イエ・ルポ 2 #015 PickUp5



みなさまこんにちは、ハザマです。早くも6月も終盤になりましたね。ちょうど1年の半分の区切りです。日本では6月の月末に「夏越しの祓い」をする習慣があるのだそうです。年末の「大祓い」に対する中間の祓いで、イエを清掃して気持ちもともに清める意味があるそう。暮れの大掃除とまではいかなくても、1年の後半を元気で気持ちよく暮らせますようにと願いをこめつつ、半日くらいお掃除するのもいいですよね。特に雨の時期はガラス窓拭きに最適!と、ここでも話題になってましたから、私も久し振りに拭き掃除をしようと思っています。キュッキュッ(^^)w


さて、今日は“イエ・ルポ 2”#015のピックアップ賞のご紹介です。「好きな叔父さん、お祖母さん、従兄弟たち」のテーマで、たくさんのユニークなルポが集まりました! ご親戚のなかでも大好きな、尊敬する人たちとのエピソード。読んでいくと、人のあったかいつながりとともに、実にさまざまな人生、人物像があるものだなと、人間の面白さに入り込んでしまいました。今回もみなさまの歩みの中の大切な物語を聞かせて下さって、本当にありがとうございました!

イエ・ルポ 2 #015 ピックアップ賞

#015では「あなたの好きな叔父さん、お祖母さん、従兄弟たち」のテーマでご投稿頂きました。
なかでも多かったのは、叔父さんのエピソード。「ダンディなおじさま(はぁと)」「船乗りの叔父さん」「趣味が共通のおじさん」「読む本を薦めてくれた伯父さん」「農家になった叔父さん」「格好の良い大叔父」「平凡な一庶民の暮らしがすてきな私の叔父」をはじめ、素晴らしいお話や思い出の数々。戦争のために「あったことがない叔父さん」のツリーでは悲しい往時の出来事を偲んだり、「大好きだった叔父さん」では、もっと感謝のお返しをしたかったという思いにじんとしたり…。次いで多かったのが従兄弟の話題。「夏休みは従兄弟と家でお泊り」「稀に見る純愛で嫁さんゲットの従兄」「元気になった従兄弟」…。「遠くに住んでいる従兄弟たち」のツリーでは、従兄弟は長いつきあいの大切な友達!という声が多くて素敵だったし、「従兄弟に子供ができました」のツリーにはいつものオメデトウ!のメッセージが集まって楽しかった! そして、今回のトップツリーは、「自慢のおばあちゃん」。手芸上手にはじまり、手料理、記憶力、庭仕事、暮らしの知恵など、あったかいおばあちゃん自慢が続々でしたね! 70歳を越えてもまだまだ働くおばあちゃんや、93歳でお元気なおばあちゃんのお話も、とても励まされる気持ちでした。このほかにも、「寡黙な祖父のムスッとした顔が愛に見えた日」「向上心のあるおばさん」「ぶどう酒を造ってくれた・おばぁチャン」「世話がかかるけど可愛い甥っ子」などなど、一つひとつ光景が浮かぶ小さなドラマがいっぱいでした。


ピックアップ賞には、私もこんなお従兄ちゃんが欲しい!「イトコのお兄ちゃん」、類い稀れなバイタリティに感動した「海を越えて飛躍する〈定年海外協力隊〉のおじさん」、頼もしさと大好きが伝わってくる「アニキと呼びたい従妹」、ショートストーリーで楽しませて下さった「やたら雄弁で、でもどこかが抜けている楽しい叔父さん」、そしてあたたかいまなざしが胸にしみた「佐賀のおばあちゃん」を選ばせて頂きました。


こうして見ると、小さい頃から家族だけでなくまわりの親戚のみんなとも一緒に育ち、育ててもらったんだなぁとひしひし。私もお嫁に行く時には一人ひとりに感謝の手紙を書きたい…と思いました。が、今のところ予定ナシ、いつになることやら…です(笑)。


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「イトコのお兄ちゃん」by id:CandyPot


私は一人っ子ですが、実の兄のように慕えるイトコがいます。一つのお菓子を二人で分けて食べ合ったり、私がやってしまった失敗をかばってかわりに叱られてくれたり、子供のころから本当に優しいお兄ちゃんでした。
今はほとんど会える機会はなくなってしまいましたが、それでも何かあると、一晩中でも電話に付き合ったりしてくれます。無料通話で夜明かしができるようにと、わざわざ私のために、使っているプロバイダまで変えてくれたほどなんですよ。え、Skypeとかでもいいだろうって?実は私は悲しくなるとお布団にもぐって丸くなってしまうクセがあるので、そういう時は携帯かコードレスの子機でないと通話できないんです。
小さなころは一緒にお風呂にも入ったし、一つのお布団で一緒に寝たこともありました。世界で唯一、私の全てを知っているのがお兄ちゃんです(きゃぁ)。そんなお兄ちゃんも、そろそろ結婚が決まるらしいです。ふぇーん、そうなったら一晩泣いてやる。もちろんその時の電話の相手もお兄ちゃんです。


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「海を越えて飛躍する〈定年海外協力隊〉のおじさん」by id:Fuel


このおじさんは親の従兄に当たる人ですが、住んでいる所がわりあい近かったことと、どこか普通の人と違う中年にしては若々しいタイプの人だったことがあって、私は中学生のころから、このおじさんの家にたびたび遊びに行っていました。
おじさんには子供がいなかったので、私が遊びに行くと、とても喜んで迎えてくれました。泊まりに行くと、決まって一晩話し明かします。伯父さんの話は過去の話も未来の夢も本当に面白く、全く世代がかけ離れている私の心をぐいぐい引き付けてくれました。
そんなおじさんが、定年直前に奥様を亡くされました。強い愛情で結ばれていた夫婦だったので、その時のおじさんは、周囲の者が見ていても、いたたまれなくなるくらいでした。
でもおじさんはそこから立ち上がって、また夢を語り始めました。その夢は、なんと海外に出ることだったのです。仕事で高い技術力を持っていたおじさんは、それを海外で生かしてみたいとの希望を持ち始めていました。
ある日おじさんは突然旅に出ました。突然国際電話がかかってきて、やぁ、今僕がどこにいるか当てたら小遣いをやるぞ、ただし現地通貨で、というのがおじさんの第一声でした。
今おじさんは、ある国の水の事業に携わっているそうです。国際貢献だよ、定年海外協力隊と呼んでくれと、第二の青春に突っ走っているようです。かっこいいおじさんです。


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「アニキと呼びたい従妹」by id:tough


従妹です。私より年下です。しかし、とにかく頼もしいやつなんです。子供のころ、親の実家に行った時が最初の出会いでした。真っ黒に日焼けした元気な男の子。それが従妹の第一印象でした。田舎育ちの従妹は本当にたくましく、私に色々な自然の中での遊びを教えてくれました。幼かった私は年上のアニキに連れられているようについて回っていました。
次に会ったのは小学校の高学年になった時でした。相変わらず日に焼けた肌の元気な姿でしたが、短かった髪はすっかり長くなって、どう見ても女の子です。最初は誰だかわかりませんでした。でもすぐにまた最初に会った時と同じように打ち解けられました。活発で気持ちがサッパリしていて、女の子だということは認識しましたが、姉貴と呼びたいような存在でした。
その後も定期的に会っていますが、今も従妹は、男らしい頼もしい存在です(笑)。見かけはすっかりかわいいお嬢さんですが、私が何か相談を持ちかけると、頼れるアニキのように本当に親身に受け止めてくれるのです。
でも、従妹はやはり年頃のかわいい女の子です。世間様では妹にしたいタイプで通っているようです。そろそろアニキにしたい存在なんて思っていると、一発殴られるかもしれません。また夏に会います。その時は徹夜で飲もう、な、アニキ(笑)。


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「やたら雄弁で、でもどこかが抜けている楽しい叔父さん」by id:TomCat


とにかく理想を雄弁に語るのが好きな叔父さんがいます。私もそういうのは結構好きな方なので、時々お招きを受けては、夜を徹して語り合ったりします。しかしこの叔父さん、どこか抜けた所があって、そこがまた面白いんです。たとえば冬にお招きをいただいた時はこんな感じでした。


叔父「・・・・で、だな、俺はこの『何々らしく』という決めつけがいかんと思うんだな」
私 「ふむふむ」
叔父「たとえば男は男らしく、女は女らしく、子供は子供らしくという、こういう限定された人間像しか求めようとしない社会では、進歩というものがないわけだ」
私 「あ、それは分かりますね」
叔父「だろ、よし、それじゃ今夜は絶対に『らしく』という言葉は使わないようにしようじゃないか、今この場から『らしく』を追放だ」
私 「わかりました、それでは今夜『らしく』と言ったら一回百円の罰金ってことで」
叔父「よし、それでいこう、で、続きだ、この国をより素晴らしくしていくためにはだな・・・・あ、あれ?あれれ?」
私 「・・・・」
叔父「この国をより・・・・すば・・・・すば・・・・ら・・・・し・・・・く・・・・あ゛ー!!」
  ・・・・・・叔父さん自爆・・・・・・


叔父「うは、うはははは、ま、ハンペン食え、大根もよく煮えてるぞ」
私 「あは、あはは、冬はおでんに限りますよね」
叔父「だろ、このゆで卵も味が染みてうまいこと、うまいこと。あ、すまん、そこの芥子くれる?」
私 「はいはい・・・・と・・・・あ・・・・」
叔父「え?え?」
私 「カ・・・・ラシく・・・・」
叔父「ぐ、ぐあぁぁぁっ」
  ・・・・・・叔父さん撃沈・・・・・・


と、こんな感じですw


でも、「理想とは理に叶った想いであり、それは実現可能な目標である。実現不能な空論は理想とは呼ばない、空想と呼ぶのだ」と強弁してはばからない若々しい叔父が、私は大好きです。


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「佐賀のおばあちゃん」by id:staples54


祖母の妹にあたる方が佐賀に住んでいて、両親が”佐賀のおばあちゃん”と呼んでいたので私達兄弟も倣ってそう呼んでいました。


とても穏やかで優しく、お会いするのを楽しみにしていました。祖母が早くに他界していたため、本当のおばあちゃんのように思ったりしていました。


兄弟3人とも小学校に上がるときにランドセルと文具をプレゼントしていただきました。


私はキキララの筆箱が大変気に入っており、手にとって眺めていたり
イエに帰ってくると消しゴムで鉛筆の墨など汚れを落とすのが日課でした。


自分の結婚式に出席してもらいたかったのですが体調上の都合で招待状を出せず・・・。結婚式が滞りなく終了し、訃報が飛び込んできた時にはとても悲しみました。でも、ずっと見守ってくれていたような気がします。


おばあちゃん、たくさんの思い出をありがとう。これからも見守ってくれたら嬉しいです。


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「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」


「今日の一枚“リブ・ラブ・スナップ”」
テーマ「リブ・ラブ〈MYコレクション〉スナップ」から、今日の一枚をご紹介!
id:hanatomiさん、ご投稿ありがとうございました。




とにかく籠物が大好きなんです。
部屋も、キッチンカトラリーもナチュラル系の籠が多いです^−^ 
この写真の籠は、リサイクルエコ紐で作って全部プレゼントした物です☆


スナップコメント

まるでお店に並んでいるような、プロ並みの手仕事に感動です!
どれもすべて、リサイクルエコ紐で出来ているとは思えない美しさ。
特にこの季節には目にも涼しくて素敵ですね。
写真のランチバッグを見て、またイエ・ピクニックしたくなりましたーw
−ハザマ−


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