができるのです。そういうのやったことがあるという方も多いと思いますが、ここでもう一度復習がてら、ちょっと科学遊びをやってみましょう。
まずちょっと頑丈なビニール袋と、力の強い磁石を用意してください。砂鉄を集めるのです。ビニール袋に磁石を入れて砂場に行きます。砂場の砂を吸い付けてみると、砂鉄だけがビニール越しに付着します。袋から磁石を取り出すと砂鉄がザッと落ちますから、それをたくさん集めてください。
*注意:磁石を直接砂の中に入れると、付着した砂鉄が取れなくなって苦労します。磁石は必ずビニール袋に入れて使ってください。
たくさん砂鉄が集まったら、ふるいにかけます。ふるいはガーゼで作りましょう。適当な枠にガーゼをピンと張って、それで取った砂鉄をふるいます。こうして細かい粒子だけの砂鉄を取り出してください。
ここまで準備ができれば、あとは色々な磁石を持ってきて、その磁力線の様子を見るだけです。適当な紙箱の蓋などの中に砂鉄を撒き、下に磁石を当ててトントンと軽く揺すると、砂鉄がきれいに磁力線の模様を作っていくと思います。色々な磁石で試してみてください。たとえば同じ丸い磁石でもまん丸に砂鉄が集まるのもあれば、ドーナツ状に真ん中が空くものもあり、さらにはしましま模様になるものもあります。それぞれ見かけの形は同じでも、S極N極の配置が違うのです。
磁石は1つだけでなく、2つ以上を組み合わせるとまた面白い模様が見られます。複数の磁石を、それぞれ引き合う組み合わせ、あるいは反発し合う組み合わせに置いて、その磁力の様子を砂鉄に模様として描かせてみると、まさに引き合っている、あるいは反発し合っているという様子がはっきりと現れます。
科学としてはとても初歩的なものですが、童心に返って砂場で砂鉄を集めてみるのは、とても楽しいひとときです。砂鉄で磁力線の模様を描かせてみるのも実に面白いですし、紙の下で磁石を動かして「砂鉄の舞」などをやってみるとさらに楽しくなります。
もっと本格的にはっきりとした模様を描かせてみたい場合は、こちらの方法などを参考にしてください。
http://www2e.biglobe.ne.jp/~shinzo/jikken/magnet_f/magnet_f.html
これは私もやったことがありますが、磁力という目に見えない力が砂鉄の模様として描き出される面白さ、不思議さのとりこになりますね。そもそも磁石という存在が不思議です。あの引き付ける力の元は何なのかと考えただけで、もうそれは壮大な宇宙の謎を考えるのと同じこと。ぼんやり考えるだけでもすごいロマンですし、真面目に勉強していけば量子力学や物性物理学や熱力学にまでも行き着いてしまいます。
でも、そんな理論理屈とは関係なく、ごく自然に、本当に自然の力として、磁力というのは存在しているのですよね。そして子供が砂場で集めたような砂鉄を介して、その姿を私たちの目に見える模様にして現してくれます。こんな不思議が当たり前の現象として存在するこの世界は、考えようによっては、魔法だらけのファンタジー世界よりすごい世界かもしれません。
磁力の不思議、自然界の不思議に思いを馳せながら磁石の描いていく模様を眺めていくと、色んな意味で感動しますね。他にも自然が見せてくれる様々な模様や造形があると思いますが、磁石が見せてくれる模様は、その不思議さの点で格別の物があると思います。子供さんと一緒に楽しんでみる場合、ただの遊びとしてやるだけでなく、自然への憧れが膨らむような予備知識と演出でやっていくと、とても心に残る記憶になっていくのではないかと思います。
タイのバンコクに年下の友人と2人で旅行して来ました。
海外で出会う日本人はどうしてああまで下品なのでしょう。
ホテルの食堂では、大声でわい談をしています。
観光スポットでは撮影禁止の看板が出ているのにもかかわらず「自分1人くらいいいだろう」という気持ちからか、パシャパシャ撮ったり。そうそう、行きの飛行機のトイレでタバコを吸って、機内アナウンスで「やめてください」と注意された人もいました(これは日本人かどうかはわからないけれど)。
国内、海外を問わず、気の合った仲間と旅行をするんだからテンションが上がって、気持ちが大きくなるのもわかります。
けれど、その土地その土地にはそこで日々の暮らしを営んでいる人や、他の旅行者もいるんですから最低限のマナー、いや、普段、自分の町にいるときよりも丁寧で慎み深い心がけで旅を楽しみたいものです。
ぼくは何度も旅しているうちに、旅先で合うダメな日本人たちに失望や怒りを通り越し、「ああいうものなんだから近寄らないようにしよう、腹が立つので彼らの会話を聞かないようにしよう」と心を閉ざしていました。
今回、一緒に旅行した友人は海外は初めてだったのでそういう「免疫」がなく、いちいち立腹していました。彼の感受性のほうがずっと正しく健康で、自分の感受性は磨り減って死にかけていました。
年を取るっていうのは、心が鈍くなっていくことなのかなあと反省しました。
友人の腹を立てる姿に今回、学ぶことが出来てよかったです。
私は旅が大好きですが、自由な遠出のチャンスは限られてしまいます。そこでオーディオ好きの私としては、まず土地独特の「音」を収集し、それを聞いて旅情に浸る心の旅をすることから始めています。収集した音の場所にいつ行けるかはわかりませんが、音でイメージを膨らませていった場所には、実際に訪れた場所と同じくらいの愛着が湧いていきます。「音」のコレクションが集まるごとに、いつか足を運びたい地が増えるとともに、第二のふるさとのように慕える地も増えていきます。
収集する音のソースですが、まずNHKラジオの「音の風景」という5分間番組が欠かせません。これは音だけで綴る紀行スポット番組で、地味な番組かもしれませんが、録音技術に定評のあるNHKのエンジニアが腕を振るったすばらしい音源の数々が惜しげもなく投入される、オーディオ好きには聞き逃すことの出来ない番組です。主にFMでエアチェックしてコレクションしています。
http://www.nhk.or.jp/otono-fukei/
続いての狙い目は、マニアの作った鉄道の音CDです。鉄道趣味の中の大きなジャンルに鉄道写真がありますが、それと同じくらい、昔から音によるコレクションも盛んなのです。それが今はCDに焼かれて、たくさん出回っています。そういうのの中からめぼしい物を見つけてコレクションに加えていきます。もちろんメジャーなレーベルからも色々な鉄道の音CDが出ていますからそういうのもコレクションに加えますが、個人の自主製作は対象が幅広くマニアックで、市販品ではぜったいにカバーしてくれないようなレアな場所の音や珍しい音を拾ってくれているのが魅力です。ネットで検索すると、それは様々な自主製作CDが見つかります。
あとはやはり音楽ですね。民謡、邦楽です。市販のCDには、地元に長く伝わる伝統の音楽とはちょっと違った、録音用に作られた物が多いですが、丹念に探していくと実際に現地に行って地元の人の歌や演奏を録音した、民俗学的にも大変価値の高い音源を見つけることもできます。NHKが総力を挙げて現地取材してまとめた「日本民謡大観」という全集が、付属の解説書も含めて、内容、ボリュームともにすばらしいものですが、今はもう生産されていないようでなかなか手に入らず、また手に入っても大変高価なので、まだほんの一部しか揃っていません。いつかこれを全巻揃えることが、旅マニアの都道府県全制覇とか全国鉄道路線完乗といった目標と同じようになっています。
こうして集めた音源を、ソファに腰掛けてゆっくりと味わいます。ロック用に作った大型のホーンシステムのスピーカーはこうした音源でも臨場感に溢れ、まるで現地の音の真っ直中にいるかのような錯覚さえ与えてくれます。じっと目をつぶって聴き入っていると、旅情満点の夜や週末が過ごせます。
旅の楽しみは駅弁だったりします。
各地の美味しいものが一つの箱に詰め込まれていて、美味しいですね。
そこにしかない、そこでだからこそ美味しい食べ物が詰められています。
いつもと違った雰囲気だからこそ美味しいという感覚的なものもあるのでしょうか。
これから始まる旅に心を躍らせながら食べる駅弁はいつも美味しいものです