イエ・ルポ 2 #016 PickUp5



みなさまこんにちは、ハザマです。今日はみなさまへお礼とご報告を。この1カ月にわたり、〈イエはてな〉の語らいをより深めていくためのご意見やご提案をたくさん頂いてまいりました。頂いたメッセージすべてをひろげて検討し、やっといくつかの具体的な改善案をまとめました。8月からの実施に向けて、只今準備中です。みなさまには実施前に整理してご報告させて頂きますので、少しお待ち下さいませ。
このたびは、素晴らしいご意見の数々に、心から感謝を申し上げます。本当にどうもありがとうございます。これまでも、みなさまで一緒に考えながら少しずつ成長してきた〈イエはてな〉、約2年間の足跡を振り返っても感慨深いですよね。今回も、ほかにはない暮らし文化のコミュニティとして、大きなステップアップにしたいと思っています。これも、日々の暮らしを愛するたくさんのみなさまの存在があってこそ! これからも素敵な語らいの場づくりをご一緒下さいませ。どうぞよろしくお願いいたします!


さて、今日は“イエ・ルポ 2”#016のピックアップ賞のご紹介です。「ペットや動物がくれたものがたり」のテーマ、実にさまざまなルポが集まり、盛り上がりましたね! やっぱりペットたちとの思い出は鮮明に心に残って忘れられないもの。泣いたり笑ったりホッと和ませてもらったり、あったかく素敵なものがたりにハートがふくらんだ気がしますw 今回もみなさまの大切なエピソードをいっぱい、どうもありがとうございました!

イエ・ルポ 2 #016 ピックアップ賞

#016では「可愛い家族、ペットや動物がくれたものがたり」のテーマでご投稿頂きました。
このいわしだけでもう1冊の本になるほど多彩なエピソード、ご紹介したいものがあまりにもたくさん。「引越しの時・犬との対面」「コザクラインコを保護した三毛猫〈なつ〉」「3ケ月以上行方不明の犬が帰ってきた」「逃げたペットを探して、家族総出で家中を探す」「猫の恩返し」「イエの外に出たがらない野良猫」「1日だけの飼い猫」「やさしいカラスに励まされた話」「面倒をみてくれた犬」「子猫たちの誕生」「イエネズミ」「猫を拾っていった猫」「ジャンボコッコ」「小学校で飼っていた鶏」…。今いるペットや昔飼っていた子たちとのものがたりがさまざまで、一つひとつ絵本のように読ませて下さいました。「犬は家族の言い争いを止めてくれる!」「辛いときなぐさめてくえるペット」といった、まさに家族の一員としてのペットたちにありがとうのメッセージも心にしみましたよね。なかには、玄関ブザーの声マネをする九官鳥に「騙されてた」、なんていうエピソードに笑ったり、白い「巨大ねこ」の「おまんじゅう先生」がアニメのキャラクターのように思い描かれたり(笑)。一方で、「もう亡くなりましたが…」「辛い思い出に耐えるということ」「いなくなった動物たち」「命の尊さ、大切さ」をはじめ、ペットたちとのお別れの思い出には涙が止まらず…。でも、子供の頃からいろんなことを学ばせてくれた動物への思いやメッセージが、胸をじんとあっためてくれました。ほかにも、「壁にヤモリ」や、古いイエに住んでいるヘビの「守り神」のお話など、イエを守ってくれる動物の言い伝えのエピソードも面白くて、昔からのヒトとイエと動物のさまざまなつながりに思いをめぐらせました。


今回のピックアップ賞には、そのままマンガになりそうな楽しいお話「毎朝出勤してくる猫」、ペットとのスキンシップは大切!「意外な意義があった〈猫のお腹をマッサージ〉」、めずらしいペットのものがたり「山羊は拾得物。」、愛情があったかく伝わってきた「発育不全だったけど元気で長生きだったセキセイのサッちゃん」、そしてワンコの愛と悟りに感動した「クロの恩返し」を選ばせて頂きました。


読み終えてみると、テーマタイトルに「可愛い家族」なんて書きましたが、動物たちにどれだけたくさんの心をもらっていることか、私など逆にどれほど可愛がってもらってきたことか…。動物たちに敬愛の念をあらためて持った今回のいわしでしたw


»“イエ・ルポ 2”のプレゼントはコチラ

「毎朝出勤してくる猫」by id:canorps


勤めていた小さな会社で、黒い猫を飼っていました。
飼っていたといっても餌を上げ、営業時間中は会社に出入り自由という程度のものでしたが。
事務員さんの一人に会社から徒歩一分のところに住んでいる方がいて、その方は家で白猫を買っていました。
その白猫が毎朝8時半には会社に来て、鍵が開くのを待ちます。
夕方は定時に家に帰っていきます。
あるひ黒猫が鳩を狩っているのを目撃しました。
がその夕方鳩を誇らしげに持ち帰ってきたのは白猫でしたw。
白猫は鳩を所長の机の下に置きました。
猫からすると私たち社員をやしなってるつもりだったのでしょうね。


»このいわしのツリーはコチラから

「意外な意義があった〈猫のお腹をマッサージ〉」by id:iijiman


うちの猫は、お腹がふわふわしています。
気持ちがよいので顔を付けたり、手で撫でたりしています。
しかしこれには意外な効用が2つありました。
1つは、便秘のチェックと(少しだけ)緩和です。
この猫は生まれつき腰骨が1個足りなく(通常7個のところ6個しかない)、そのため脊髄から腸へ繋がる神経の出方に問題があって、便秘をしやすいということがあります。酷い便秘の時にはお腹を撫でると分かりますので、最悪の場合は動物病院に連れて行く、ということになります。しかし、今のところ療法食と、この「マッサージ」の効果?で、何とか自力で排便することが出来るようです。
http://jp.youtube.com/watch?v=YhUERxipsWo
そしてもう1つ。実は、こうやってお腹をマッサージしていたある日、しこりの感触を発見したのです。動物病院で診察してもらって、即、手術。精密検査の結果、幸い良性のものでありましたが、悪くなる前に発見することが出来ました。獣医さんも「よく見つけましたね」と驚いていました。
獣医さんによれば、動物の腫瘍の発見の第一歩は、よく「触ってみる」ことだそうです
ブラッシングやシャンプーをする時などに、次の場所をよく触ってみて、異常がないかチェックしてみるとよいそうです。
・リンパ節(頸部=あごの下、脇の下、ひざの後ろ、後ろ足の付け根)
・乳腺(女の子)
皆様の大切なペットが、どうか長生きしますように。


»このいわしのツリーはコチラから

「山羊は拾得物。」by id:koukame


ペットには戸籍がありません。
しかし、誰かが警察に届けてくれることで 「拾得物」としての届けでで再会出来る事があります。
動物がくれたものがたりというと山羊を思い出します。
私は以前、仕事で田舎で山羊を飼っていました。
しかし、ある日発情した山羊は出会いを求め、何と柵の下に大穴を掘って大脱走したのです。朝気が付いてあちこち探しまわりました。
なかなか見つからず、警察の電話を受けて、やっと発見したのがお寺の中。
どうしてか大分はなれたお寺の中に迷いこんだのでした。
お坊様が通報してくださったのでした。
到着すると「拾得物、持ち主が到着しました」との無線通話をしながら警官に案内され、お寺のものを特に破損などはしておらず、怪我もなく無事連れて帰りました。
しかし、翌日は、大きなお寺でしたから、山羊が「足跡」を付けた玉砂利を慣らしに、お寺のお掃除へ行きました。
せっせせっせとならしていると、「ありがとうございます」と、お供えを下さるお参りの方々。いやあ、違うんですと断るのがてれくさかったです。
・・・遺失物の愛しい山羊がくれたどうぶつ物語でした。


»このいわしのツリーはコチラから

「発育不全だったけど元気で長生きだったセキセイのサッちゃん」by id:SweetJelly


セキセイインコに雛が生まれました。みんな順調に育っていくかに見えていましたが、一羽だけ体がなかなか大きくならない子がいました。ほかの子に負けてしまって餌がもらえないのかと、人の手で餌を与えたりもして世話をしていきましたが、ほかの雛が大人と同じ羽根になっても、まだ雛の産毛のままのような状態でした。獣医さんに相談すると、何か先天的な異常を持っているのかもしれないと言われました。
でも、手間をかけて大切に大切に育ててきたので、とてもよくなついてくれました。
不思議なことに、育っていくうちに、顔にだけは大人の羽根が生えそろっていきました。首から上を見れば、立派な大人のセキセイです。でも体は相変わらず産毛のままで、大きさも羽根がない分、ずいぶん小さく見えました。そんな普通でない子でも、仕草は普通のセキセイと変わりません。くちばしと足を上手に使って鳥カゴの柵をくねくね伝って遊びますし、片足を伸ばして羽根を持ち上げて伸びもします。そういうのが、たまらなく可愛いんです。いつもカゴから出して、肩に乗せてあげていました。
小さいので、名前はサッちゃん。本当はサチコといいますが、ちっちゃいのでサッちゃんと呼びます(笑)。誰にも負けないくらい幸せになってほしいと名付けました。サッちゃんは体は発育不全でも、健康にはとても恵まれました。目立った病気もせず、一緒に生まれた兄弟姉妹と変わらない長寿でした。お世話になっていた獣医さんからは、普通はこういう子は短命なことが多いんだよ、この子は奇跡の子だったねとお言葉をいただきました。
私はサッちゃんと過ごした毎日の中で、色々なことを教えられました。サッちゃんは本当にかけがえのない存在でした。サッちゃんが見せてくれた命の輝きを、私は一生忘れません。


»このいわしのツリーはコチラから

「クロの恩返し」by id:mekishiko


私がまだ子供のころの話です。


うちの近所を1匹の黒い犬がうろうろしていました。
うわさによると、引越して行った近所の家族が
置き去りにして行ったとのこと。


とてもおとなしく、かわいい中型の雑種犬でいた。
その犬は、毎日、我が家の飼い犬のご飯を食べに来ていましたが、
うちの犬は、事情を察していたのか、自分のご飯を食べられても
まったく怒ることなく、むしろ分け与えていたように見えました。
真っ黒なので「クロ」と名前をつけ、みんなで
頭をなでたりしていました。 


さて、それから数日経ったある日、
隣のオヤジが、うろうろしているクロを見て、
「保健所に連絡する」と話していました。


子ども心にも、大変だ!と思って、新しい飼い主を探すことに。


結局、親戚が引き取ってくれました。
その親戚の家には当時10歳の子どもがいて、
散歩から何から一生懸命に世話をしてかわいがっていました。
私が遊びに行くと、とても喜んで飛びついてきて、
顔をペロペロなめてくる。そんな姿を見るにつけ、
保健所行きにならなくてよかったと思ったものです。


さて、あれから10年が経ち、親戚の子は成人を迎え、
クロはすっかり年をとりました。
でも、とても元気だったので、まだまだ長生きしろよ、
そう話しかけたばかりのある日、
クロが車にひかれて死んだとの連絡が入りました。


詳しい事情はわかりませんが、
なんでも、成人を迎えたばかりの親戚の子の身代わりになって、
車にぶつかっていったという。
散歩中の悲しい出来事でした。


動物はとても賢く、受けた恩はけして忘れないと聞きます。
10年前、あやうく保健所に連れていかれるところを引き取って
もらい、かわいがって育ててもらったクロ。
最期の事故は、きっとクロの恩返しだったのでしょう。


クロのおかげで命拾いした親戚の子は、
今では立派な社会人になっています。


»このいわしのツリーはコチラから

「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」


「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
テーマ「リブ・ラブ〈MYコレクション〉スナップ」から、今日の一枚をご紹介!
id:w83さん、ご投稿ありがとうございました。




懐かしきコレクション。
展覧会などのイベントの記念品として、絶対テレホンカード買っていました。飽きたら使えばいいしー、なんて呑気に思ってました。でも、今や携帯の時代。もうテレホンカードを使う機会がほとんどなくなりましたが、はじめての一人旅を記念するものもあるので、大事にもっていこう、と思ってます。


スナップコメント

あぁ、今やテレホンカードはちょっと懐かしい存在になりましたね…。
私も美術展ではかならず記念に買ってました。
やっぱり使うことがないので、そのまま大切にとってあります(笑)。
クオカードはたいてい使っちゃうんですけど、お気に入りの絵柄はとってありますw
−ハザマ−


»“リブ・ラブ・スナップ”今回のテーマはコチラから
募集期間中にご投稿頂いた方にもれなくはてなポイント300ptプレゼントいたします。
また、スナップ賞にはアマゾンギフト券3,000円分をプレゼントいたします。