イエコト・ミシュラン #017 PickUp3



みなさまこんにちは、ハザマです。盛夏に入って、暑い日がつづきますね〜。マチでは夏の風物詩もいっぱいです。先日26日、東京では墨田川花火大会でしたし、日曜日はうちの近くでもお祭りがあり、浴衣姿の人が風情を感じさせてくれました。TVでは、岡山の風鈴電車が映っていて、チリンチリンといっぱいの風鈴の音が涼を奏でていましたよ。夏は日本情緒の美しさがひときわですね。みなさまのマチではどんな夏の光景が見られるのでしょうか。暑さのなかにも、季節の彩りをう〜んと楽しみたいですねw


さて、今日は“イエコト・ミシュラン”#017のピックアップ賞のご紹介です。「器の素敵な使い方」のテーマ、思いもつかなかった素晴らしいご提案の数々に、オドロキと発見いっぱいのいわしになりましたね! 一方で、ちょっとテーマからそれた書き込みもやっぱり多く見られて、う〜ん、それが残念…。明日にはいわしご投稿の新要項をご案内して、8月から実施に入り、より〈イエはてな〉らしく語らえる場にしていけたらいいな! でも、ひと味もふた味も違うセンスが光るアイデアには、さすが〜とうならされて、本当にうれしかったです。素敵な創意をいっぱい、みなさまどうもありがとうございました!


イエコト・ミシュラン #017 ピックアップ賞

#017は「食器やコップをもっと活かす!器の素敵な使い方を教えて下さい」という質問にご回答頂きました。
まずは、食器をインテリア、しつらいとして活かすアイデアからご紹介すると…子供も大人も夢中になりそうな「透明ガラスコップ・お皿にデコパージュ/マスキングテープ」や「陶器用絵の具で市販の器に絵付けをしてみる」。作り方や絵の具まで丁寧にご紹介下さって、その楽しさが手に取るようでしたね。「コップに紙を飾る・歌を飾る・季節を飾る」では、スリムなグラスに季節の歌をしたためた短冊や自然のオブジェなどを入れて飾る和のディスプレイに、さっそく作ってみたいという声がたくさん集まっていました。「小鉢などを花器にして花を活ける」のケーキ型・おはぎ型の手軽で洒落たフラワーアレンジメントは、おもてなしにも素敵! グラスハープのご紹介につながった、食器で「楽器」のお話も楽しかったw テーブルを美しく彩るアイデアも、「器の重ね使いで料理を豪華に見せる」「白い大皿1枚で食器の重ね技コーディネート」「ワイングラスにゼリー」などいろいろ。なかでも「透明なガラスのお皿で」二枚重ねた間に葉っぱを入れて飾りつけするアイデアは、夏の前菜やデザートにもきっと美しい…とうっとり。「割れた茶碗を」割れるではなく数が増えると言い換えて箸置きにするというのも、いい考え方だなって思いました。さらに、使い終わった容器の活用術では「DVDの空いた容器スピンドルケース」があり、中心の軸を利用してコード収納や手芸用品の収納にぴったり!とみなさんの発見になりましたね。私もぜひ活用したいと思います!


そんななかから今回のピックアップ賞は、美しさ・楽しさ・創意にあふれたサプライズアイデアより、(一ツ星)〜★★★(三ツ星)を選ばせて頂きました。あぁ、これだから〈イエはてな〉楽しいんだよね、ってみなさまの共感もいっぱいだったメッセージです!


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 ★(一ツ星)

「お皿の上に庭を作る〈ディッシュガーデン〉」by id:Fuel


最近ディッシュガーデンなるものが流行っているようです。お皿の上に小さな植物を植えて箱庭のように仕立てるインドアグリーンの楽しみ方です。
しかしお皿に普通の植物を植えるには、いくつかの無理があります。
まず土の深さが浅いこと。根は放射状に開いて植え付ける必要がありますから、根の形によっては植えられない植物もあります。
またお皿には水抜きの穴がありませんから、植木鉢のような底から余分な水を流す水やりができません。そこでお皿の底に多孔質の素材を敷きつめ、そこに常に水分を保有させておくといった方法がとられるようです。しかし根が直接水分保有層に触れると、呼吸が妨げられて根腐れを起こします。
また用土には水はけの良い物を使わなければなりませんから、土に養分はほとんど無いと考えられます。そこで人工的な液肥などを使う必要がでてきます。
こんなふうに、ディッシュガーデンというアイデアにはとても興味をそそられますが、あまりに自然の環境からかけ離れすぎた植物の育て方はしたくありません。
そこで私は、苔を使ってディッシュガーデンを作ってみることにしました。使った苔はアラハシラガゴケ。山苔として盆景などにもよく使われる種類ですから、これならお皿の上でも大丈夫です。苔といってもアラハシラガゴケはよく見ると一本一本がいかにも植物らしい形をしています。なかなかかわいい植物です。
使うお皿は何でも構いません。土は園芸用の黒土に赤玉土の細粒を混ぜた物を使いました。水はけを良くするためです。苔は、私は生えている所を知っているのでそこから採取してきましたが、園芸店で買ってもいいでしょう。そして植え付けます。
植え付け方には何通りかあるみたいですが、自然から採取してきた物は「蒔きゴケ」法が適していると思います。苔を手で揉むとばらばらになるくらいに乾燥させ、ばらばらになった苔をあまり重ならないように均等に用土の上に蒔いていきます。そのあと薄く目土をして軽く押さえておけば、しばらくすると根付きます。
マット状になっている苔のコロニーをそのまま移植する場合は、苔の塊が分厚いと蒸れやすくなるため、そのままごっそりと大きな塊で植えることは避け、小さく割って植えていきます。用土の上に置いて押しつけるようにして定着させます。
植え込みが終わったらじょうろでやさしく水を注ぎ、余分な水はお皿を傾けて流します。植え付けてしばらくは乾燥させないように注意しましょう。特に室内は乾燥しやすいですから、水やりとは別に時々霧吹きで霧を吹いたりしてやります。
ただし水を与えすぎると弱ってしまいますから、余分な水はお皿に溜めないことが大切です。完全に定着したようなら、徐々に水やりを減らし乾燥気味に育てていきます。その方が苔にとってはいい環境になるのです。水やりは一日おきくらいで大丈夫。霧は毎日吹いてあげましょう。
お皿の上のレイアウトはお好みです。丘のように用土を盛ってみたり、一部に苔のない真っ白な砂を配して変化を付けてみたり、真ん中に石を置いてみたりして、色々楽しめると思います。水切りでお皿を傾けた時に無理がないレイアウトを考えてください。模型の家などを置いてみてもかわいいです。
以上、植物に無理のないやり方で楽しめる苔のディッシュガーデンの一例をご紹介してみました。


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ミシュランコメント

ディッシュガーデンというしつらいもはじめて知ったのですが、そこからさらに考えを深めて、「苔」で小さな庭を作るという素晴らしい創意。すぐに作ることが出来るレポートも大評判でしたね! 石や模型のイエなどを配して楽しむのもすごく楽しそう。先日、TVで日本には「水石」(すいせき・自然の石を風景や動物の形に見立てて鑑賞するもの)の伝統があることを知りましたが、小さな水石を見つけて飾るのも素敵ですね!

 ★★(二ツ星)

「コップと色ガラスの小石を組み合わせて卓上照明」by id:momokuri3


適当な平べったい小箱の中に電池ケースを取り付け、上面に豆電球のソケットを取り付けます。そして水槽の底に敷くような透明な色ガラスの小石のような物をコップに満たし、逆さにして豆電球の上に被せると、なかなか幻想的な卓上照明の出来上がりです。


 ┌────┐

 │    │←透明なガラスの

 │ 豆電球 │  小石を入れたコップ

 │  ↓  │

 │ (⌒) │

┌┴─┴┴─┴┐

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逆さまのコップに満たすガラスの小石を変えると自由に雰囲気が変えられます。豆電球は定格3Vの物(一般の懐中電灯用)、電池はエネループの単三型を2本直列で使いました。電圧が2.4Vと少なめですが、明るさは十分です。こういうお遊び的な用途に使い捨ての乾電池はもったいないと思います。
豆電球は白熱灯ですから暖色系の色ガラスの方が合いますが、ブルー系の色ガラスの小石でもそれなりにいい感じになっています。
試しに白色のLEDも光源にしてみましたが、これは失敗でした。白色LEDは3原色全ての色のスペクトラムを満遍なく含む本当の白色光ではなく、LEDで表現できる波長の組み合わせで白く見せているだけですから、色ガラスを通した光はあまりきれいではありません。昔ながらの豆電球が一番いい結果となりました。
豆電球も発熱しますが、豆電球と色ガラスの小石の間にはある程度の空間がありますから、熱がこもって何かが起こるというようなことは考えなくても大丈夫のようです。
スイッチは側面に目立たない大きさのスライド型のスイッチを取り付けています。部屋の明かりを暗くして楽しんでみてください。


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★★ ミシュランコメント

何と普通のグラスを使ってオリジナルライトが作れるとは! こちらも面白い手作りアイデアに賞賛の声が集まりました。アイデアとともに創作実験ルポが素晴らしく、みなさん物作り心を刺激されたと感心しきりでしたね! キャンドル気分でほのかな明かりを楽しむ、また子供部屋やキッチンのナイトライトとしてもぴったり、と使い方のイメージもひろがって。これをヒントにガラスの彩りや模様付けもいろいろ楽しめそうです!

 ★★★(三ツ星)

「お皿で小鳥の水浴び場を作る」by id:Oregano


なんか今年はやたら暑くありませんか?こんな時は野鳥も水浴びをしたいでしょう。そこでベランダに置いて野鳥が呼べる、お皿を使った水浴び場を作ってみませんか。特に都会の場合、野鳥が利用できるような水場がほとんどありませんから、作ってあげると鳥がとても喜びます。
使うお皿は、そんなに深いお皿である必要はありません。軽くくぼんでいれば十分です。お皿の下に、良く洗った小砂利を薄く敷きます。こうしてやると足場がしっかりするので、小鳥は水浴びがしやすくなります。何も敷かないと足が滑ってしまって、小鳥は落ち着いて水浴びができません。小鳥の足がお皿に直に付かない程度に敷き詰めてください。
水はその小砂利がひたひたになる程度まで入れます。お皿の底から1cmくらい。小鳥は足が短いですから、それ以上深くしてしまうと、水浴び用には使ってもらえません。
置き場所は、ベランダなどが好適です。鳥は水浴びの時は非常に無防備になります。鳥自身そのことをよく知っていますから、外敵の心配があるような所では、安易な水浴びはしません。ですから、庭の地面などに置くよりも、ベランダなどにおいた方が、小鳥が来てくれる確率が高くなります。
その他の注意点は、常に水を清潔に保つことくらいでしょうか。一日一回は水替えをしておきましょう。
最初はこんな用意をしても、なかなか小鳥はそれを見つけてくれないかもしれません。でも一度見つけてくれると、すぐに常連さんになってくれます。脅かさないように、カーテンの蔭などからそっと見守ってください。小鳥が水浴びをする姿はかわいいですよ!
それに、エサを与えたりして小鳥を呼ぶと嫌がる人がいますが、こういう消極的なやり方なら、ご近所さんから苦情が出ることは少ないと思います。都会にも色々な小鳥がいますから、生き物好きの人はぜひ試してみてください。


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★★★ ミシュランコメント

お皿を使って小鳥たちのリゾートづくり、1枚のお皿からはじまる自然とのふれあい…これこそ〈イエはてな〉ならではの発想!と絶賛を博した素敵なアイデア。私もとても感動しました。足場のために小砂利を敷くことや、水の量なども、小鳥たちをよく知って愛しているからこその工夫なんですよね。小鳥の水浴び場が少ない街なかで、そしてベランダしかないマンションでも、小鳥と出会える…素晴らしい三ツ星メッセージです!

「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」


「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
テーマ「リブ・ラブ〈MYメモリアルアイテム〉スナップ」から、今日の一枚をご紹介!
id:asukabさん、ご投稿ありがとうございました。




祖母の思い出
たくさんがま口を持っていた祖母。紫色の好きな彼女だったので、中でもこのビーズ・パースには特別な思いを抱いてしまいます。皮製の万年筆は高校進学の際、贈ってもらったもの。ベージュ地にアヤメの柄が施されていましたが、長年の使用で見えなくなってしまいました。このアヤメもやはり紫。紫は祖母の色です。パールグレーのお財布は、最期まで使っていたものでした。ぱっちんと開くたびに、祖母の温もりを思い起こします。


スナップコメント
おばあちゃまと紫色。素敵なエピソードに心がふくらみました。
どんなにお洒落な方だったんだろうと想像しつつ、
asukabさんが今も大切にしてこうして語っておられるのを
きっと空の上で喜んでいらっしゃるだろうなって思いましたw
−ハザマ−


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