ディア・ライフ #019 pickup5



みなさまこんにちは、hazamaです。先日の「祝5周年スペシャル」とそのピックアップ賞発表のダイアリーに、うれしいコメントをたくさんいただき、どうもありがとうございます! みなさまからの一つひとつのメッセージを、5年の重みとよろこびをかみしめる思いで読ませていただきました。「“リブ・ラブ・サプリ”日めくり」のご提案も、かねてより私も考えていたプランで、何らかのかたちで実現すれば本当にうれしいなと思っています! 何といっても〈イエはてな〉には、素敵な暮らしのサプリがどっさりためてありますからね〜。イエコト・アイデアも、これからもどんどん〈イエはてな〉から生み出していきたいですね!


#019 ピックアップ賞・ノミネート賞

さて、今日は“ディア・ライフ”#019のピックアップ賞・ノミネート賞のご紹介です。コンテンツ最終回となる今回は、「わが家のお気に入りの冬の光景」のテーマで、イエと家族の物語を書き綴ってくださいました。「ホットコーヒーと読書」「暖か毛布」「こたつとミカン」「白い息」をはじめ、みなさまのイエのあったかなシーン、冬のユニークなホッとタイムがいっぱい!


そんななかから今回も、それぞれに暮らしの文化や幸せが詰まったメッセージを、ピックアップ賞・ノミネート賞に選ばせていただきました。最終章を飾るにふさわしい、素晴らしいショート・エッセイの数々、じっくりと味読してくださいね!


*今回のピックアップ賞は、11月18日(金)の〈イエはてな Press Room〉の記事にてご紹介させていただきます。

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「どっさりリンゴのある風景」by id:tough


部屋中にリンゴの甘酸っぱい香りが漂います。父がリンゴをダンボールで買ってきたのです。「やっぱりリンゴは箱で買わなきゃな」。父はとても嬉しそうです。そして父は必ず言います。


「俺が子供の頃はまだリンゴは貴重品でね。箱で買うなんて普通のイエでは考えられないことだったんだよ」。
「あの頃、リンゴは木の箱に入っていた。そしてクッション代わりに籾殻が詰まっていて、その中からリンゴを取り出すというより掘り出すんだよ。憧れたなぁ」。
「でも空き箱は風呂の焚きつけにするくらいしか使い道がないから、八百屋に頼むと快く譲ってくれるんだ。中の籾殻も燃やして炭にして畑に撒くと土の改良になる。昔は何もゴミにしなかった」。
箱でリンゴが買える幸せを子供のように喜ぶ父。これがお約束の風景です。


こうして父のセレモニー(笑)が一通り終わると、箱は部屋の外に出されます。暖房の影響を避けるためです。かわってテーブルの上に篭が置かれ、その中にリンゴが数個入れられます。父はまたそれを手にとって、手拭いでキュッキュッと磨いていたりしています
「昔、子供なのに八百屋を切り盛りしている主人公のマンガがあってなぁ。その主人公はこうしてリンゴを磨いてピカピカにしてから店に並べるんだよ。ほら、いいツヤが出てきた」。
何十年も前に見たそのシーンが今も忘れられない様子です。


そのうち父は、さらに紅玉を探して買ってきます。小玉で酸味が強く生食には適さない感じですが、父の子供の頃の思い出の味は紅玉か国光だったとのことで、母も「やっぱりリンゴといったらこの味ね」と嬉しそうです。私は紅玉と聞いただけで、口の奥の方から酸っぱい唾がジュワッと出てきます(笑)。


こうしてわが家がリンゴで満たされると、母は決まって鼻歌で「赤いリンゴに唇よせて」と歌いはじめます。そして必ず「私が子供の頃にはもう懐メロだった歌だからね」と言い訳します。母の母がとても好きだった歌のようです。(「りんごの唄」サトーハチロー作詞、万城目正作曲)


私はリンゴの皮を剥きながら、はじめて一人で剥けるようになった時のことを思い出します。父に教わりながら、おっかなびっくり果物ナイフを使っていたあの頃。やっと剥けるようになって母に見せようとナイフを持ったら、「危ない!」と叱られてしまったのも懐かしい思い出です。


母は時々ウサギリンゴを作ってお皿に乗せて、私の前に差し出します。「お前は運動会の弁当にこれが入っていないと機嫌が悪くてね」、なんて言って私を照れさせようとします。


どうもわが家には、リンゴにまつわるプチ歴史が色々あるようです。そんな懐かしい話を色々と交えながらリンゴと共に過ごしていく冬。リンゴは本来、夏の終わりから秋にかけてが収穫期だと思いますが、父が箱で買ってくるのは決まって年末ですから、リンゴにまつわる風景が、わが家の冬の姿なのです。


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「障子の部屋に、とろとろ炭火がある風景」by id:TomCat


前にもちょっと書きましたが、わが家には障子の部屋があります。もちろん床は畳。そこに長火鉢を置いています。冬の休日は、長火鉢に炭が入ります。炭というのは一度着火したら一日中でもそのまま燃焼させ続ける使い方が基本です。とろとろ、とろとろ。ゆっくり長く燃え続ける。それが炭火の良さですね。だから、本当に炭火の良さが実感できるのは、一日中どこにも出かけない休日です。


火鉢の上には鉄瓶。土瓶でもいいですが、私が好きなのは鉄瓶です。紅茶などは金気を嫌いますが、日本のお茶には鉄瓶がよく似合います。だって、茶道の湯を沸かす茶釜も鉄ですからね。日本人には鉄瓶のお湯のうまさ、まろやかさを好む遺伝子があるんじゃないかと思うほど。鉄瓶で沸かした湯で淹れるお茶は格別です。


お茶の次は、おちゃけ、です(笑)。鉄瓶のお湯にお銚子を突っ込んでもいいですが、長火鉢にはお酒のお燗を付ける専用の道具が付いていますからそれを使います。私はアルコールはほとんどザルなので、普段は焼酎も割らずにコップでグイグイですが、この時ばかりは風情を楽しみたいですから、小さなお猪口でおっとっと。これで障子を開けたら雪景色、なんていうと最高ですが、閉め切った障子もまた冬の風情です。


いいお酒には、肴なんて要りません。でも、ちょっと都々逸なんか、うなっちゃいましょうかね。自作のカンカラ三味線を手元に引き寄せて、♪燃える火鉢に 思いをくべて あなた煙に 巻いてやる〜♪なんてね(新作即興都々逸 by私w)。


あ、お腹が空いてきました。こんな時はサラッとお茶漬けに限ります。おちゃけ、飲んでますしねw 干物でも焼きましょう。もちろん火鉢で。お茶はもちろん火鉢の鉄瓶。海苔は、長火鉢ですから引き出しがあり、その中に入っています。あとは梅干しでも持ってくれば素敵なお茶漬け。冬は「こたつむり」なんていってコタツから一歩も出ないで過ごす人がいますが、長火鉢も結構それだけで過ごせてしまう優れ物なんですよ。あー、干物で茶漬け、うめ〜。


着る物はわりと厚着です。和服を楽しむ時も、実は下には結構着込んでいます。炭火は輻射熱でホカホカ体が温まりますが、換気はしっかりしないと一酸化炭素中毒でえらいことになりますから、部屋の空気はあまり温まらないんですね。でも、そういう低気密がいいじゃありませんか。部屋の中で炭火で干物を焙っても、その臭いが気にならない暮らし方。これは自由ですよ〜。また部屋から出た時の温度差で脳血管障害が起きるなんていうリスクも減りますから、自由で安全でヘルシーな昔ながらの暮らしに、ちょっと近付きます。


おや、日が暮れてきました。冬は早いですね〜。行灯・・・・は無いので、かわりにフロアライトを灯しましょう。天井の主照明は要りません。灯りを傍らに寄せると、とても暖かな感じ。部屋全体は暗いですけどね。闇ではありませんから、陰に籠もった冷たさはありません。むしろ落ち着く、心がほっこりする、そんな陽の気を感じます。


障子をちょっと開けて、街灯りを眺めます。夕暮れの街というのも温かいですね。家々の灯りの一つ一つに人々の暮らしがある。そうした温もりに触れる冬のひとときというのもいいものです。


にゃ〜ん、かりかりかり。おっと、猫達が私を呼んでいます。ちょっと火鉢の部屋でくつろぎすぎてしまったようです。わが家では安全のため、猫は炭火を使っている部屋には立入禁止。何事も念のため、猫の安全第一ですからね。


最近のうちの猫達は、歳を重ねて落ち着いてきたので、昼間はずっと寝てばかり。でもさすがは夜行性。日が暮れると、こんなふうに猫の時間が始まるんですね。ごめんごめん、今行くよ〜。こうして猫を膝に抱えて過ごす「わが家のお気に入りの冬の光景」の第二ラウンドが始まります。


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「みんなでより固まって『冬ごもりごっこ』」by id:Cocoa


子供の頃、大好きだった遊びが『冬ごもりごっこ』でした。きっかけは茶色のカーテン。「あ、冬の森の色だね」。そのカーテンが登場した日、私がそう言ったのです。「そうねぇ、じゃぁ、森のリスになった気分で『冬ごもり』しようか」。


母が毛布を持ってきてくれました。二人でそれにくるまると、すごくあったか。私は頭も毛布の中に潜り込ませました。うわぁ、本当に木のうろの中にいるみたいです。母の体に頭をもたげて、ちょっとウトウト。とても幸せな時間でした。


どのくらいの時間がたったでしょう。それはとても長い時間のように感じられましたが、実際は短かったのかもしれません。とにかく毛布から頭を出すと、母がポットで紅茶を淹れてくれていました。母がそんなふうに動いたから起きちゃったんですね。


「ミルクティーも冬の森の色よ」「あ、ミルクは白、雪の色も入ってこの色になるんだ」。雪が降らない地域でも秋冬は景気の色を変えていきますが、私はその秘密を発見したと思いました。この大発見ですごく興奮して、フンフン鼻息を鳴らしながら紅茶を飲んでいたそうです。


テーブルの上にはクッキーの入った蓋付きの菓子器もありました。「リスは木の実を土に埋めておくのよ。後で食べられるように」。私は菓子器の蓋を閉めて「じゃこれで土の中」。蓋を開けてクッキーを取り出して「掘り出した」。リスになったつもりで、前歯でカリカリ食べました。


温かいミルクティーとクッキーでお腹が満たされると、またおねむになってきました。冬ごもりの毛布は温かく、私は二度目の冬眠モードに入ったと思います。


冬ごもりごっこが大好きになった私は、時々母にねだりました。父にもねだりました。親子三人でむりやり一つの毛布にくるまって楽しんだこともありました。こういうスキンシップの温かさが、寒い冬を大好きな季節に変えてくれました。


ある程度大きくなるとこの『冬ごもりごっこ』は途絶えてしまいましたが、最近またダブルサイズよりさらに大きな毛布を見つけて手に入れたことから、大人になって復活しています。「冬ごもりしよ」。私が声をかけると、母は喜んで紅茶やクッキーの用意もしてくれます。父に言っても照れてなかなか応じてくれませんが、私と母が毛布にくるまっている横に座って、一緒に冬ごもりしているつもりになってくれているようです。
「お父さん、みかん持ってきて」「はいよ」。なかなか便利な冬ごもりサポーターにもなってくれます。


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酒粕のある冬」by id:Fuel


父が酒粕を買ってきます。酒粕を買ってくるのは常に父。お酒に銘柄の好みがあるように、酒粕の味も一つじゃないんですね。父は意外に酒粕の違いが分かる男なのです。これを使ってまずは甘酒。酒粕をすり鉢で当たってから作ると滑らかな口当たりです。


時間がある時は水で伸ばして一昼夜置きます。これがわが家のちょっと特別な流儀。酒粕にはたくさんの酵母が生きていますから、あら不思議、こうしておくとプクプクと発酵が再開されるんです。これを温めて砂糖を適宜。沸騰直前で火を止めると、わが家流スペシャル甘酒のできあがりです。おいしいですよ〜。


これを湯飲みに注ぎ、みんなですすります。東を向いて笑う初物とは違いますが、みんなの顔が笑顔になります。子供のころからこれが大好きでした。もちろん誰よりもうれしそうなのは、酒粕を買ってきた父。そんな父を見て目を細める母も幸せそうです。寒い冬にはこういう家族の温かさもうれしいですね。


次なるお楽しみは粕汁です。子供時代はそんなにおいしいと思った記憶はありませんでした。普通の食事の味噌汁の代用品といった感覚です。でも最近はこれが本当にうまいと思うのです。粕汁があると、夜道で冷え切った体もホカホカですね。


粕汁には鮭が欠かせませんが、それにも増して、里芋、大根、人参、ゴボウ、ネギといった野菜類も大切です。あ、みな土の下に出来る物ばかりですね。地上部に育つのはネギの青い所だけです。粕汁が体を温めてくれる秘密は、もしかすると土の中に出来る野菜ばかりという所にもあるのかもしれませんね。


白い粕汁の中の真っ赤な人参が何とも言えず色鮮やかです。クリームシチューの人参もそうですが、粕汁にはトロ味がないですから、お椀の中でいっそう鮮やかに映えています。


酒粕は焙って食べるという方法もあります。昔は石油ストーブで焙りました。焦げ目がつくまでじっくり弱火で焼いていくのがポイントです。アルコール分を全て飛ばしてしまうつもりで、できるだけ弱火で焙っていくのがお勧めですね。ちょっと楽しい冬の素朴なオヤツです。


これと似た発想で、パンに塗って焼くという楽しみ方もあります。おそらくこれは珍しい食べ方だと思います。酒粕に塩少々を加えて練った物をバケットなどに塗りつけてオーブントースターで焼くのですが、酒粕も発酵食品ですから、パンに良く合うんです。


最近うまいなぁと思いはじめているのが粕漬けです。わが家では同量の酒粕と味噌を合わせ、すり鉢ですり混ぜながら、トロッとした状態になるまで清酒を加えてすり伸ばして漬け床としています。これに何を漬けるのかというと、うちでは主にゴボウや人参。粕漬けは魚が主流だと思いますが、わが家は野菜なのです。


根菜類は漬ける前にサッと茹でて、粗熱を取ってから漬け込みます。あ、ゴボウも人参もあらかじめそのまま食べられる大きさに切ってから漬けますね。短冊とか輪切りとかにして。


何回か漬けて水っぽくなった漬け床は、料理の味付けなどに使い回されます。たとえば厚揚げを切って炒めて漬け床をまぶしてジュー、とか。これがうまいんですって。ほんとに。


こうして酒粕が無くなると、頃合いを見計らってまた父が酒粕を買ってきます。父が酒粕を買ってうれしそうに帰ってくるその年最初の日。それがわが家の冬の始まり…なのかもしれません。


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「寒いベランダで流星祭り」by id:Oregano


冬にも流星群がやってきます。まず、11月を冬と言っていいかどうかは迷うところですが、11月中旬にやってくる「しし座流星群」。これは、過去何度もすごい数の星の雨を降らせた名物流星群です。今年の見ごろは11月17日〜18日未明です。もうすぐですね。


続いて12月上旬から飛来しはじめ、月半ばころに極大を迎える「ふたご座流星群」。これも毎年多くの流星を見せてくれる流星群です。輻射点となるふたご座はこの時期天頂付近を通りますから、その意味で観測しやすい流星群とも言えます。


その後はクリスマスのあたりにやってくる「こぐま座流星群」。これはちょっと見え方が気まぐれですが、すぐに「しぶんぎ座流星群」がやってきます。当たり外れが大きい流星群ですが、当たり年ならかなりの数の流星が流れます。


このほか、ちょっと地味な「かみのけ座流星群」なんていうのもありますが、とにかく冬もこうしたすてきな天体ショーが次々やってくるんです。うちは父も母も夜空が好きですから、流星が一番多く流れる極大日が近付くと、ちょっとわくわく。


お天気は、冬型の気圧配置になると太平洋側は晴れの日が多くなりますから、あまり心配はありません。翌日も仕事があることが多いですから、あまり夜更かしは出来ませんが、とにかく寒さも何のその。みんなベランダに集まります。ベランダでは夜空の半分しか見えませんし、市街地ですからさらに星の見え方は悪くなりますが、とにかく流星の降っている夜空の下に出る、見えようが見えまいが流れ星をイメージする、そういう夜を過ごしたいんですね。


手に手にコーヒーカップを持って、それをすすりながら夜空を眺めます。コーヒーカップといっても、中身はたいてい甘酒。これが温まっていいんです。もう毎度のことですから「見えた?」「見えた」なんていう会話はほとんどありません。ただ黙って夜空を見上げます。


去年からこのベランダ流星観測に、こちらでご紹介した褞袍(どてら)が加わりました
http://q.hatena.ne.jp/1292994072/277910/#i277910
家族お揃いの褞袍を羽織ってベランダで夜空を見上げる。深夜ですからご近所の目はありませんが、もし見られたら、なかなか傑作なビジュアルではないかと思います。


もちろん褞袍作りに参加してくれた、上京中の親戚の女の子も加わるようになりました。彼女はまだ流星が珍しくてたまらないお年頃ですから(笑)、「ほら、飛んだ」「え?どこどこ?」「あの辺から向こう側に」「えー、見てなかった」と大騒ぎ。父に「しーっ、もう夜遅いんだから」と言われてしまうこともしばしばです。やっと見えるとまた大騒ぎ…したいのをぐっと堪えて、手をバタバタさせて態度だけで大騒ぎ。先ほど私たちはただ黙って夜空を見上げるだけと書きましたが、本当は流れ星が見えると、私も、少なくとも寒さを忘れるくらいは興奮します。


流星群は季節を問わず色々やってきますから、特に冬だけという物ではありませんが、オリオンの独特の星の並び方を見ながら、甘酒のカップを両手で抱えて夜空を眺めるのはこの季節だけ。暗闇の中で何も語らず、でも同じ夜空を見上げている。これは、やってみると、とても幸せなひとときです。こうして冬の夜が更けていきます。


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「冬になると猫が布団に入ってくる、そして朝、顔を出している」by id:iijiman


気温が下がってくると、我が家の猫、朔が、布団に入ってきます。
猫の体温は人間より高め。朔は猫の中では体温が低いようなのですが(37度台。大家さんのイエには、平熱が39度ある猫が居ます)、ふわふわしていて暖かいです。ああ、やっぱり生き物っていいな、生きているっていいな、と、ふと思ったりします。こんな小さな体なのに、ちゃんと魂が入って、生きて、一緒に暮らしているんだなあ、と。
実は、私は猫と一緒に暮らすのは、朔が初めてなのです。・・・続きを読む

「家族で囲む水炊き鍋&湯豆腐」by id:chairs


寒くなってきたので既に私の家では始まりつつある冬の光景の一つ。
ガスコンロを用意して、家族で水炊きと湯豆腐を楽しみます。
もう毎年のように恒例となりつつ、これが始まると、あっ!冬が来たな…いよいよだ!と思わさせられるのです。
水炊きは骨付きの鶏肉とむね肉を用意し、水から炊いていきます。
まず、水を鍋にはり、昆布を入れ、お肉もここで入れます。
途中、アクが出てきますのでこれを丁寧に取り除きます。・・・続きを読む

「温まる食べ物、「鍋」」by id:yk1997kobba


冬になってくると鍋が食べたくなります。
僕の家族は鍋が好きなんです。野菜を入れたり、お肉をいれたり、お豆腐を入れたり、色々具材を入れてやっています。
以前(去年の2月、とても寒い時期)、一週間毎日夜はお鍋っていう日がありました。もちろん日にちごとに内容も色々変えてアレンジしたりどこかの県の郷土料理鍋を作ったり、ヘルシー(すぎる)鍋を考えて見たり。そんなことばっかりやっていくうちに1週間すぎて、まあ飽きませんでした。・・・続きを読む

「おばあちゃんのけんちん汁」by id:ekimusi


我が家の冬の定番メニュー!、それは祖母直伝のけんちん汁です。


霜が降りだす頃、祖母がけんちん汁を作ってくれたのが懐かしい想い出になっています
小柄で細身の祖母でしたが、けんちん汁を作る姿はとても豪快でした。


あらかじめ水気を切った豆腐を油がはねる大鍋に投げ入れるようにして崩し、カラカラに炒めます。・・・続きを読む

「豆炭あんかの思い出」by id:offkey


冬は外の寒さを凌ぐための暖かいものがたくさんあるので、お気に入りの光景をいろいろと思い出します。そんな中でひときわ印象深いのは、豆炭あんかのこと。小学生の頃たった数年しか使っていなかったのですが、その温かさと豆炭あんかを使っていての思い出は今でも懐かしく思い出されます。


夕方になると母が豆炭を用意して火バサミを使ってストーブの中に入れます。・・・続きを読む

「石油ストーブが赤く灯る夜」by id:SweetJelly


わが家にあるのは古典的な反射板の付いた石油ストーブ。火を点けると真っ赤に灯ります。子供の頃はまだこれが主要な暖房器具でした。もう部屋にエアコンは付いていましたし、当然暖房も出来たはずですが、まだ電力を暖房に使ったらもったいないと考える時代だったのでしょう。


もちろん私は、冬と言ったら石油ストーブというイメージでした。寒い時の温かさはイコール幸せ。ですから私は石油ストーブが大好きでした。・・・続きを読む

「一段の鏡餅by id:maruiti


毎年年末になると親戚一同が実家に集まり、餅つき大会が開催されます。
仕事が休みで行けた時には搗く方に参加するものの、腰痛の持病があるため大抵は2〜3臼もついたら餅を丸める側に回ります。


搗きあがった餅を伯母が適量をちぎって餅取り粉を敷いたシートの上にポンポン投げていくのを、妻といとこと一緒に丸めて箱に納めていきます。・・・続きを読む

「冬の庭の土作り」by id:YuzuPON


狭い庭ですが、その一角をちょっとした菜園にしているわが家では、冬の土作りが欠かせない行事の一つになっています。取りかかるのは、昼間でも寒風が頬を刺すような本当の冬。父と私は作業着姿になって、元気良く庭に出ます。
「ひょぉぉぉぉ」
北風の音のような声が思わず出てしまう寒さ。これが大切なのです。これから土を寒ざらしを行うのですから。・・・続きを読む

「わが家の冬のお楽しみ」by id:sumike


小さい頃、冬になると従兄弟とおばあちゃんのイエで柚子狩りをするのが恒例常時でした。
ただし木にはトゲがあり、高いところに実がなるため大人が脚立に乗って大きな枝切りはさみで切り取ったのを、私たち子どもはカゴを持って回収に回ります。
大きな箱に山になるくらい採れた柚子を皆で山分けてして帰りました。


収穫した柚子は母の手によって柚子味噌や柚子茶、そして柚子の汁をただ搾った柚子ジュースの瓶がつくられました。・・・続きを読む

「たまの雪の日のわが家の風景」by id:momokuri3


東京ではめったに雪が降りませんから、降ると特別な日になります。特に父は子供みたいに雪が大好き。雪の朝は誰よりも早く飛び起きて庭に出ます。私が続いて庭に出ると、決まって父は雪玉を投げてきます。そして始まる雪合戦。狭い庭ですが、子供の私にはとても楽しい時間でした。父は私が大人になっても同じように雪玉を投げてきます。いつまでも童心を忘れない人というか、子供っぽい人というかw。でも、今の私も庭での雪合戦が大好きです。・・・続きを読む